潜水士試験


潜水士とは、労働安全衛生法の規定に基づき、潜水業務に従事するものに必要とされる国家資格です。 具体的には、潜水器を用いて空気圧縮機、手押しポンプによるによる送気やボンベからの給気を受けて潜水業務を行う場合には、 高気圧障害の危険性が高くなることから、潜水士の免許が必要になります。

潜水士試験の過去出題問題のサンプル

平成22年度 7-12 潜水士試験(抜粋)

【問 7A】

潜水業務における潮流による危険性に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 潮流の速い水域での潜水作業は、減圧症が発生する危険性が高くなる。
(2) 潮流の速い水域で潮流の抵抗を受ける度合いは、ヘルメット式潜水より全面マスク式潜水、全面マスク式潜水よりスクーバ式潜水の方が小さい。
(3) 潮流は、通常1日に1回ずつ起こる潮汐の干満によって生じる流れのことであり、小潮で遅く、大潮で速くなる。
(4) 上げ潮と下げ潮との間に生じる潮止まりを憩流といい、潜水作業はこの時間帯に行うようにする。
(5) 潮流の速い水域でスクーバ式潜水により潜水作業を行うときは、命綱を使用する。

【問 9A】

潜水墜落又は吹き上げに関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 潜水墜落は、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より低くなったときに起こる。
(2) 潜水墜落では、ひとたび浮力が減少して沈降が始まると、水圧が増して浮力が更に減少するという悪循環を繰り返す。
(3) ヘルメット式潜水では、潜水作業者に常に大量の空気が送気されており、排気弁の操作を誤ると吹き上げを起こすことがある。
(4) スクーバ式潜水では、潜水服としてウェットスーツ又はドライスーツを使用し、送気式でないので、いずれの場合も吹き上げの危険性はない。
(5) 吹き上げ時の対応を誤ると、逆に潜水墜落を起こすことがある。

【問18A】

高気圧作業安全衛生規則別表第2(潜水業務用時間表)に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 潜水業務用時間表は、水深10mを超える場所における潜水業務に関する表である。
(2) 潜水深度にかかわらず、1日の潜水回数の限度は定められていない。
(3) 潜水時間とは、潜水作業者が潜降を開始した時から浮上を開始する時までの時間をいう。
(4) 体内ガス圧係数は、最高潜水深度における体内の窒素ガス分圧と潜水前の窒素ガス分圧との比である。
(5) 業務終了後ガス圧減少時間は、その日の最終の浮上を終了した後に、引き続いて休息時間として与える時間で、その間は重激な業務に従事させてはならない時間である。

【問 5B】

潜水による副鼻腔や耳の障害に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 潜降の途中で耳が痛くなるのは、外耳道と中耳腔との間に圧力差が生じるためである。
(2) 中耳腔は、管によって咽頭と通じているが、この管は通常は閉じている。
(3) 耳の障害の症状には、耳の痛みや閉塞感、難聴、耳鳴り、めまいなどがある。
(4) 前頭洞、上顎洞などの副鼻腔は、管によって鼻腔と通じているが、耳抜きによってこの管を開いて圧調整を行う。
(5) 副鼻腔の障害の症状には、額の周りや目・鼻の根部などの痛み、鼻出血などがある。

【問15B】

送気式の潜水業務における連絡員に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 事業者は、潜水作業者と連絡を行う者として、潜水作業者2人以下ごとに1人の連絡員を配置しなければならない。
(2) 連絡員は、潜水作業者と連絡をとり、その者の潜降や浮上を適正に行わせる。
(3) 連絡員は、潜水作業者への送気の調節を行うためのバルブ及びコックの異常の有無を点検し、操作する。
(4) 連絡員は、送気設備の故障その他の事故により、潜水作業者に危険又は健康障害の生ずるおそれがあるときは、すみやかに潜水作業者に連絡する。
(5) 連絡員は、ヘルメット式潜水器を用いる潜水業務にあっては、潜降直前に潜水作業者のヘルメットがかぶと台に結合されているかどうかを確認する。

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