作業環境測定士は、厚生労働大臣の登録を受け、作業環境測定業務に携わるものを称します。 危険を伴う業務に従事している現場では、労働者の安全を確保するための措置が必要になります。 労働者は、各自で身の安全を確保することが困難な場合が多いため、適切な配慮をしなければなりません。 そのため、作業環境測定士などの資格者を配置することが義務づけられています。
作業環境測定士試験の概要
作業環境測定士国家試験は、「第一種及び第二種測定士試験」と「第二種測定士試験」の2種類があります。
第一種作業環境測定士試験を受ける方は共通科目と、資格を取得しようとする種別についての選択科目を受験する必要があります。
試験内容 | 〔共通科目〕(各20問) ・労働衛生一般(衛生一般) 20問 ・労働衛生関係法令(関係法令) ・作業環境について行うデザイン・サンプリング(デザイン) ・作業環境について行う分析に関する概論(分析概論) 〔選択科目〕(各20問) ・有機溶剤 ・鉱物性粉じん(粉じん) ・特定化学物質(特化物) ・金属類 ・放射性物質(放射線) |
出題形式 | 五肢択一式 |
試験時間 | ・共通科目・・・各1時間 ・選択科目・・・各1時間 |
合格基準 | 各科目ごとの得点が全て60%以上で合格 |
合格基準
作業環境測定士試験では、各科目ですべて60%以上の得点を採ることが必要となるため、すべての科目を満遍なく対策していくことが必要となります。
問題には、実際に実務をされている方なら経験からとれる部分と、実務経験を活かすことができない部分に分かれるため、自分の弱い部分の対策を立てることが合格のポイントとなるでしょう。
勉強方法
作業環境測定士試験の勉強法として過去問勉強法は、誰にでも、すぐに、手軽に始めることができる勉強方法です。どの年度の過去問を解いても、満点が取ることができれば、あなたが本番の試験で合格点を出すことは難しくないでしょう。過去問で学習すれば、問題の出題傾向・形式を知ることができ、出題戦略や質の伴った勉強計画を行うことが出来ます。