ビジネス能力検定(B検)とは?難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!

ビジネス能力検定 B検は、人が職業について仕事をする上で、ビジネス能力を図ろうとする民間の試験です。ビジネス能力検定 B検は、1級から3級まであり、2級、3級はほとんど社会人としての常識を問う問題です。そのため合格率も80%を超えるくらいです。
この資格がないと仕事につけないというものではありませんが、ビジネス能力検定 B検の1級を持っていれば、ビジネスにはそれなりの力があると、会社の上司や人事から高い評価が得られるのではないでしょうか。

ビジネス能力検定とは

ビジネス能力検定 B検は、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する文部科学省後援の検定試験です。

合格基準

ビジネス能力検定 B検試験の実施方法は2級と3級は多肢選択方式で、2級が90分の時間で7問題が4~5小問になっていてトータル35問、100点中65点以上で合格です。3級は、60分の制限時間で、こちらも7問題が4~5小問になっていてトータル35問出題され、100点中70点以上で合格です。

1級の合格率・難易度

1級は記述式解答で、90分の持ち時間で60点以上で合格です。問題は、体系的知識問題と実践的応用問題に分かれ、体系的知識問題は用語や語句や計算を記述する問題で、正確な漢字と計算が求められます。実践的応用問題は5問出され、統計資料から、資料商品から特徴を250文字以内に整理するなどの、記述が求められます。また、動画を見て、主人公は何を言いたかったのか250字以内にまとめよ、のような整理して記述する問題がいくつか出題されます。ビジネス能力検定 B検の試験は年2回実施され、1回失敗しても、半年後に挽回のチャンスがあります。

3級の合格率・難易度

ビジネス能力検定 B検の出題範囲は、3級では、自らの職業観や勤労観を築けるようになるための、ビジネス常識や基礎的なコミュニケーション能力、情報をどう活用するか、社会人として身につけておかなければならない知識が問題として出されます。
2級では、3級の知識があるという前提で、会社での役割・責任と権限などを理解するとともに、業務をどう効率的に進めるか、問題を解決するための基本的コミュニケーションや情報活用方法などが問題として出されます。
1級では、2級までの知識や技法は習得できているという前提で、問題解決を推進するのにどのように円滑に進められるか、そのために必要な論理思考や情報発信や表現方法を問題として出されます。また、基礎的にマネジメント技法が実践できているかどうかの評価ができる問題構成となっています。体系的知識問題が10問、統計分析問題が5問、動画閲覧しての問題が5問の出題です。

勉強法

ビジネス能力検定 B検の勉強法ですが、2級と3級は社会人としての常識的な問題が多いため、新聞などで知識を得る方法が効果的です。例えば、温暖化とは何か、以下から選べ、というような問題が出ます。ビジネス能力検定 B検1級の勉強方法は、サンプル的な問題で、思考回路を構成させる訓練が必要です。問題集やテキストが販売されていますので、問題集からどのような問題が出て、どのように考えた解答が評価されるかを勉強すべきでしょう。例えば、統計資料からの問題と言っても、統計処理計算をさせることが目的ではなく、簡単な計算はできる必要はありますが、統計全体から何が言えるかを200字程度にまとめる訓練を、テキストや問題を通して訓練する方が効果的です。

ビジネス能力検定 B検の試験内容

1級 2級 3級
試験方式 CBT方式試験 CBT方式試験、又は
試験会場での筆記試験
出題形式 記述入力方式 多肢選択式
試験時間 90分間 90分間 60分間
合格基準 60点以上
(体系的知識:50点、実践応用:50点、計100点満点)
※ただし体系的知識問題25点、実践応用問題20点以上の得点が必要
65点以上
(100点満点)
70点以上
(100点満点)
受験資格 制限なし

試験内容:
1級検定
アチーブ問題(体系的知識問題) 10問
統計分析問題(体系的知識問題2問、実践応用問題3問) 5問
ケース動画問題(実践応用問題) 3問

2・3級検定
アチーブ問題(用語知識・行動理解) 20問
新聞問題 5問
ケース問題(実践事例) 5問
統計分析問題 5問

ビジネス能力検定 B検で問われるもの

〇1級検定
2級の知識、技法を前提とし、問題解決を円滑に推進するために必要となる論理的な思考、情報発信と表現技法、および基礎的なマネジメント技法。

〇2級検定
3級の知識を前提とし、企業の役割や責任と権限などを理解するとともに、効率的な業務の進め方、問題解決のための基本的なコミュニケーション、情報活用の技法。

〇3級検定
自らの職業観や勤労観といった概念の形成を前提にビジネス常識および、基礎的なコミュニケーション、情報の利活用など、将来、職業人として適応するために身につけておくべき知識。

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