ボイラー技士試験


免許の取得には試験に合格し、かつ一定期間以上の業務経験や要件が必要になります。 ボイラー技士の仕事として安全にボイラーを運転することも大事な業務ですが、その他にも、燃焼効率の向上やコストダウンといったことも求められるケースがあります。 大きなビルには必ずボイラー技士が必要なので需要は高い仕事です。

ボイラー技士試験の概要

政令で定める一定の業務については、ボイラー技士免許を取得したものでなければ業務に就かせてはならないという就業制限が設けれられています。
ボイラー技士の合格者は、級の区分分けはなく、全てのボイラーを取り扱うことができます。ただし、ボイラー技士取得者を統括する立場の作業主任者の選任には、各区分に応じた級を取得する必要があります。

ボイラー技士試験の受験情報

区分 特急ボイラー技士 一級ボイラー技士 二級ボイラー技士
受験資格 ①一級ボイラー技士免許を受けた者
②大学又は高等専門学校においてボイラーに関する講座又は学科目を修め卒業した者で、その後2年以上の実地修習を経たもの
③エネルギーの使用の合理化に関する法律第9条第1項のエネルギー管理士(熱)免状を有する者で、2年以上の実地修習を経たもの
④海技士(機関1、2級)免許を受けた者
⑤ボイラー・タービン主任技術者(1種又は2種)免状を有する者で、伝熱面積の合計が500m2以上のボイラーを取り扱った経験があるもの
①2級ボイラー技士免許を受けた者
②次大学、高等専門学校、高等学校又は中等教育学校においてボイラーに関する学科を修め卒業した者で、その後1年以上の実地修習を経たもの
③エネルギーの使用の合理化に関する法律第9条第1項のエネルギー管理士(熱)免状を有する者で、1年以上の実地修習を経たもの
④海技士(機関1、2、3級)免許を受けた者
⑤ボイラー・タービン主任技術者(1種又は2種)免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験があるもの
⑥保安技術職員国家試験規則による汽かん係員試験に合格した者で、伝熱面積の合計が25㎡以上のボイラーを取り扱った経験があるもの
なし
※ただし、本人確認証明書の添付が必要です。
試験科目 各6問出題
・ボイラーの構造に関する知識
・ボイラーの取扱いに関する知識
・燃料及び燃焼に関する知識
・関係法令
各10問出題
・ボイラーの構造に関する知識
・ボイラーの取扱いに関する知識
・燃料及び燃焼に関する知識
・関係法令
出題形式 記述式 五肢択一式
試験時間 4時間 3時間
合格基準 科目ごとの得点が40%以上で、かつ総得点が60%以上で合格

ボイラー技士試験 試験で問われるもの

試験で問われる試験科目は、各級とも「ボイラーの構造に関する知識」、「ボイラーの取扱いに関する知識」、「燃料及び燃料に関する知識」、「関係法令」となっています。これらの試験対策には他の試験と同様に、過去問や解説集で勉強が有効です。
ボイラー技士試験ではボイラーに関する幅広い知識が問われることになりますので、短時間で効率よく学習することのできるテキストを選択をしましょう。

ボイラー技士試験の過去出題問題のサンプル

平成22年度 7-12  一級ボイラー技士試験(抜粋)

【問 3A】

水管ボイラーの構造及び特徴に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1)給水及びボイラー水処理に注意が必要で、特に高圧ボイラーでは厳密な水管理が
   求められる。
(2)伝熱面積当たりの保有水量が少ないので、起動から所要蒸気を発生するまでの
   時間が短い。
(3)炉壁に用いられる水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を吸収し、高い蒸発率を示す
   放射伝熱面になる。
(4)高温高圧ボイラーでは、本体伝熱面が水冷壁管だけからなり、接触伝熱面が全く
   ないか、あるいはわずかしかない放射ボイラーの形式をとる。
(5)大容量ボイラーには、一般に蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形の形式が用いら
   れる。

【問 6A】

ボイラーの附属設備及び附属品に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1)沸水防止管(アンチプライミングパイプ)は、多数の穴のあいたパイプで、上部から
   蒸気を取り入れて水滴を下部の穴から流すようにしたものである。
(2)脱気器は、給水中の酸素など溶存気体を取り除くために、給水ポンプの吸込み側に
   設ける。
(3)デミスタは、金網を重ねたものに蒸気を通し蒸気中の水分を分離する装置で、気水
   分離器の一種である。
(4)給水加熱器は、排ガス熱を回収して、給水の温度を上げる装置で、熱交換式が広く
   用いられる。
(5)エコノマイザの設置による通風抵抗の増加は、空気予熱器を設置する場合より少ない。

【問 13A】

安全弁の調整に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1)最高使用圧力の異なるボイラーを連絡している場合の安全弁の調整は、最高使用
   圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
(2)吹出し圧力が設定圧力より低い場合は、一旦ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度
   まで下げ、調整ボルトを締めて吹出し圧力を上昇させる。
(3)蒸気が過熱器に流入しすぎて過熱器が焼損することを防ぐため、過熱器の安全弁より
   ボイラー本体の安全弁が先に作動するように調整する。
(4)エコノマイザの出口に取り付ける安全弁(逃し弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い
   圧力で作動するように調整する。
(5)安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。

【問 18A】

給水中に含まれる酸素、二酸化炭素などの溶存気体を除去する方法に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1)膜脱気法は、高分子気体透過膜の片側に水を供給し、反対側を真空にして、溶存
   気体を除去する方法である。
(2)真空脱気法は、水を真空雰囲気にさらすことによって溶存気体を除去する方法である。
(3)加熱脱気法は、水を加熱して、酸素、二酸化炭素などの溶存気体の溶解度を減少さ
   せて除去する方法である。
(4)窒素置換脱気法は、ミキサーなどで水に窒素を吹き込むことにより、酸素の分圧を
   上げて、溶存酸素を除去する方法である。
(5)化学的脱気法は、脱酸素剤としてタンニンや亜硫酸ナトリウムなどを用いて、溶存酸素
   を除去する方法である。

【問 5B】

液体燃料の噴霧式燃焼法に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1)重油の粘度を下げることによって噴霧による油の微粒化が容易になる。
(2)バーナで噴霧された油は、送入された空気と混合し、バーナタイルの放射熱により
   加熱され徐々に気化し、着火温度に達して火炎を形成する。
(3)油滴は、バーナタイルから離れた位置で急激に気化し、それ以降は固形残さ粒子が
   分解し、完全に気化燃焼する。
(4)重油の温度が高すぎると噴霧状態にむらができ、いきづき燃焼となる。
(5)重油の温度が不適切な場合や通風が弱すぎる場合は、火炎に火花が生じやすい燃焼
   となる。

【問 12B】

ボイラーの検査及びボイラー検査証に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
(1)落成検査は、構造検査又は使用検査に合格した後でなければ受けることができない。
(2)落成検査に合格したボイラー又は所轄労働基準監督署長が落成検査の必要がないと
   認めたボイラーについては、ボイラー検査証が交付される。
(3)ボイラー検査証の有効期間は原則として1年であるが、性能検査の結果により1年
   未満又は1年を超え2年以内の期間を定めて更新されることがある。
(4)ボイラー検査証の有効期間を超えて使用を休止していたボイラーについては、使用を
   再開する前に性能検査を受けなければならない。
(5)性能検査を受ける者は、検査に立ち会わなければならない。

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ボイラー技士試験の過去問

二級ボイラー技士免許試験 出題問題例 令和3年度

ボイラーの構造に関する知識

問題2 ボイラーの容量及び効率に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A:蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なる。〔〇 正しい〕
B:換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるために要した熱量を、0℃の水を蒸発させて、100℃の飽和蒸気とする場合の熱量で除したものである。〔× 誤り〕
C:蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、1時間に消費する燃料量で示される。〔× 誤り〕
D:ボイラー効率を算定するとき、燃料の発熱量は、一般に低発熱量を用いる。〔〇 正しい〕
〔選択肢〕
(1) A、B、D
(2) A、C
(3) A、C、D
(4) A、D
(5) B、C

問題3 ボイラーの水循環について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) ボイラー内で、温度が上昇した水及び気泡を含んだ水は上昇し、その後に温度の低い水が下降して、水の循環流ができる。〔〇 正しい〕
(2) 丸ボイラーは、伝熱面の多くがボイラー水中に設けられ、水の対流が困難なので、水循環の系路を構成する必要がある。〔× 誤り〕
(3) 水管ボイラーは、水循環を良くするため、水と気泡の混合体が上昇する管と、水が下降する管を区別して設けているものが多い。〔〇 正しい〕
(4) 自然循環式水管ボイラーは、高圧になるほど蒸気と水との密度差が小さくなり、循環力が弱くなる。〔〇 正しい〕
(5) 水循環が良いと熱が水に十分に伝わり、伝熱面温度は水温に近い温度に保たれる。〔〇 正しい〕

問題5 鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は1MPa以下に限られる。〔× 誤り〕
(2) 暖房用蒸気ボイラーでは、原則として復水を循環使用する。〔〇 正しい〕
(3) 暖房用蒸気ボイラーの返り管の取付けには、ハートフォード式連結法が用いられる。〔〇 正しい〕
(4) ウェットボトム式は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。〔〇 正しい〕
(5) 鋼製ボイラーに比べ、腐食には強いが強度は弱い。〔〇 正しい〕

問題7 ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。〔〇 正しい〕
(2) ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。〔〇 正しい〕
(3) 比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である。〔× 誤り〕
(4) 積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するように動作する制御である。〔〇 正しい〕
(5) 微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御である。〔〇 正しい〕

問題8 ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に圧力及び速度エネルギーを与える。〔〇 正しい〕
(2) 遠心ポンプは、案内羽根を有するディフューザポンプと有しない渦巻ポンプに分類される。〔〇 正しい〕
(3) 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。〔〇 正しい〕
(4) 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水逆止め弁を取り付ける。〔× 誤り〕
(5) 給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付ける。〔〇 正しい〕

問題10 温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 水高計は、温水ボイラーの圧力を測る計器であり、蒸気ボイラーの圧力計に相当する。〔〇 正しい〕
(2) 温水ボイラーの温度計は、ボイラー水が最高温度となる箇所の見やすい位置に取り付ける。〔〇 正しい〕
(3) 温水ボイラーの逃がし管は、ボイラー水の膨張分を逃がすためのもので、高所に設けた開放型膨張タンクに直結させる。〔〇 正しい〕
(4) 逃がし弁は、暖房用蒸気ボイラーで、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいときの調節弁として用いられる。〔× 誤り〕
(5) 凝縮水給水ポンプは、重力還水式の暖房用蒸気ボイラーで、凝縮水をボイラーに押し込むために用いられる。〔〇 正しい〕

ボイラーの取扱いに関する知識

問題11 ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。〔〇 正しい〕
(2) 起動は、吐出し弁を全閉、吸込み弁を全開にした状態で行い、ポンプの回転と水圧が正常になったら吐出し弁を徐々に開き、全開にする。〔〇 正しい〕
(3) グランドパッキンシール式の軸については、運転中、水漏れが生じた場合はグランドボルトを増締めし、漏れを完全に止める。〔× 誤り〕
(4) 運転中は、振動、異音、偏心、軸受の過熱、油漏れなどの有無を点検する。〔〇 正しい〕
(5) 運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆動用電動機を止める。〔〇 正しい〕

問題12 ボイラーのスートブローについて、誤っているものは次のうちどれか。
(1) スートブローは、主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行う。〔〇 正しい〕
(2) スートブローは、安定した燃焼状態を保持するため、一般に最大負荷の50%以下で行う。〔× 誤り〕
(3) スートブローが終了したら、蒸気の元弁を閉止し、ドレン弁は開放する。〔〇 正しい〕
(4) スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。〔〇 正しい〕
(5) スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決める。〔〇 正しい〕

問題14 ボイラー水の吹出しについて、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 炉筒煙管ボイラーの吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき又は負荷が低いときに行う。〔〇 正しい〕
(2) 鋳鉄製温水ボイラーは、配管のさび又はスラッジを吹き出す場合のほかは、吹出しは行わない。〔〇 正しい〕
(3) 水冷壁の吹出しは、いかなる場合でも運転中に行ってはならない。〔〇 正しい〕
(4) 吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、第二吹出し弁を先に開き、次に第一吹出し弁を開いて吹出しを行う。〔× 誤り〕
(5) 鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行う。〔〇 正しい〕

問題15 ボイラーにおけるキャリオーバの害として、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 蒸気とともにボイラーから出た水分が配管内にたまり、ウォータハンマを起こす。〔〇 正しい〕
(2) ボイラー水全体が著しく揺動し、水面計の水位が確認しにくくなる。〔〇 正しい〕
(3) 自動制御関係の検出端の開口部若しくは連絡配管の閉塞又は機能の障害を起こす。〔〇 正しい〕
(4) 水位制御装置が、ボイラー水位が上がったものと認識し、ボイラー水位を下げて低水位事故を起こす。〔〇 正しい〕
(5) 脱気器内の蒸気温度が上昇し、脱気器の破損や汚損を起こす。〔× 誤り〕

問題17 ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
(1) 灰の堆積による通風障害を防止する。〔× 誤り〕
(2) スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。〔〇 正しい〕
(3) スケールの付着、腐食の状態などから水管理の良否を判断する。〔〇 正しい〕
(4) 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。〔〇 正しい〕
(5) ボイラー水の循環障害を防止する。〔〇 正しい〕

問題19 ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。〔〇 正しい〕
(2) 安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、直ちにボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて再度、試験する。〔× 誤り〕
(3) ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。〔〇 正しい〕
(4) エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。〔〇 正しい〕
(5) 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。〔〇 正しい〕

燃料及び燃焼に関する知識

問題22 ボイラーの油バーナについて、適切でないものは次のうちどれか。
(1) 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。〔〇 正しい〕
(2) 戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が広い。〔〇 正しい〕
(3) 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。〔〇 正しい〕
(4) 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。〔〇 正しい〕
(5) ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が広い。〔× 誤り〕

問題23 ボイラーにおける燃料の燃焼について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 燃焼には、燃料、空気及び温度の三つの要素が必要である。〔〇 正しい〕
(2) 燃料を完全燃焼させるときに、理論上必要な最小の空気量を理論空気量という。〔〇 正しい〕
(3) 理論空気量をA0、実際空気量をA、空気比をmとすると、A= mA0という関係が成り立つ。〔〇 正しい〕
(4) 一定量の燃料を完全燃焼させるときに、燃焼速度が遅いと狭い燃焼室でも良い。〔× 誤り〕
(5) 排ガス熱による熱損失を少なくするためには、空気比を小さくし、かつ、完全燃焼させる。〔〇 正しい〕

問題25 ボイラーにおける石炭燃焼と比べた重油燃焼の特徴に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A:完全燃焼させるときに、より多くの過剰空気量を必要とする。〔× 誤り〕
B:ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。〔〇 正しい〕
C:燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。〔〇 正しい〕
D:クリンカの発生が少ない。〔〇 正しい〕
〔選択肢〕
(1) A、B
(2) A、C、D
(3) B、C
(4) B、C、D
(5) B、D

問題26 燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。〔〇 正しい〕
(2) 燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を、発火温度という。〔〇 正しい〕
(3) 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量である。〔〇 正しい〕
(4) 高発熱量は、水蒸気の顕熱を含んだ発熱量で、真発熱量ともいう。〔× 誤り〕
(5) 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まる。〔〇 正しい〕

問題28 ボイラー用ガスバーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
(1) ボイラー用ガスバーナは、ほとんどが拡散燃焼方式を採用している。〔〇 正しい〕
(2) 拡散燃焼方式ガスバーナは、空気の流速・旋回強さ、ガスの分散・噴射方法、保炎器の形状などにより、火炎の形状やガスと空気の混合速度を調節する。〔〇 正しい〕
(3) マルチスパッドガスバーナは、リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し、空気流の外側からガスを内側に向かって噴射する。〔× 誤り〕
(4) センタータイプガスバーナは、空気流の中心にガスノズルを有し、先端からガスを放射状に噴射する。〔〇 正しい〕
(5) ガンタイプガスバーナは、バーナ、ファン、点火装置、燃焼安全装置、負荷制御装置などを一体化したもので、中・小容量のボイラーに用いられる。〔〇 正しい〕

問題30 ボイラーの通風に関して、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 押込通風は、燃焼用空気をファンを用いて大気圧より高い圧力の炉内に押し込むものである。〔〇 正しい〕
(2) 押込通風は、空気流と燃料噴霧流が有効に混合するため、燃焼効率が高まる。〔〇 正しい〕
(3) 誘引通風は、燃焼ガスを煙道又は煙突入口に設けたファンによって吸い出すもので、燃焼ガスの外部への漏れ出しがほとんどない。〔〇 正しい〕
(4) 平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用したもので、炉内圧を大気圧よりわずかに低く調節する。〔〇 正しい〕
(5) 平衡通風は、燃焼ガスの外部への漏れ出しがないが、誘引通風より大きな動力を必要とする。〔× 誤り〕

関係法令

問題31 ボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)に関する次の文中の ( ) 内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、法令に定められているものは (1) ~ (5) のうちどれか。
「ボイラーを設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、①ボイラー、②ボイラー室、③ボイラー及びその(A)配管の配置状況、④ボイラーの(B)据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造について、(C)落成検査を受けなければならない。」
〔選択肢〕
(1) A:自動制御装置 B:通風装置 C:落成
(2) A:自動制御装置 B:据付基礎 C:使用
(3) A:配管 B:据付基礎 C:性能
(4) A:配管 B:通風装置 C:使用
(5) A:配管 B:据付基礎 C:落成

問題33 ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を設置するボイラー室について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 伝熱面積が3m2の蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならない。〔× 誤り〕
(2) ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は、原則として、1.2m以上としなければならない。〔〇 正しい〕
(3) ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませてはならない。〔〇 正しい〕
(4) 立てボイラーは、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。) までの距離を、原則として、0.45m以上としなければならない。〔〇 正しい〕
(5) ボイラー室に固体燃料を貯蔵するときは、原則として、これをボイラーの外側から1.2m以上離しておかなければならない。〔〇 正しい〕

問題35 ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。ただし、他にボイラーはないものとする。
(1) 最大電力設備容量が400kWの電気ボイラー〔〇 正しい〕
(2) 伝熱面積が30m2 の鋳鉄製蒸気ボイラー 〔× 誤り〕
(3) 伝熱面積が30m2の炉筒煙管ボイラー 〔× 誤り〕
(4) 伝熱面積が25m2の煙管ボイラー 〔× 誤り〕
(5) 伝熱面積が60m2の廃熱ボイラー〔× 誤り〕

問題37 ボイラー(小型ボイラーを除く。)の次の部分又は設備を変更しようとするとき、法令上、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要のないものはどれか。ただし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。
(1) 空気予熱器〔〇 正しい〕
(2) 過熱器〔× 誤り〕
(3) 節炭器〔× 誤り〕
(4) 管板〔× 誤り〕
(5) 管寄せ〔× 誤り〕

問題38 鋼製ボイラー(貫流ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の安全弁について、法令に定められていないものは次のうちどれか。
(1) 安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければならない。〔〇 定められている〕
(2) 伝熱面積が50m2を超える蒸気ボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならない。〔〇 定められている〕
(3) 水の温度が100℃を超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければならない。〔× 定められていない〕
(4) 過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。〔〇 定められている〕
(5) 過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整しなければならない。〔〇 定められている〕

問題40 ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項に関するAからDまでの記述で、法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A:圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。〔× 誤り〕
B:蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。〔× 誤り〕
C:燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。〔〇 正しい〕
D:温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。〔〇 正しい〕
〔選択肢〕
(1) A、B
(2) A、C、D
(3) A、D
(4) B、C、D
(5) C、D


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