ビジネスコンプライアンス検定 01


ビジネスコンプライアンス検定とは、サーティファイのコンプライアンス検定委員会が主催する検定で、業務に必要なコンプライアンスの知識と応用能力を測るために作られた資格検定です。サーティファイはこのビジネスコンプライアンス以外にも様々なビジネススキルに関する認定試験を企画・立案しています。個人情報の漏洩阻止や組織に所属する従業員のコンプライアンス意識を向上させるためにある検定ですが、時代とともにニーズが高まってきています。ビジネスコンプライアンス検定には初級と上級の二つの試験があります。初級はマークシート方式で出題され、試験時間は60分です。上級はマークシート方式のほか記述式の問題も出題され、試験時間は120分となります。

ビジネスコンプライアンス検定の出題内容

初級 上級
出題形式 [リモートWebテスト]
PCブラウザ上に提示される多岐選択式問題を、ブラウザ上解答箇所から選択します。
試験時間 60分 120分
問題数 40問 多肢選択問題 40問
記述式 1問
出題内容 ビジネスパーソンとしてのコンプライアンス行動において必要とされる
(1) コンプライアンスに関する基礎的な知識
(2) コンプライアンスに関連する基本的な法律知識
(3) ビジネスシーンにおける健全な価値判断基準
について、多肢選択式問題として出題。
コンプライアンス経営の推進者として必要とされる
(1) コンプライアンスに関する実践的な知識
(2) コンプライアンスに関連する高度な法律知識
(3) ビジネスシーンにおける高度な意思決定基準について、事例問題を含む多肢選択式問題として出題。

ビジネスコンプライアンス検定 試験で問われるもの

試験の基準

ビジネスコンプライアンス検定の目的は、「健全な企業(組織)活動を推進するために必要となるコンプライアンス経営(法令・ルール・倫理等)およびビジネスパーソンとしてのコンプライアンス行動(法令・ルール・倫理等)について、その理念と目的の理解度、価値判断基準、および個々のビジネスシーンにおける対応能力の認定」となっています。

各区分の認定基準は以下の通りです。
〇初級
 コンプライアンス経営のもとで、ビジネスパーソンとして日常業務を遂行する際に必要となる基礎的な法律知識と価値判断基準を有し、経営理念や社内規模、社会通念に基づく健全な行動をとることができる。
〇上級
 コンプライアンス経営の推進者および主体者として日々の業務課題の解決に取り組み、具体的な事例について解決手段や対応策を意思決定することができる。また、コンプライアンス経営の根幹となる高度な法律知識と実践的な価値判断基準を有する。

試験の出題範囲

〇初級
1.コンプライアンスの基本論・総論
・コンプライアンスの基本
・コンプライアンスと法の関係
・コンプライアンスの基本的手法
・法律・政令・条例・その他ルールの役割と体系的理解
・コンプライアンス違反と制裁
2.ビジネスコンプライアンスと法・ルール
・企業活動における基本法令
・消費者とコンプライアンス
・情報セキュリティとコンプライアンス
・地球環境と地域社会とのコンプライアンス

〇上級
1.コンプライアンスの基本論・総論
・コンプライアンスの基本
・コンプライアンスと法の関係
・コンプライアンスの基本的手法
・法律・政令・条例・その他ルールの役割と体系的理解
・コンプライアンス違反と制裁
2.ビジネスコンプライアンスと法・ルール
・企業活動における基本法令
・消費者とコンプライアンス
・情報セキュリティとコンプライアンス
3.総合事例問題
コンプライアンス上問題となった事例をもとにした具体的な事案を提示し、関係法令についての設問や、コンプライアンスの観点からの設問を選択式で出題する。
4.論述問題(記述式)
コンプライアンスに関する長文の事案を提示し、設問で問われている事柄について検討した内容を1000字以内で論述する。

ビジネスコンプライアンス検定 出題問題のサンプル

初級 サンプル問題 抜 粋

【 No. 1 】

上場企業A社のコンプライアンス・オフィサーX宛に、「公共営業部の社員Bが『公共工事の受注で談合をせざるを得ない。早く他の部署に異動したい』と言っていた」との匿名の文書が届いた。この場合のXが最初にとるべき対応に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
ア.公共営業部に対して、緊急の内部監査を行う。
イ.公共営業部長に匿名文書を見せ、事実関係について聴取する。
ウ.匿名文書を公正取引委員会に送付する。
エ.社員Bから聴取する。

【 No. 10 】

コンプライアンス違反に対する制裁とその法的効果に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
ア.コンプライアンス違反に対する制裁としての懲戒処分と刑事処罰とは別であり、また、
刑事処罰と行政上の措置も別であるから、刑事処罰と行政上の措置は同時に科せられる
ことはない。
イ.コンプライアンス違反に対する制裁として、刑事処罰、行政上の措置が科せられるととも
に、社内での懲戒処分も科せられる場合には、民事上の損害賠償の問題は発生しない。
ウ.コンプライアンス違反に対する制裁として、刑事処罰、行政上の措置が科せられるととも
に、民事上の損害賠償の問題が発生する場合でも、さらに特別法による損害賠償請求
が認められる場合もある。
エ.コンプライアンス違反に対する制裁として、社内での懲戒処分、刑事処罰、行政上の
措置が科せられる場合があるとしても、すでに会社や組織を退職した社員に対して、さか
のぼってこれらの措置が科せられることはない。

【 No. 19 】

公開会社であるX株式会社には、取締役A、B、Cの3名がおり(代表取締役はA)、 監査役としてDがいる。X株式会社の取締役会に関する次の記述のうち、会社法の規定によれば不適切なものはどれか。
ア.定款または取締役会において別段の定めがない限り、代表取締役ではないBまたはC
も、取締役会を招集することができる。
イ.取締役が取締役会に出席できない場合でも、代理人を出席させることはできない。
ウ.Dも取締役会に出席しなければならないが、議決権を行使することはできない。
エ.代表取締役の解職は株主総会の決議事項であり、取締役会によるAの解職決議は無効
である。

【 No. 25 】

特許を受ける権利に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
ア.発明者が特許権を取得した場合は、使用者(法人)は無償の通常実施権を確保できる。
イ.使用者は、従業者の特許を受ける権利または特許権の予約承継を取り決めることができ
る。
ウ.発明者が使用者に特許を受ける権利を譲渡した場合には、使用者は発明者へ賃金以外
の金銭を支払わなければならない。
エ.発明者が企業に雇用されている会社員の場合、特許を受ける権利は、発明完成時から
会社に帰属している。

【 No. 36 】

就業規則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
ア.就業規則とは、労働者が自らの働き方の最低限のルールを定めるために、職場での
最低限のルールを労働者自らが定めるものである。
イ.就業規則とは、使用者と労働組合の間で合意・締結される労働協約の別の言い方で
あり、意味は同じである。
ウ.就業規則とは、使用者が一方的に定める働き方のルールであるから、その作成にあた
って、労働者やその代表に意見を聞く必要はない。
エ.就業規則は、法令または当該事業場について適用される労働協約に反してはならない。

【 No. 40 】

刑法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
ア.14歳未満は刑事未成年といって、犯罪を行っても処罰されない。
イ.病気などで心神喪失の状態にあったときに行った犯罪については処罰されない。
ウ.犯罪を行っても、自首すれば刑が軽くなることがある。
エ.一度犯罪に手を染めた以上、途中で思いとどまっても、最後まで遂げた場合より刑が
軽くなることはない。

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ビジネスコンプライアンス検定のベーシックWEBテストで実力を確認できる

ビジネスコンプライアンス検定の初級試験では、ビジネスパーソンとしての日常業務においてコンプライアンス的な問題を起こさず業務遂行できるかが問われます。具体的には業務に必要な基本的な法令知識、価値判断基準が多く問われる試験です。上級試験ではコンプライアンス経営の経営者、主体者をメインとした試験です。業務上の課題解決を主導的に行うため、解決策や対応策を考え実行するスキルが求められます。より高度な法律の知識およびより具体的な価値判断基準が問われます。ビジネスコンプライアンス検定の合格ラインは、初級が65%、上級が70%以上となります。合格率は6割ほどで、そこまで難易度は高くありません。効率的に学習できる教材を使えば、短期間で確実に合格点が取れるようになっています。

ビジネスコンプライアンス検定の試験日は年に2回で、毎年2月と8月の第一日曜日に開催されることが多いようです。実施開場は札幌、仙台、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡となっており、試験日の3週間前まで申し込みを受け付けています。受験資格は特になく、誰でも受験することが可能です。受験料は初級は5,700円、上級は8,200円です。上級から受験することもできます。試験対策としては、公式の問題集をまずは解いてみましょう。試験対策の時間が取れない方でも、通勤時間などのすき間時間をうまく利用して効率よく合格点を目指しましょう。楽に、効率よく進めて、最大の成果をあげる方法は、ココにあります。

ビジネスコンプライアンス検定の試験はwebテストになります。初級や上級試験を受ける前におすすめなのがベーシックwebテストです。マークシート方式、40分で30問が出題されます。正答率によってレベルを3段階で評価されます。90%以上正当するとレベルA、70~89%でレベルB、それ以下の正答率ではレベルCとなり、受験者全員に知らせてもらえます。まずはベーシックwebテストで自身の実力を確かめ、過去問や問題集などで苦手分野を集中勉強すると効率よく試験対策ができるでしょう。絞り込んだ重点項目を覚えるだけで、合格点が獲れることもあります。1発合格を勝ち獲るには、この試験対策を使わない手はありません。

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