ビジネス能力検定 B検


ビジネス能力検定 B検は、人が職業について仕事をする上で、ビジネス能力を図ろうとする民間の試験です。ビジネス能力検定 B検は、1級から3級まであり、2級、3級はほとんど社会人としての常識を問う問題です。そのため合格率も80%を超えるくらいです。
この資格がないと仕事につけないというものは何もなく、ビジネス能力検定 B検の1級を持っていれば、ビジネスにはそれなりの力があると、会社の上司や人事から見られるのではないでしょうか。
ビジネス能力検定 B検の受験資格は、誰でも、どの級からでも受験は可能です。合格率は、3級が90%近く、2級が75%程度、1級はやや難しく50%をやや下回る範囲です。
会社活動の基本、接客の進め方、クレーム対応、人とのネットワーク、仕事の進め方、ビジネス文書作成、統計・データの活用、情報収集とメディアの活用、会社数字の読み方、税金・法律知識、産業経済の知識などがメインとなった問題構成です。

ビジネス能力検定 B検の概要

ビジネス能力検定 B検は、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する文部科学省後援の検定試験です。

ビジネス能力検定 B検の試験内容

1級 2級 3級
試験方式 CBT方式試験 CBT方式試験、又は
試験会場での筆記試験
出題形式 記述入力方式 多肢選択式
試験時間 90分間 90分間 60分間
合格基準 60点以上
(体系的知識:50点、実践応用:50点、計100点満点)
※ただし体系的知識問題25点、実践応用問題20点以上の得点が必要
65点以上
(100点満点)
70点以上
(100点満点)
受験資格 制限なし

試験内容:
1級検定
 アチーブ問題(体系的知識問題) 10問
 統計分析問題(体系的知識問題2問、実践応用問題3問) 5問
 ケース動画問題(実践応用問題) 3問

2・3級検定
 アチーブ問題(用語知識・行動理解) 20問
 新聞問題 5問
 ケース問題(実践事例) 5問
 統計分析問題 5問 

ビジネス能力検定 B検で問われるもの

〇1級検定
2級の知識、技法を前提とし、問題解決を円滑に推進するために必要となる論理的な思考、情報発信と表現技法、および基礎的なマネジメント技法。

〇2級検定
3級の知識を前提とし、企業の役割や責任と権限などを理解するとともに、効率的な業務の進め方、問題解決のための基本的なコミュニケーション、情報活用の技法。

〇3級検定
自らの職業観や勤労観といった概念の形成を前提にビジネス常識および、基礎的なコミュニケーション、情報の利活用など、将来、職業人として適応するために身につけておくべき知識。

ビジネス能力検定 B検 参考書・問題集のランキング

参考書・問題集のランキング/2級 ビジネス能力検定

参考書・問題集のランキング/3級 ビジネス能力検定

ビジネス能力検定(B検)の過去問と重要事項

ビジネス用語の基本

WTOとは、2019年時点で164ヵ国が加盟し、貿易の自由化のために国際ルールを定めたり、加盟国間の交渉の場を設けたりする国際機関のことである。 
EUとは、外交・安全保障政策の共通化と通貨統合を目的として、欧州連合条約に基づいて創設された欧州連合の略称のことである。 
主要国首脳会議とは、貿易や環境問題など世界経済に関する課題を、主要国の首脳が集まって議論する会議のことである。

暗号資産とは、インターネット上でモノやサービスの購入に使用できる、通貨に似た機能を持つ資産のことである。
ランニングコストとは、商品の仕入れや人件費など、事業の日々の運営にかかる費用のことである。 
イニシャルコストとは、店舗の改装や厨房設備の購入など、事業の最初にかかる費用のことである。

POSとは、小売店での販売予測や在庫管理のために、販売時点で商品名や販売日時のほか、購入客の年齢や性別などの情報がコンピュータに入力されるシステムのことである。
クーリングオフとは、消費者保護のために、電話勧誘販売や訪問販売などを対象に、契約後でも一定期間内であれば、無条件に契約を解除できる制度のことである。
マイナンバー制度とは、社会保障や税などの分野で点在する個人情報が、同一人物のものであることを確認できるようにするために、国民一人ひとりに12桁の番号を付与する制度のことである。 

高齢出産とは、1年間に出産した女性の総数に対して、35歳以上の女性が出産した割合のことで、日本は晩婚化が進んでおり、年々増加傾向にある。
完全失業率とは、労働人口に占める就業可能ながら仕事に就けない就職希望者の割合のことで、日本は欧米に比べて低いとされる。 
合計特殊出生率とは、一人の女性が生涯で産む子供の平均数のことで、この数値が低いと少子高齢化や労働人口の減少に繋がると懸念される。

地球温暖化とは、工業化の進展や森林破壊などが原因で温室効果ガスが増加し、地球表面の大気や海洋の温度が少しずつ上昇することである。
地熱資源とは、地球の中心部では、5,000度~6,000度の温度があると考えられており、地球が中から絶えず温められ、高温の地熱地帯が発達することである。
フェーン現象とは、湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で乾燥した高温の風が発生するために付近の気温が上昇する現象のことである。

クールジャパンとは、世界的に人気のある日本の漫画やアニメなどの文化や、伝統工芸などの産業を、積極的に海外に発信するためにつくられたものである。
ふるさと納税とは、故郷や応援したい自治体に寄付することができ、個人の所得税や住民税に優遇措置が受けられる制度のことをという。
地産地消とは、地域の活性化や食の安全へのニーズに応えるという役割を持ち、地域の農産物や水産物を、その地域内で消費することをという。
サイバ一攻撃とは、コンピュータやネットワーク上に仕掛けられる、データの破壊や個人情報の不正入手を目的とした行為のことである。
デフレーションとは、モノの売買やお金の動きの落ち込みによってモノが売れなくなり、企業が売上を確保するため販売価格を下げることで、持続的に物価が下落する状態をいう。

・コンプライアンスとは、会社で機密情報や顧客情報の漏洩などの問題が発生した場合に問われることである。
・世界遺産とは、ユネスコによって登録された重要な地域や遺跡などのことである。
・稟議書とは、業務上必要な事項について、担当者が上司に決裁・承認を受けるための文書である。
・ファストファッションとは、流行の衣料品を大量生産し、低価格に抑えて短いサイクルで販売するブランドである。

・送信 … 自分が作成したメールを指定した相手に送る。
・転送 … 受信したメールを他の人に送る。
・返信 … 受信メールにメッセージを加え、送信者に返送する。
・受信 … 他人から来たメールを開いて確認する。

・IP電話     … 音声をデジタル信号で送る、インターネット技術を利用した電話。
・バーチャルモール … インターネット上の仮想商店街。
・プロバイダー   … インターネットへの接続を提供する会社。
・ウィキペディア  … インターネット上の百科事典サービス。

・年末調整   … 給与総額確定に伴う正確な税額と源泉所得税額を年末に精算すること。
・確定申告   … 1年間の所得金額と税額を算出し、税務署に書面提出すること。
・超過累進課税 … 基準金額を超える所得分に対し、税率が高くなる課税方式のこと。

仕事の基本となる意識

改善意識とは、変化する環境に対応して仕事のやり方をより良い方向に変えていくことである。
品質意識とは、職場で働く一人ひとりが、それぞれの役割について要求される品質を理解して、それを実現することでお客さまに満足を提供することである。
コスト意識とは、コストに見合った価値を生み出していない生産活動や営業活動を見直していくことで、最小のコストで最大の成果をねらうことである。

コミュニケーションとビジネスマナー

・ビジネスマナーの基本には、人に迷惑をかけないこと、敬意をはらうこと、好感を与えることがあり、心を込めることが重視される。形式的な行動をとることは、相手を不快にする可能性があるため、ビジネスマナーに反する。
・若いお客さまに対する接客で、親しみのあることばづかいで、友人のように接することは、相手を不快にする可能性があるため、ビジネスマナーに反する。
・お客様一人ひとりの立場や価値観、要望が異なるため、相手にあったホスピタリティマインドを発揮して接することが重要である。

指示の受け方、報告、連絡、相談

・上司から電子メールで仕事の指示を受けたときは、できるだけ速やかに返信すること。
返信しないと指示が伝わったことが上司にはわからない。
・上司の指示を聞いている途中で質問したいことが出てきたので、話の区切りがついたところで質問した。
・上司から口頭で仕事の指示を受けるときは、忙しくても仕事の手を止め、上司の話に集中すること。作業を続けながら指示を聞くことは、ビジネスマナーに反する。

話し方と聞き方のポイント

・相手の人数が多かったので、一言ひとことをはっきりとした発音で力強く話すことを意識した。
・相手の話し方がゆっくりだったとしも、ビジネスの会話では、相手の話し方のテンポに合わせること。
・相手と意見が衝突しそうだったので、適度に間を入れ、相手の話を受け止めながら自分の意思を正確に伝えるようにした。

上司に対する職場での挨拶

・外出するとき    … 「行ってまいります」
・外出から戻ったとき … 「ただいま戻りました」
・外出する人へ    … 「行ってらっしゃいませ」
・先に退社するとき  … 「お先に失礼します」

来客対応と訪問の基本マナー

・上司を訪ねて来たお客さまを応接室へお通しする際には、自分は2~3歩前を歩いてお客さまを案内し、応接室では奥側の席をおすすめする。
・名刺交換の際は、自分の名刺を相手の読める方向に向けて渡し、会社名や部署名、名前を名のり、「よろしくお願いします」といったことばを添える。
自動車の席次は、運転席の後ろが上座になり、続いて助手席の後ろ、後部座席の真ん中の順になる。一番の下座は助手席となる。

・商談でお客さまを訪問する手順は、次の順である。
  ① 必要であれば商談の資料とお客さまの情報などを、上司や関係部署に聞いて集める。
  ② お客さまを訪問し、応接室でお客さまと名刺を交換する。
  ③ 簡潔に前置きを話し、相手の話を聞きながら、事前に準備した資料を見せて説明する。
  ④ 上司とともに関係部署に結果報告を行い、持ち帰った質問への回答日程を確認する。
  ⑤ お客さまに、面談のお礼と持ち帰った質問に対する回答時期の見通しを伝える。

仕事への取り組み方

・非定型業務は、担当者による仕事の出来に個人差が出やすい業務である。
・非定型業務は、新しいサービスや商品の企画、開発を行う業務であり、日常的に行われる業務ではマニュアル化する場合もある。
・非定型業務は、これまでの前例があまり参考にならない業務である。

・ホームページを活用した新商品の宣伝業務における、作業のPCDAサイクルに沿った作業手順は、次の順である。
  ① ホームページの来訪者数、滞在時間の目標数値を決め、新商品の広告を出すSNSや検索サイトを選定した。
  ② ホームページを作成し、SNSや検索サイトに広告を出した。
  ③ ホームページの来訪者数と滞在時間を確認すると、来訪者数は目標数値を達成しているが、滞在時間が短い来訪者が多いことがわかった。
  ④ 来訪者の滞在時間が短いホームページを、来訪者に興味を持ってもらえるように修正した。

・個人のSNSを業務で使用することは禁止されているため、取引先との会食とわかる写真を、スマートフォンから個人のSNSで発信してはならない。
・仕事で使いたい無料ソフトウェアをダウンロードする際に、システム管理部門へ事前に確認した後にダウンロードを行った。
・会社のネットワークに接続されているパソコンがウイルスに感染したため、ウイルスに感染したパソコンは、速やかにネットワークから切断して修復すること。

ビジネス能力検定 B検の勉強法は、新聞などで常識的な知識を得る方法が効果的

ビジネス能力検定 B検試験の実施方法は2級と3級は多肢選択方式で、2級が90分の時間で7問題が4~5小問になっていてトータル35問、100点中65点以上で合格です。3級は、60分の制限時間で、こちらも7問題が4~5小問になっていてトータル35問出題され、100点中70点以上で合格です。
1級は記述式解答で、90分の持ち時間で60点以上で合格です。問題は、体系的知識問題と実践的応用問題に分かれ、体系的知識問題は用語や語句や計算を記述する問題で、正確な漢字と計算が求められます。実践的応用問題は5問出され、統計資料から、資料商品から特徴を250文字以内に整理するなどの、記述が求められます。また、動画を見て、主人公は何を言いたかったのか250字以内にまとめよ、のような整理して記述する問題がいくつか出題されます。ビジネス能力検定 B検の試験は年2回実施され、1回失敗しても、半年後に挽回のチャンスがあります。

ビジネス能力検定 B検の出題範囲は、3級では、自らの職業観や勤労観を築けるようになるための、ビジネス常識や基礎的なコミュニケーション能力、情報をどう活用するか、社会人として身につけておかなければならない知識が問題として出されます。
2級では、3級の知識があるという前提で、会社での役割・責任と権限などを理解するとともに、業務をどう効率的に進めるか、問題を解決するための基本的コミュニケーションや情報活用方法などが問題として出されます。
1級では、2級までの知識や技法は習得できているという前提で、問題解決を推進するのにどのように円滑に進められるか、そのために必要な論理思考や情報発信や表現方法を問題として出されます。また、基礎的にマネジメント技法が実践できているかどうかの評価ができる問題構成となっています。体系的知識問題が10問、統計分析問題が5問、動画閲覧しての問題が5問の出題です。

ビジネス能力検定 B検の勉強法ですが、2級と3級は社会人としての常識的な問題が多いため、新聞などで知識を得る方法が効果的です。例えば、温暖化とは何か、以下から選べ、というような問題が出ます。ビジネス能力検定 B検1級の勉強方法は、サンプル的な問題で、思考回路を構成させる訓練が必要です。問題集やテキストが販売されていますので、問題集からどのような問題が出て、どのように考えた解答が評価されるかを勉強すべきでしょう。例えば、統計資料からの問題と言っても、統計処理計算をさせることが目的ではなく、簡単な計算はできる必要はありますが、統計全体から何が言えるかを200字程度にまとめる訓練を、テキストや問題を通して訓練する方が効果的です。


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