臭気判定士とは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!


臭気判定士とは、嗅覚測定法のオペレーターに与えられる国家資格です。臭気環境分野では初めての国家資格となっています。公益社団法人におい・かおり環境協会が資格の認定を行っています。臭気判定士になるには、臭気判定士試験の筆記試験と嗅覚検査に合格し、臭気判定士免状の交付を申請する必要があります。臭気判定士試験は受験日において18歳以上であれば受験でき、2018年から2021年に実施された臭気判定士試験の平均合格率は27.4%です。

臭気判定士とは

臭気判定士とは、嗅覚測定法を行うための国家資格です。臭気環境分野では初めての国家資格となっています。公益社団法人におい・かおり環境協会が資格の認定を行っています。

においの測定方法には分析機器による測定法と人の嗅覚を用いる嗅覚測定法の2通りあります。臭気判定士(臭気測定業務従事者)とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する、臭気環境分野で初めての国家資格です。全国で12,000件(令和元年度苦情件数)以上も発生している悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのにおいを測定するのが主な仕事です。自治体からの委託を受けるためには必要な資格です。

引用元:国家資格「臭気判定士」 公益社団法人におい・かおり環境協会

臭気判定士になるには

臭気判定士になるには、臭気判定士試験の筆記試験と嗅覚検査に合格し、臭気判定士免状の交付を申請する必要があります。

筆記試験に合格しただけでは、臭気判定士になれません。

嗅覚検査では5種類のにおいの有無を判定する検査が行われるため、鋭敏な嗅覚が求められます。

仕事内容

臭気判定士の仕事は、工場や事業所から排出されるガス等のにおいを数値化することです。

他にも、ホテルの部屋のニオイの原因調査やシャンプーやデオドラント商品の開発などを行うこともあります。

年収

Indeed(インディード)によれば、臭気判定士を含めた環境測定の平均年収・給与は、約330万円です。(2022年5月時点)

臭気判定士試験

臭気判定士試験では、筆記試験と嗅覚検査が実施されます。

筆記試験と嗅覚検査はどちらを先に受けても問題ありません。ただし、嗅覚検査の合格証書については有効期限が1年間です。

筆記試験と嗅覚検査の両方に合格すると、臭気判定士免状の申請が行えます。臭気判定士免状の申請はいつでも可能です。

臭気判定士免状の有効期限は交付日から5年間です

臭気判定士試験の申し込みは、におい・かおり環境協会のホームページで行えます。

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臭気判定士試験について(受験案内,受験申請書はこちら) | 公益社団法人におい・かおり環境協会
試験科目嗅覚概論、悪臭防止行政、悪臭測定概論、分析統計概論及び臭気指数等の測定実務の5科目受験資格受験日において18歳以上(学歴、実務経験を問わず)臭気判定士試験の実施時期毎年1回実施。日程は例年、年度末または年度初めに公表されます。受験手数料18,000円(非課税)※領収書の発行についてダウンロード受験案内および受験...

試験日程

臭気判定士試験は、年に1回、11月に実施されます。

例えば、2022年の試験日は11月12日(土曜日)です。

合格発表は、におい・かおり環境協会ホームページ上と郵送で行われます。

試験地

東京都・愛知県・大阪府

受験料

  • 筆記試験:18,000円(非課税)
  • 嗅覚検査:9,000円(非課税)
  • 臭気判定士免状の交付申請費用:3,500円(非課税)
  • 免状の更新費用:3,000円(非課税)

受験資格

臭気判定士試験は、受験日において18歳以上であれば受験できます。

学歴や実務経験は必要ありません。

試験内容

試験方式:マークシート方式(多肢択一又は数値解答)

試験科目:
①嗅覚概論、②悪臭防止行政、③悪臭測定概論、
④分析統計概論、⑤臭気指数測定実務

合格基準

臭気判定士試験の合格基準は、試験終了後に臭気判定士試験委員会が決定します。

2021年の合格基準は以下の通りです。

(1)総合得点率70%以上
(2)各科目別最低得点率 33%以上
ただし「臭気指数等の測定実務」については、問31~38の8題(多肢択一)は33%以上、問39~問44の6題(数値解答)は66%以上とする。

合格率

2018年から2021年に実施された臭気判定士試験の平均合格率は、27.4%です。

また、臭気判定士試験で行われる嗅覚検査の合格率は、約95%となっています。

受験者数 合格者数 合格率
2021年 483 140 29.0%
2020年 472 146 30.9%
2019年 505 125 24.8%
2018年 522 132 25.3%
1,982 543 27.4%

臭気判定士試験の勉強方法

臭気判定士試験の勉強方法は、におい・かおり環境協会ホームページで販売されている参考図書を熟読し、過去問を繰り返し解くことです。

◆参考図書

  • 嗅覚概論
  • ハンドブック悪臭防止法
  • 初心者のための統計学
  • 臭気の嗅覚測定法
  • 嗅覚測定法マニュアル
  • 気体排出⼝における臭気指数規制マニュアル

過去問

臭気判定士試験の過去問は、機関誌「におい・かおり環境学会誌」に掲載されています。

におい・かおり環境協会ホームページで840円で購入できます。

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臭気判定技術講習会

独学に自信がない場合は、臭気判定技術講習会の受講をおすすめをします。におい・かおり環境協会によれば、独学で勉強する人と、臭気判定技術講習会に参加した人は同じくらいだそうです。

臭気判定技術講習会は、におい・かおり環境協会が臭気判定士を目指す人のために実施している初心者向けの講習会です。臭気判定技術講習会を受講しても、臭気判定士資格が取得できるわけではありません。

講習内容は以下の通りです。

  • 統計学の最低限必要な基礎知識
  • データの基本構造
  • 統計的処理する際の例題解説
  • 悪臭防止法の内容や臭気判定士の役割
  • 臭気発生源及び防止対策に関する基礎知識
  • 機器分析、嗅覚測定に関する知識
  • 特定悪臭物質や臭気指数等の考え方
  • 嗅覚測定法に関する全般的な知識
  • 臭気判定士の作業内容と安全管理
  • 嗅覚の仕組みと嗅覚の基本的な特性
  • におい物質の特性とにおいの役割
  • 実際の問題数に合わせて、過去問題より演習
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