ガス溶接作業主任者試験 01


建設現場や工場製作場で必要な作業の一つが、ガス溶接作業です。アセチレン溶接装置やガス集合溶接装置を使って溶接作業を行う場合には、ガス溶接作業主任者を選任し、主任者の始動の元に作業行うよう、労働安全衛生法で決められています。その主任者となるための試験が、ガス溶接作業主任者試験です。
ガス溶接作業主任者試験を受験する資格に制限はありませんが、試験に合格して免許を交付するときの要件に、次のような要件があり、事実上の受験資格と言っても良いでしょう。
免許交付要件とは、ガス溶接技能講習を修了し、ガス溶接実務に3年以上の経験です。そのほかに、学校で溶接などを専攻しての卒業者、鉄工や配管技能検定合格した後の実務経験者など、ガス溶接の実務をある年数経験した場合が、免許交付要件です。

ガス溶接作業主任者試験の受験情報

試験内容

受験資格 なし
※ただし免許交付要件に学歴や保有資格ごとの実務経験年数が必要となる
試験科目 ・ガス溶接等の業務に関する知識(5問)
・関係法令(5問)
・アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識(5問)
・アセチレンその他可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識(5問)
出題形式 五肢択一式
試験時間 3時間 ※科目免除者は1時間30分
合格基準 科目ごとの得点が40%以上で、かつ総得点が60%以上で合格

免許交付要件

ガス溶接作業主任者免許試験に合格した方は、以下の要件を満たすことで免許の交付を受けることができます。

「労働安全衛生規則 別表第四」より

イ.ガス溶接技能講習を修了した者であって、その後3年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
ロ.学校教育法による大学又は高等専門学校において、溶接に関する学科を専攻して卒業した者
ハ.学校教育法による大学又は高等専門学校において、工学又は化学に関する学科を専攻して卒業した者であって、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
ニ.職業能力開発促進法第28条第1項の職業訓練指導員免許のうち職業能力開発促進法施行規則別表第11の免許職種の欄に掲げる塑性加工科、構造物鉄工科又は配管科の職種に係る職業訓練指導員免許を受けた者
ホ.職業能力開発促進法第27条第1項の準則訓練である普通職業訓練のうち、職業能力開発促進法施行規則別表第2の訓練科の欄に定める金属加工系溶接科の訓練を修了した者であって、その後2年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
ヘ.職業能力開発促進法施行令別表第1に掲げる検定職種のうち、鉄工、建築板金、工場板金又は配管に係る一級又は二級の技能検定に合格した者であって、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
ト.旧保安技術職員国家試験規則による溶接係員試験に合格した者であつて、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
チ.その他厚生労働大臣が定める者

試験科目の免除

学校で溶接に関する学科を専攻していた人や、溶接に関する職種に一定年数従事した経験のある人等、以下に該当する方は、「アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識」、「アセチレンその他可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識」の科目の免除を受けることができます。

①学校教育法による大学(短期大学を含む。)又は高等専門学校において、溶接に関する学科を専攻して卒業した者(当該学科を専攻して同法による専門職大学の前期課程を修了した者を含む。)
②次のいずれかの者(工学又は化学に関する学科を専攻した者に限る。)で、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
a.学校教育法による大学(短期大学を含む。)又は高等専門学校を卒業した者
b.大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者
c.省庁大学校【注1】を卒業(修了)した者
d.専修学校の専門課程(2年以上・1700時間以上)の修了者(大学入学の有資格者に限る。)などで、その後大学等において大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与されるのに必要な所定の単位を修得した者
e.指定を受けた専修学校の専門課程(4年以上)を一定日以後に修了した者など(学校教育法施行規則第155条第1項該当者)
③構造物鉄工科又は配管科の職種に係る職業訓練指導員免許を受けた者
④普通職業訓練(金属加工系溶接科)を修了した者で、その後2年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの
⑤鉄工、建築板金、工場板金又は配管の1級の技能検定に合格した者で、その後1年以上ガス溶接等の業務に従事した経験を有するもの

ガス溶接作業主任者試験 試験で問われるもの

ガス溶接作業主任者試験のどの項目も5問、20点という分かり易い点数構成です。すなわち、ガス溶接作業主任者試験に合格するには、どの項目も2問以上正解が必要で、総合で12問の正解が必要ということです。
ガス溶接作業主任者試験の勉強方法は、過去問を数年分勉強することで、勉強のための問題集は、解説がしっかりしている教材を選ぶべきです。試験問題は繰り返しが多いようです。例えば、前年と前々年の問題と比べると、6割以上で同じテーマの問題が出ています。
例えば、ガス容器について誤っているものは何か、という問題がそうです。しかし、五肢択一のうち2つ程度は同じような技術文ですが、他は全く異なる技術的な文の問題です。したがって、ガス容器という問題は、出るというつもりで、ガス容器に関しての知識は、全て得られるような覚え方が、勉強のポイントです。

ガス溶接作業主任者試験の出題問題サンプル

平成22年度 7-12 ガス溶接作業主任者試験(抜粋)
【問2】
ガス溶接、ガス溶断に使用する吹管(ガス溶接器、ガス切断器)の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 吹管にホースを取り付けるときは、先に可燃性ガス用ホースを取り付け、次に酸素用
    ホースを取り付ける。
(2) ガス容器への圧力調整器の取付けと、圧力調整器及び吹管へのホースの取付けが
    終わったら、可燃性ガス、酸素の順にそれぞれのバルブを開き、点火時と同じ状態に
    して、空吹きを行う。
(3) 空吹きの終了後、吹管のバルブを閉め、容器弁、圧力調整器等を開放し、石けん水
    をバルブ部、接続部等に注水又は塗布して、各部のガス漏れを点検する。
(4) 着火するときは、可燃性ガスバルブを1回転ほど開き、直ちに所定のライターで点火
    した後、酸素バルブを開く。
(5) 消火するときは、先に酸素バルブを閉じ、次に可燃性ガスバルブを直ちに閉じる。

【問7】
通風又は換気が不十分な場所において、可燃性ガス及び酸素(以下「ガス等」という。)を用いて溶接、溶断又は金属の加熱の作業を行うときに講じなければならない措置として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
(1) 溶断の作業を行うときは、吹管からの過剰酸素の放出による火傷防止のため、十分
    な換気を行う。
(2) ガス等のホース及び吹管については、損傷等によるガス等の漏えいのおそれがない
    ものを使用する。
(3) ガス等のホースにガス等を供給しようとするときは、あらかじめ、そのホースにガス等
    が放出しない状態にした吹管又は確実な止めせんを装着した後に行う。
(4) 使用中のガス等の供給口のバルブ又はコックには、そのバルブ又はコックに接続す
    るガス等のホースの検査を担当する者の名札を取り付ける等ガス等のホースの検査
    を確実に行うための表示をする。
(5) ガス等のホースと吹管及びガス等のホース相互の接続箇所については、ホースバン
    ド、ホースクリップ等の締付具を用いて確実に締付けを行う。

【問13】
ガス集合溶接装置の安全器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 水封式安全器は、ガスが逆火爆発したときに、水により火炎の逸走を阻止する構造
    となっている。
(2) 水封式安全器は、地面に対して水平に取り付け、逆止弁と安全弁を備えるようにする。
(3) 乾式安全器が逆火を受けたときには、吹管及びガス容器の各弁を閉じてから逆火の
    原因を究明・除去し、安全器の各部機構が正常に作動することを確認した後、再
    使用する。
(4) 焼結金属式の乾式安全器は、使用する可燃性ガスの種類に応じて、適正な隙間の
    ある焼結金属を用いたものを選択する。
(5) 乾式安全器は、みだりに分解したり、修理したりしない。

【問19】
燃焼と爆発に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 燃焼とは、可燃性の気体、液体又は固体が、空気や酸素と反応して、熱と光を発生
    する現象をいう。
(2) 火炎の伝ぱ速度が音速を超える激しい爆発を爆ごうといい、爆ごうでは、圧力の上昇
    が初圧の数十倍に達することがある。
(3) 一般に、爆発には、物理的な原因によるものと、化学的な原因によるものがあるが、
    ガス溶接・溶断作業に伴って生じる爆発は、主として後者である。
(4) 吹管の予混合炎が消えるとき、爆発音を伴うことがよくあるが、これは予混合された
    ガスの火炎伝ぱ速度より、ガスの流出速度が速くなったために生じる現象である。
(5) 密閉容器中のアセチレンガスが着火により爆発した場合、爆発圧力より低い強度の
    容器のときには大きな破壊を招く。

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ガス溶接作業主任者免許試験の過去問

ガス溶接作業主任者試験の出題問題例

ガス溶接作業主任者試験の出題問題例です。
ガス溶接、ガス溶断に使用する吹管(ガス溶接器、ガス切断器)の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) 吹管にホースを取り付けるときは、先に可燃性ガス用ホースを取り付け、次に酸素用ホースを取り付ける。
(2) ガス容器への圧力調整器の取付けと、圧力調整器及び吹管へのホースの取付けが終わったら、可燃性ガス、酸素の順にそれぞれのバルブを開き、点火時と同じ状態にして、空吹きを行う。
(3) 空吹きの終了後、吹管のバルブを閉め、容器弁、圧力調整器等を開放し、石けん水をバルブ部、接続部等に注水又は塗布して、各部のガス漏れを点検する。
(4) 着火するときは、可燃性ガスバルブを1回転ほど開き、直ちに所定のライターで点火した後、酸素バルブを開く。
(5) 消火するときは、先に酸素バルブを閉じ、次に可燃性ガスバルブを直ちに閉じる。

ガス溶接作業主任者 出題問題例 令和3年度

ガス溶接等の業務に関する知識

問題1 圧力調整器の取扱いに関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 圧力調整器をガス容器に取り付けるときは、圧力調整ハンドルを右(時計方向)に回してスプリングを緩め、圧力調整器内の弁を開いてから行う。〔× 誤り〕
(2) 圧力調整器をガス容器に取り付けるときは、供給口(ホース口)や安全弁の吹出口が容器の肩の方に向かないようにして、圧力調整器の側面に立って作業を行う。〔〇 正しい〕
(3) アセチレン用圧力調整器を容器に取り付けるときは、専用の取付け金具を用い、容器弁に対し水平に取り付ける。〔〇 正しい〕
(4) ガス溶接などの作業の途中で圧力調整器の出口圧力を調整するときは、消火した後に圧力調整ハンドルを回して行う。〔〇 正しい〕
(5) 圧力調整器を長期間保管する場合は、ビニル袋などに入れて密閉し、これを更にダンボール箱などに入れ、粉じん、腐食性ガスなどに触れない場所に保管する。〔〇 正しい〕

問題2 手動のガス溶接に使用する吹管(B形溶接器)の取扱いに関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1 )酸素用ホースを吹管に取り付けたときの吸込みの確認は、圧力調整ハンドルを回して酸素を送給した後、吹管の酸素バルブ、燃料ガスバルブを順に開き、燃料ガス入口に指先や手首を当てて行う。〔〇 正しい〕
(2) 吹管へのゴムホースの取付け終了後は、燃料ガス、酸素の順にそれぞれのバルブを開き、点火時と同じ状態にして、ガスだけを放出する空吹きを行う。〔〇 正しい〕
(3) 空吹きをした後、吹管のバルブを閉め、容器弁、圧力調整器などを開放にしたままで、検知剤をバルブ部、接続部などに塗布して、各部のガス漏れを点検する。〔〇 正しい〕
(4) 点火するときは、酸素バルブを半回転から1回転ほど開き、直ちに所定のライターで点火した後、燃料ガスバルブを開く。〔× 誤り〕
(5) 打合せ、休憩などでガス溶接作業を中断するときは、圧力調整器内のガス抜きをしておく。〔〇 正しい〕

問題3 マニホールド方式の燃料ガス集合装置の取扱いに関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) ガス容器は、マニホールドの両側に取り付けるとともに、取り付ける際に、パッキンを点検し、不良品は取り替える。〔〇 正しい〕
(2) ガス容器を取り付けたときは、ガス容器1本の弁を少し開いて、マニホールド内のガスと空気の混合ガスを放出弁から放出する。〔〇 正しい〕
(3) ガス容器を取り付けた後、調圧するときは、十分な圧力があることを圧力計で確認し、圧力調整器で最適使用圧力に調整する。〔〇 正しい〕
(4) ガス容器を取り付け、調圧した後は、低圧ストップ弁を開いて二次側配管にガスを供給する。〔〇 正しい〕
(5) ガス供給を停止するときは、導管、ガス容器などのそれぞれの弁を閉め、圧力調整器の圧力調整ハンドルを締めておく。〔× 誤り〕

問題4 逆火の原因として、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 酸素の圧力が低すぎた。〔× 誤り〕
(2) 可燃性ガスの供給量が不足した。〔〇 正しい〕
(3) 火口先端にスラグなどが付着していた。〔〇 正しい〕
(4) 吹管の各締付け部が緩んでいた。〔〇 正しい〕
(5) インジェクターが損耗したため、ガスの混合が不良であった。〔〇 正しい〕

問題5 ガス切断(溶断)作業における災害防止に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 酸類を貯蔵していた鉄製のタンクの修理をガス切断作業により行う場合は、水素の発生を予測して作業前にタンク内のガス検知を行う。〔〇 正しい〕
(2) ガス切断作業により化学反応容器の解体を行う場合は、あらかじめ容器内を水などで洗浄して可燃物を除去した後、ガス検知器で内部に引火性のガスや蒸気がないことを確認する。〔〇 正しい〕
(3 ) ガス切断作業で発生する火花は、わずかな隙間から装置などの裏側へ入り、可燃物の着火源となることがある。〔〇 正しい〕
(4) 空気の流れが悪く、狭い場所で長時間ガス切断作業を行う場合は、不完全燃焼により窒素が発生し、中毒になることがあるので換気を行う。〔× 誤り〕
(5) ガス切断作業により小麦粉を貯蔵した設備の修理を行う場合は、爆発・火災を防止するため、あらかじめ粉体を除去する。〔〇 正しい〕

関係法令

問題6 ガス溶接作業主任者免許に関し、法令上、定められていないものは次のうちどれか。
(1) 満18歳に満たない者は、免許を受けることができない。〔〇 正しい〕
(2) 免許に係る業務に現に就いている者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。〔〇 正しい〕
(3) 免許に係る業務に現に就いている者は、住所を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。〔× 誤り〕
(4) 重大な過失により、免許に係る業務について重大な事故を発生させたときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。〔〇 正しい〕
(5) 免許の取消しの処分を受けた者は、遅滞なく、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなければならない。〔〇 正しい〕

問題7 ガス集合溶接装置の配管、ガス装置室及びガス集合装置に関する措置について、法令上、違反となるものは次のうちどれか。
(1) 配管のフランジ、バルブ等の接合部には、接合面を相互に密接させるため、ガスケットを使用している。〔〇 違反ではない〕
(2) 配管の主管及び分岐管には、安全器を、一の吹管について二以上になるよう設けている。〔〇 違反ではない〕
(3) ガス装置室の屋根及び天井は、重い難燃性の材料で造っている。〔× 違反〕
(4) ガス装置室は、ガスが漏えいしたときに、そのガスが滞留しない構造としている。〔〇 違反ではない〕
(5) 移動して使用するガス集合装置を、ガス装置室の外に設けている。〔〇 違反ではない〕

問題8 ガス集合溶接装置を用いて金属の溶断の作業を行うときに講じなければならない措置として、法令上、定められていないものは次のうちどれか。
(1) ガス装置室には、ガス溶接作業主任者のほかみだりに立ち入ることを禁止し、かつ、その旨を見やすい箇所に掲示すること。〔× 誤り〕
(2) 作業を行う者に保護眼鏡及び保護手袋を着用させること。〔〇 正しい〕
(3) 使用するガスの名称及び最大ガス貯蔵量を、ガス装置室の見やすい箇所に掲示すること。〔〇 正しい〕
(4) バルブ、コック等の操作要領及び点検要領をガス装置室の見やすい箇所に掲示すること。〔〇 正しい〕
(5) 導管には、酸素用とガス用との混同を防止するための措置を講ずること。〔〇 正しい〕

問題9 ガス集合溶接装置を用いて金属の溶断の作業を行うとき、法令上、ガス溶接作業主任者が行わなければならない事項として誤っているものは次のうちどれか。
(1) 安全器は、作業中、その機能を容易に確かめることができる箇所に置き、かつ、1週間に1回以上これを点検すること。〔× 誤り〕
(2) ガス溶接作業主任者免許証を携帯すること。〔〇 正しい〕
(3) 作業を開始するときは、ホース、吹管、ホースバンド等の器具を点検し、損傷、摩耗等によりガス又は酸素が漏えいするおそれがあると認めたときは、補修し、又は取り替えること。〔〇 正しい〕
(4) ガスの容器の取替えの作業に立ち会うこと。〔〇 正しい〕
(5) 作業に従事する労働者の保護眼鏡及び保護手袋の使用状況を監視すること。〔〇 正しい〕

問題10 ガス集合溶接装置の定期自主検査に関し、法令上、 ものは 定められていない次のうちどれか。
(1) ガス集合溶接装置については、原則として、1年以内ごとに1回、定期に、自主検査を行わなければならない。〔〇 正しい〕
(2) 1年をこえる期間使用しなかったガス集合溶接装置については、その使用を再び開始する際に、自主検査を行わなければならない。〔〇 正しい〕
(3) ガス集合溶接装置の配管で、地下に埋設された部分については、定期自主検査の対象から除くことができる。〔〇 正しい〕
(4) 定期自主検査の結果、ガス集合溶接装置に異常を認めたときは、補修その他必要な措置を講じた後でなければ、使用してはならない。〔〇 正しい〕
(5) 定期自主検査の結果に基づき補修等を行った場合は、その内容を記録し、次回の定期自主検査まで保存しなければならない。〔× 誤り〕

アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識

問題11 導管に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 導管とは、燃料ガス容器などのガス供給源から吹管までガスを送る管のことをいう。〔〇 正しい〕
(2) 配管ヘッダーや容器に取り付けられた圧力調整器から吹管までの導管には、通常、溶断用ゴムホースが使用される。〔〇 正しい〕
(3) 高圧酸素が流れる配管には、銅管やステンレス管を用いる。〔〇 正しい〕
(4) 導管に使用する溶断用ゴムホースの色は、アセチレン用にはオレンジ色、酸素用には青色を用いる。〔× 誤り〕
(5) アセチレン用配管には、銅管を用いてはならない。〔〇 正しい〕

問題12 ガス集合溶接装置に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) マニホールド方式のガス集合溶接装置の減圧部は、ストレーナ、圧力調整器、低圧ストップ弁、安全器などが配管によって連結されている。〔〇 正しい〕
(2) 溶解アセチレン容器やLPガス容器の連結方法には、カードル方式が用いられ、マニホールド方式は用いられない。〔× 誤り〕
(3) ガス集合溶接装置の圧力調整器は、高圧ストップ弁と低圧ストップ弁の間に設置されている。〔〇 正しい〕
(4) ガス集合溶接装置に用いられる器具の連結部は、十分な気密が保持されるように溶接するか、パッキンを使用する。〔〇 正しい〕
(5) 安全器は、圧力調整器から吹管につながる導管の途中に設ける。〔〇 正しい〕

問題13 ガス集合溶接装置の安全器に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 乾式安全器は、ガスが逆火爆発したときに、水によることなく火炎の上流側への伝ぱを阻止する構造となっている。〔〇 正しい〕
(2) 乾式安全器は、逆火を阻止する機能、逆火時にガスを遮断する機能、酸素の逆流を阻止する機能などを備える必要がある。〔〇 正しい〕
(3) 焼結金属を用いた乾式安全器では、焼結金属の隙間が小さいほど消炎能力が増す。〔〇 正しい〕
(4) 水封式安全器は、ガスが逆火爆発したときに、水により火炎の上流側への伝ぱを阻止する構造となっている。〔〇 正しい〕
(5) 低圧用水封式安全器は、中圧用水封式安全器の水封排気管に換えて破裂板を使用している。〔× 誤り〕

問題14 手動ガス溶接器及び手動ガス切断器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(1) A形溶接器は、ミキサが火口内部に組み込まれており、B形溶接器に比べて火口が重い。〔〇 正しい〕
(2) A形溶接器は、通常、一度火炎を調整しておけば、再点火するときに火炎の再調整をする必要がない。〔〇 正しい〕
(3) B形溶接器は、ミキサ内に針弁があり、この針弁により酸素流量を調節できる。〔〇 正しい〕
(4) 低圧用溶接器は、中圧アセチレンにも使用できるが、中圧用溶接器は、低圧アセチレンには使用できない。〔〇 正しい〕
(5) 低圧用1形切断器に用いるアセチレン用切断火口は、切断酸素孔の周囲に歯車状に予熱炎孔が配置されており、ギヤ形火口と呼ばれる。〔× 誤り〕

問題15 圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 圧力調整器は、ガスの減圧及び圧力保持のために用いられる。〔〇 正しい〕
(2) 酸素用圧力調整器の容器との取付け部は、おすネジとめすネジがあり、いずれも右ネジである。〔〇 正しい〕
(3) LPガス用圧力調整器の内部のダイヤフラムには、耐アセトン性ゴムが使用されている。〔× 誤り〕
(4) ブルドン管圧力計のブルドン管は、断面が楕円又は扁平形の金属管を半円形の曲管に加工したものである。〔〇 正しい〕
(5) 圧力調整器の圧力計の目盛りは、大気圧を0として大気圧との差圧を示している。〔〇 正しい〕

アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識

問題16 溶解アセチレンに関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) アセトンを溶剤とする場合、温度が低下すると、アセチレンのアセトンへの溶解度が増加するので、容器内の圧力は低くなる。〔〇 正しい〕
(2) 溶解アセチレン7kgが気化すると、0℃、1気圧で、約21㎥のアセチレンガスとなる。〔× 誤り〕
(3) 溶解アセチレンの溶剤に使用されるDMF(ジメチルホルムアミド)は、溶解性は優れているが、毒性が強い。〔〇 正しい〕
(4) アセチレンの溶解量は、アセトン1kg当たり約0.5kgである。〔〇 正しい〕
(5) 溶解アセチレンの耐圧容器への充塡は、充塡後の圧力が15°Cにおいてゲージ圧力1.5MPa以下となるように行う。〔〇 正しい〕

問題17 0℃、1気圧において、空気より軽い可燃性ガスのみの組合せとして、正しいものは次のうちどれか
(1) アセチレン、イソブタン、メタン
(2) アセチレン、イソブタン、プロパン
(3) 水素 プロパン、メタン
(4) アセチレン、水素、メタン〔〇 正しい〕
(5) イソブタン、水素、プロパン

問題18 酸素に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) ガス溶接・溶断作業に使用する酸素は、基準圧力が35℃で14.7MPaの高圧力で容器に充塡されている。〔〇 正しい〕
(2) 酸素は、無色・無臭の気体で、空気より軽い。〔× 誤り〕
(3) 酸素自身は燃えたり爆発したりすることはないが、可燃物の燃焼を支える性質を有する。〔〇 正しい〕
(4) 酸素は、空気中に約21%含まれており、その割合は窒素より小さい。〔〇 正しい〕
(5) 酸素は、主に、液体空気を生成し酸素を分離する方法、吸着剤を用いて空気中の窒素を吸着させ酸素を濃縮・分離する方法などで製造されている。〔〇 正しい〕

問題19 燃焼及び爆発に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 燃焼とは、可燃性の気体、液体又は固体が、空気や酸素と反応して、熱と光を発生する現象をいう。〔〇 正しい〕
(2) 蒸発燃焼では、液体の蒸発で生じた蒸気が着火して火炎を生じ、さらに液体の表面が加熱されて蒸発を促進し、燃焼を継続する。〔〇 正しい〕
(3) ガス溶断を始めるため、吹管に点火するとき、アセチレンだけを少量出して点火すると、煤を伴った赤っぽい炎が火口先端で静かに燃え続けるが、これを拡散炎という。〔〇 正しい〕
(4) 火炎の伝ぱ速度が音速を超える激しい爆発を爆ごうといい、爆ごうでは、圧力の上昇が初圧の数十倍に達することもある。〔〇 正しい〕
(5) 可燃性ガスは、空気又は酸素が存在するときは濃度の如何にかかわらず、着火源によって火炎の発生と伝ぱが生じる。〔× 誤り〕

問題20 ガス容器に関し、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 溶解アセチレン容器には、安全装置として、融点が105℃の可溶合金を封入した可溶合金栓が付いている。〔〇 正しい〕
(2) 溶解アセチレン容器には、一般に、溶接容器が使用され、その塗色はかっ色である。〔〇 正しい〕
(3) 酸素容器には、溶接容器が使用され、その塗色は黒色である。〔× 誤り〕
(4) 酸素容器の容器弁には、容器の耐圧試験圧力の80%以下の圧力で作動する破裂板式安全弁が設けられている。〔〇 正しい〕
(5) 継目なし容器には、角鋼材から鍛造で作ったものと、継目なし鋼管の両端を鍛造で絞って作ったものがある。〔〇 正しい〕

ガス溶接技能講習会の修了者は、ガス溶接作業主任者試験合格者の主任者免状の条件

ガス溶接作業主任者試験を受験するに当たっては、学校などで溶接について専攻したときは、その内容に応じて試験科目の免除が受けられます。
ガス溶接作業主任者試験の合格のためには、60%以上の得点が必要ですが、ここ5年の合格率の平均は、85%と、ガス溶接作業主任者試験は、難易度は低い試験と言えるでしょう。
ガス溶接作業主任者試験の試験内容は、4つの項目から出題され、3時間で20問に解答します。問題は五肢択一方式で、4つの項目のどれでもが40%以上という足切りを持っていて、総合で60%以上得点すれば合格です。
1つ目は、ガス溶接等の業務に関する知識、2つ目が、関係法令で、3つ目が、アセチレン溶接装置とガス集合溶接装置の知識です。最後の4項目目が、アセチレンその他可燃性ガスやカーバイトや酸素の知識が問われます。

ガス溶接作業主任者試験の勉強方法では、10年分くらいの問題集を勉強すれば、ガス容器についてはほぼ全体を勉強することになります。繰り返し出る問題を勉強していると、次の試験では何が出るかが予想も付きますので、そこを重点に勉強します。もし、外れても、過去問を繰り返し勉強しているので、どうにでも対応が可能です。
ガス溶接作業主任者試験に合格しても、ガス溶接の実績がなければ主任者になる事はできません。そのため、ガス溶接の実績は講習会で得ることになります。
ガス溶接技能講習会は、学科と実技から成っていて、学科9時間、実技5時間の講習です。このガス溶接技能講習会の修了者は、ガス溶接作業主任者試験合格者の主任者免状の条件になっています。講習会でも、修了試験がありますが、講習会中にここがポイントですと言うことは、聞き逃さずに、ノートに記録して講習会を受講すれば、ほぼ落ちることはないでしょう。


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