溶接管理技術者試験 01


鋼構造物を製作するときに、溶接・接合は欠かせない技術であり、溶接・接合を管理する技術者は、溶接管理技術者認証基準が認めた資格者でなければなりません。その資格者を認定する試験が、溶接管理技術者試験です。溶接管理技術者を認定するレベルには、特別級、1級、2級があります。2級は、溶接施工・管理の基本職務能力を保有するレベル、1級は、溶接施工・管理の専門職務能力を保有するレベル、特別級は、施工・管理の統括職務能力を保有するレベルです。
溶接管理技術者試験の受験資格は、学歴と学校での専攻に応じて、必要な職務年数を溶接技術に専従した期間が経過して、受験資格を得ることができます。資格を得るまでの経験年数は、受験する溶接管理技術者の等級に応じて変わります。

溶接管理技術者試験の受験情報

受験資格
学歴、実務経験等で細かく規定されています。

試験内容
特別級(1級認証者については、筆記試験Ⅰが免除されます。)
  筆記試験Ⅰ
    ①溶接法・機器、②溶接機器、③溶接冶金、④溶接材料、
    ⑤溶接力学、⑥溶接設計、⑦溶接施工及び管理、
⑧安全衛生、⑨試験検査
  筆記試験Ⅱ
    ①材料・溶接性(必須)、
    ②設計(規格(ASME)問題2題の中から1題を選択)、
    ③施工・管理(規格(AWS)問題2題の中から1題を選択)、
    ④溶接法・機器
  口述試験(各級とも)
    ①溶接施工・管理の経験・知識
1級・2級
  筆記試験
    ①溶接法・機器、②溶接機器、③溶接冶金、④溶接材料、
    ⑤溶接力学、⑥溶接設計、⑦溶接施工及び管理、
    ⑧安全衛生、⑨試験検査
  口述試験(各級とも)
    ①溶接施工・管理の経験・知識

参考書のランキング/溶接管理技術者試験

認証研修会済みの証明書があれば、溶接管理技術者試験の口述試験が免除され、筆記試験だけに集中できます

溶接管理技術者試験は、特別級、1級、2級すべてで、筆記試験と口述試験が行われます。また、筆記試験は、記述式試験ですので、正確に溶接技術に関する言葉を覚えていないと、言い方は覚えていたとしても、漢字を交えた言葉で書けなければ、得点が得られません。
溶接管理技術者試験の合格率は、溶接管理技術者認証委員会の報告書で、1998年から2008年までの統計をまとめた資料では、2級の合格率は約60%、1級の合格率は32%程度、そして特別級は約45%です。1級の難易度が高いのは分かりますが、特別級の難易度が1級より低いのは、特別級が難しいからこそ1級での溶接の経験と技術が磨かれ、統括管理者としての勉強を十分にやった結果ではないでしょうか。
溶接管理技術者試験の内容は、各級とも、溶接方法及び機器・材料及び溶接冶金・構造及び設計・施工エンジニアリング・安全衛生・試験検査が出題されます。1級と2級は、筆記試験が2時間30分で解答し、2級は60%以上、1級は70%以上得点して合格すれば、口述試験に臨めます。
口述試験の内容は、記述試験で書いた内容を聞かれ答えることで、理解しているかどうかが評価され、合否が決まります。

特別級の場合は、筆記試験Ⅰと筆記試験Ⅱがあり、Ⅰは2時間30分で、1,2級と同じ溶接方法及び機器・材料及び溶接冶金・構造及び設計・施工エンジニアリング・安全衛生・試験検査からの問題です。Ⅱは、2時間で、材料と溶接性、設計基礎、施工方法、溶接法と機器についての問題を記述で解答します。合格の基準は70%以上の得点が必要で、筆記試験に合格すれば、口述試験で知識や職務能力、責任能力が問われ、きちんと解答できれば、特別級に合格します。
1級と2級の口述試験は、免除することが可能です。筆記試験に十分な自信を持って臨める実力者なら、口述試験も問題ないはずですが、自信がなければ、免除制度を利用するのも試験対策になります。
1級と2級の口述試験の免除は、協会が認めた研修会を受講し修了証書を取得すれば、口述試験は免除されます。
なお、特別級には何の免除項目もありません。記述試験と口述試験の両方に合格すれば、適格性証明書が交付されます。

溶接管理技術者研修会は、1級と2級でそれぞれ異なり、1級は4日間、2級は3日間、検収を受けます。講義内容は、等級によって異なりますが、溶接法と溶接機器・金属材料と溶接性・溶接部特性・溶接構造力学設計・溶接構造物の品質・溶接施工管理などが講義されます。講義終了後に、修了試験が行われ、合格すれば溶接管理技術者認証研修会済みの証明書が渡されます。
この証明書があれば、溶接管理技術者試験の口述試験が免除され、筆記試験にだけ集中できます。ただし、筆記試験の記述内容があまりよくないと、技術がまだ疑問と見なされ、研修会済みでも、口述試験の受験が必要になります。
溶接管理技術者試験の勉強法は、8年分の過去問題集を繰り返し勉強するのが、一番の勉強法でしょう。出題分野が限られているため、過去問に繰り返し出題される分野の問題も多く、数年分を繰り返し勉強することで、溶接に必要な分野に詳しくなるでしょう。そのためには、問題の解答が解説が詳しい参考書を使うことで、不明箇所をなくすことができます。また、不明な言葉があれば都度調べ、マスターすることで、記述問題にあやふやな解答を書かずに済み、合格に近づきます。


◇ よく読まれている関連記事と広告


技術系
過去問と解答速報『資格試験_合格支援隊』
タイトルとURLをコピーしました