電気通信工事施工管理技士試験 01


電気通信工事施工管理技士試験は、国土交通省が実施する国家試験で、1級電気通信工事施工管理技士の資格の取得によって、建設業の専任の技術者及び現場の監理技術者となります。なお、2級電気通信工事施工管理技士は、一般建設工事の主任技術者となり、電気通信工事施工管理技士試験は、建設業にとって必要な資格で、難易度の高い試験です。1級電気通信工事施工管理技士試験は、1次試験と2次試験があり、1次試験に合格すると、2次試験を受験できます。2次試験は、実地試験と言われていました(令和3年から変更)。電気通信工事施工管理技士試験の受験資格は、1級の場合は学歴に応じ、決められた実務の経験年数が経れば、受験資格が与えられます。なお、2級に合格した人は、直ちに1級を受験できます。2級の受験資格は、17歳以上であれば、誰でも1次試験の受験が可能です。

電気通信工事施工管理技士試験の概要

 電気通信工事とは、有線・無線の電気通信設備やネットワーク設備、情報設備、放送機械設備などの通信機器を施工する工事のことをいいます。現在電気通信のネットワークが高度化・複雑化しており、近年注目されているAI技術を活用した処理設備や5G設備機器などの工事も電気通信工事に含まれるため、電気通信工事の技術者が多く求められています。このような背景のもと、電気通信工事の技術者はより高度な知識・能力が必要となってきていることを受け、2019年に新しい施工管理技士資格として新設されたのが電気通信工事施工管理技士です。
 電気通信工事施工管理技士は他の施工管理技士と同様に、建設業法に基づく国家試験であり、検定の種目及び級に応じて建設業法に規定する許可の要件としての営業所に置かれる専任技術者及び工事現場に置かれる主任技術者又は監理技術者の資格を満たす者として取り扱われます。

電気通信工事施工管理技術検定の受験情報

電気通信工事施工管理技術検定 受験資格

1級電気通信工事施工管理技術検定

下記のいずれかに該当する者

学歴又は資格 電気通信工事に関する実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後3年以上 卒業後4年6月以上
短期大学
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後5年以上 卒業後7年6月以上
高等学校・中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」「専門士」を除く)
卒業後10年以上 卒業後11年6月以上
その他の者 15年以上
電気通信事業法(昭和59年法律第86号)による電気通信主任技術者資格者証の交付を受けた者 6年以上
高等学校
中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士「専門士」を除く」)
卒業後8年以上の実務経験(その実務経験に指導監督的実務経験1年以上を含み、かつ、5年以上の実務経験の後専任の監理技術者による指導を受けた実務経験2年以上を含む)
専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある、高等学校、中等教育学校卒業者、専門学校卒業者(「高度専門士」「専門士」を除く) 卒業後8年以上 卒業後9年6月以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある、上記以外の者 その他の者 13年以上
2級の第2次検定に合格した者

2級電気通信工事施工管理技術検定

下記のいずれかに該当する者

学歴 電気通信工事施工に関する実務経験年数
指定学科の卒業者 指定学科以外の卒業者
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後1年以上 卒業後1年6月以上
短期大学
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後2年以上 卒業後3年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士「専門士」を除く」)
卒業後3年以上 卒業後4年6月以上
その他の者 8年以上
電気通信事業法(昭和59年法律第86号)による電気通信主任技術者資格者証の交付を受けた者 1年以上

電気通信工事施工管理技術検定 試験の内容

1級電気通信工事施工管理技術検定

試験科目 第一次試験
(択一式)
・電気通信工学等
1.電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学及び建築学に関する一般的な知識を有すること。
2.電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備等(以下「電気通信設備」という。)に関する一般的な知識を有すること。
3.電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な設計図書に関する一般的な知識を有すること。
・施工管理法
1.監理技術者補佐として、電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する知識を有すること。
2.監理技術者補佐として、電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な応用能力を有すること。
・法規
建設工事の施工の管理を適確に行うために必要な法令に関する一般的な知識を有すること。
第2次検定
(筆記試験)
・施工管理法
1.監理技術者として、電気通信工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識を有すること。
2.監理技術者として、設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる応用能力を有すること。
試験時間 ・第1次検定 午前試験:2時間30分 午後試験:2時間
・第2次検定 2時間45分
合格基準 ・第1次検定
全体の得点が60%以上かつ検定科目「施工管理法(応用能力)」の得点が40%以上
・第2次検定
得点が60%以上

2級電気通信工事施工管理技術検定

試験科目 第一次試験
(択一式)
・電気通信工学等
 1.電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学及び建築学に関する概略の知識を有すること。
 2 .有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備等に関する概略の知識を有すること。
 3 .設計図書を正確に読み取るための知識を有すること。
・施工管理法
 電気通信工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること。
・法規
 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。
第2次検定
(筆記試験)
・施工管理法
 設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる一応の応用能力を有すること。
試験時間 ・第1次検定 2時間10分
・第2次検定 2時間45分
合格基準 ・第1次検定 得点が60%以上
・第2次検定 得点が60%以上

電気通信工事施工管理技術検定 試験で問われるもの

電気通信工事施工管理技術検定の試験では、電気通信工学、施工管理法、法規の科目でそれぞれ幅広い知識を問われます。しかし広い知識を問われますが、基礎的な内容を中心に問われるため、要点を整理したテキスト等で重要な問題をよく理解しておきましょう。電気通信工事施工管理技術検定は令和元年より始まった新しい施工管理技士試験で、過去問が少ないため、良いテキストを選び学習できるかがポイントとなります。

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電気通信工事施工管理技術検定の過去問

1級電気通信工事施工管理技術検定 学科試験 令和2年度

電気通信工学

問題2 下図に示す磁性体の磁束密度 B[T]と磁界の強さ H[A/m]の曲線に関する記述として、適当なものはどれか。
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(1) この曲線は、無負荷飽和曲線と呼ばれる。〔× 誤り〕
(2) 電磁石の鉄心の材料としては、残留磁気と保磁力が大きい強磁性体が適している。〔× 誤り〕
(3) この曲線のaは残留磁気を表し、bは保磁力を表す。〔〇 正しい〕
(4) この曲線を一まわりするときに消費される電気エネルギーは、この曲線内の面積に反比例する。〔× 誤り〕

問題6 携帯電話システムであるLTEに関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) フェージングなどの無線環境に合わせて、データの変調方式を柔軟に切り替える適応変調を採用している。〔〇 正しい〕
(2) 上りリンクの無線アクセス方式にはSC-FDMAを採用し、下りリンクの無線アクセス方式にはCDMAを採用している。〔× 誤り〕
(3) 音声サービスを実現するため、IP パケットにより音声データをリアルタイムに伝送するVoice over LTEを採用している。〔〇 正しい〕
(4) 複数の送受信アンテナにより異なる信号のセットを同一時間に同一周波数帯を用いて送受信することで伝送容量の増大や伝送品質の向上を図るMIMOが採用されている。〔〇 正しい〕

問題10 コンピュータシステムの利用形態に関する記述として、適当なものはどれか。
(1) コンピュータに入力するデータなどを、一定量又は一定期間蓄えておき、それをひとまとめにして処理する方式をリアルタイム制御処理という。〔× 誤り〕
(2) 人とコンピュータが、ディスプレイなどを通じて、やり取りをしながら処理を進める方式を対話型処理という。〔〇 正しい〕
(3) センサにより機器の状態や外部の状況を常に監視し、状態や環境の変化に応じて機器の制御を行う方式をバッチ処理という。〔× 誤り〕
(4) オンラインで接続された端末からの要求に基づいて、関連する複数の処理を一つの処理単位として即座に実行し結果を返す方式をパイプライン処理という。〔× 誤り〕

問題14 下図に示すトランジスタ回路において、トランジスタのVCE[V]の値として、適当なものはどれか。
ただし、VBE = 0.7[V]、直流電流増幅率=200とする。
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〔選択肢〕
(1) 2.2[V]
(2) 3.6[V]
(3) 5 [V] 〔〇 正しい〕
(4) 9 [V]

電気通信設備

問題19 WDM(Wavelength Division Multiplexing)に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) WDMは、複数の異なる光波長を利用し、波長間の干渉がないようにして、1心の光ファイバに複数の波長の光を伝送するものである。〔〇 正しい〕
(2) WDMの基本構成は、複数の波長の光信号を光合波器で多重化する送信部、光増幅器、多重化した光信号を光分波器により分波したのち各波長毎に光信号を受信する受信部からなる。〔〇 正しい〕
(3) WDMには、光信号を比較的広めの波長間隔に配置するDWDMと光信号を高密度に配置するCWDMがある。〔× 誤り〕
(4) WDM伝送において、四光波混合による光信号の劣化を緩和するために使われる光ファイバとして非零分散シフト光ファイバ(NZ-DSF)がある。〔〇 正しい〕

問題25 デジタル無線の変調方式に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) ASKは、伝送信号の振幅の違いに情報を乗せる方式であり、振幅性雑音や受信信号のレベル変化によってBERが悪化しやすい。〔〇 正しい〕
(2) QPSK は、4つの位相点を用いて情報を伝送する方式であり、1シンボルでビットの情報を送ることができる。〔× 誤り〕
(3) 64QAMは、直交するつの値のASK変調信号を合成する方式であり1シンボルで6ビットの情報を送ることができる。〔〇 正しい〕
(4) FSKは、情報を搬送波の周波数の違いに置き換えて伝送する方式であり、振幅性雑音に強い。〔〇 正しい〕

問題31 MPLSに関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) MPLSは、IP‐VPN サービスを提供するために通信事業者の閉域網で使われている。〔〇 正しい〕
(2) MPLS網内のMPLS対応ルータは、LSR(Label Switch Router)と呼ばれ、特にMPLS網の出入り口におかれるLSRはLER(Label Edge Router)と呼ばれる。〔〇 正しい〕
(3) IP網から MPLS網にパケットが入る際に、パケットにラベルが付与され、MPLS網からIP網に出る際にラベルが取り除かれる。〔〇 正しい〕
(4) MPLSのトラフィックエンジニアリングは、MPLS網内を転送するパケットの暗号化などのセキュリティに関する技術である。〔× 誤り〕

問題36 ハードディスクの技術であるRAID5に関する記述として、適当なものはどれか。
(1) 複数のハードディスクにデータを分散して記録する方式であり、アクセスを高速化できるが、1台でもハードディスクが故障するとデータの読み書きができなくなる。〔× 誤り〕
(2) 2台のハードディスクに同じデータを記録する方式であり、1台のハードディスクが故障しても他の1台で継続して利用できるが、記録するデータよりも倍の記憶容量が必要となる。〔× 誤り〕
(3) 複数のハードディスクにデータとパリティ情報をそれぞれ分散して記録する方式であり、1台のハードディスクが故障しても残りのハードディスクのデータとパリティ情報から元のデータを復元できる。〔〇 正しい〕
(4) 複数のハードディスクのうち1台をパリティ情報の記録に割り当て、残りのハードディスクにデータを分散して記録する方式である。〔× 誤り〕

問題41 液晶ディスプレイに関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 液晶ディスプレイは、液晶を透明電極で挟み、電圧を加えると液晶の分子配列が変わり、光が通過したり遮断されたりする原理を利用している。〔〇 正しい〕
(2) カラー表示は、透明電極の外側に取り付けたカラーフィルタにより、画素ごとにRGBの三原色を作ることで行う。〔〇 正しい〕
(3) IPS 方式は、電圧をかけない状態では液晶分子はねじれているが電圧をかけると液晶分子のねじれが無くなることを利用するものであるが視野角が狭い。〔× 誤り〕
(4) 液晶自体は発光しないため、LED や蛍光管によるバックライトから放出された光が液晶を通過することで文字や画像を表示させる。〔〇 正しい〕

法規

問題49 労働者に支払う賃金に関する記述として、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
(1) 出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、使用者は、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。〔〇 正しい〕
(2) 使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取扱いをしてはならない。〔〇 正しい〕
(3) 使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。〔〇 正しい〕
(4) 使用者は、前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺することができる。〔× 誤り〕

問題53 河川管理者の許可が必要な事項について、「河川法」上、正しいものはどれか。
(1) 河川区域の上空に、光ファイバケーブルを横断して新設する場合は、河川管理者の許可を受ける必要はない。〔× 誤り〕
(2) 河川区域内における送電鉄塔の新設について河川管理者の許可を受けている場合は、その送電鉄塔を施工するための土地の掘削に関して新たに許可を受ける必要はない。〔〇 正しい〕
(3) 河川区域内に許可を得て設置した水位計を撤去する場合は、河川管理者の許可を受ける必要はない。〔× 誤り〕
(4) 河川区域内の民有地に一時的な仮設工作物として現場事務所を設置する場合は、河川管理者の許可を受ける必要はない。〔× 誤り〕

問題56 電波の型式の表示に関する記述として、「電波法令」上、誤っているものはどれか。
(1) 主搬送波の変調の型式の記号がAの場合、振幅変調であって両側波帯のものを表している。〔〇 正しい〕
(2) 主搬送波を変調する信号の性質の記号が3の場合、アナログ信号である単一チャネルのものを表している。〔〇 正しい〕
(3) 伝送情報の型式の記号がNの場合、電話を表している。〔× 誤り〕
(4) 電波の型式は、主搬送波の変調の型式、主搬送波を変調する信号の性質及び伝送情報の型式の記号をもって、かつ、その順序に従って表記する。〔〇 正しい〕

契約・設計

問題1 「公共工事標準請負契約約款」に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 発注者は、受注者に対して、下請負人の商号又は名称その他必要な事項の通知を請求することができる。〔〇 正しい〕
(2) 発注者が監督員を置かないときは、公共工事標準請負契約約款に定める監督員の権限は、発注者に帰属する。〔〇 正しい〕
(3) 現場代理人には、請負代金額の変更、請負代金の請求及び受領、契約の解除に係る権限が与えられている。〔× 誤り〕
(4) 発注者は、監督員を置いたときは、その氏名を受注者に通知しなければならない。〔〇 正しい〕

関連分野

問題3 電気設備において、低圧幹線の施設や低圧分岐回路等の施設に関する記述として、「電気設備の技術基準の解釈」上、誤っているものはどれか。
ただし、負荷には電動機又はこれに類する起動電流が大きい電気機械器具は接続されていないものとする。
(1) 低圧幹線の電源側電路に施設する過電流遮断器には、当該低圧幹線の許容電流以下の定格電流のものを使用する。〔〇 正しい〕
(2) 低圧分岐回路の電線の許容電流が、低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の30%であるため、低圧幹線の分岐点からの電線の長さが4mの箇所に低圧分岐回路を保護する過電流遮断器を施設する。〔× 誤り〕
(3) 低圧幹線の電線として、当該低圧幹線を通じて供給される電気使用機械器具の定格電流の合計値以上の許容電流のものを使用する。〔〇 正しい〕
(4) 低圧分岐回路の電線の許容電流が、低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の35 %であるため、低圧幹線の分岐点からの電線の長さが8mの箇所に低圧分岐回路を保護する過電流遮断器を施設する。〔〇 正しい〕

問題7 不活性ガス消火設備の特徴に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 移動式の不活性ガス消火設備は、ホースノズルを人が操作することで、移動しながら消火する方式である。〔〇 正しい〕
(2) 全域放出方式と局所放出方式の不活性ガス消火設備は、常時、人がいない部分に設置される。〔〇 正しい〕
(3) 不活性ガス消火設備の消火剤であるハロゲン化物は、窒息効果のほか、化学的な連鎖反応抑制による燃焼抑制効果により消火する。〔× 誤り〕
(4) 水を使用することが不適切な油火災や電気火災又は散水によって二次的な被害が出ると予想される室に設置される。〔〇 正しい〕

施工管理

問題11 通信用メタルケーブルの屋内配線に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 管内配線において、通線直前に管内を清掃し、通信用メタルケーブルを破損しないように通線する。〔〇 正しい〕
(2) ケーブルラック配線において、通信用メタルケーブルを垂直に敷設する場合は、特定の子げたに重量が集中しないようにする。〔〇 正しい〕
(3) 床上配線では、ワイヤープロテクタを使用して配線し、ワイヤープロテクタから通信用メタルケーブルを引出す箇所には、被覆を損傷するおそれのないように保護を行う。〔〇 正しい〕
(4) ころがし配線において、既設低圧ケーブルの上に通信用メタルケーブルを直接乗せて交差させる。〔× 誤り〕

問題14 建物内での電気通信機器等の耐震施工に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 機器の設置は、可能な限り床置きとし、天井つり及び壁掛けは極力さける。〔〇 正しい〕
(2) 卓上装置は、地震時に水平移動又は卓上から落下しないように、耐震用品で固定する。〔〇 正しい〕
(3) 機器を建築物の床に固定するためのアンカーボルトは、一般的に地震の揺れが下層階より上層階のほうが小さいため、上層階ほど強度の弱いものを使う。〔× 誤り〕
(4) 据付面の大きさと比べて高さの高い機器は、壁、柱等から頂部揺れ止めが容易な場所に設置する。〔〇 正しい〕

問題16 施工計画の作成にあたっての留意事項に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 施工計画の作成にあたっては、個人の考えや技術水準だけで計画せず、企業内の関係組織を活用して、全社的な技術水準で検討する。〔〇 正しい〕
(2) 発注者の要求品質を確保するとともに、安全を最優先にした施工を基本とする施工計画を作成する。〔〇 正しい〕
(3) 契約書、発注図面及び工事仕様書に基づいて施工計画を作成すれば、現地調査を行わなくても現場条件や発注者の意向を十分反映できる。〔× 誤り〕
(4) 品質、工程、原価は相互に関連するため、これらの関係を考慮しながら、最善の施工計画を立てる。〔〇 正しい〕

問題18 法令に基づく申請書等とその提出先に関する記述として、適当でないものはどれか。
(1) 道路において工事を行うため、道路使用許可申請書を所轄警察署長に提出する。〔〇 正しい〕
(2) 航空障害灯の設置後に遅滞なく、航空障害灯の設置について(届出)を地方整備局長に届け出る。〔× 誤り〕
(3) つり足場を90日間設置するため、機械等設置届を所轄労働基準監督署長に届け出る。〔〇 正しい〕
(4) 騒音規制法の指定地域内で、特定建設作業を伴う建設工事を施工するため、特定建設作業実施届出書を市町村長に届け出る。〔〇 正しい〕

問題23 無線機のスプリアス発射の強度の測定に使用する測定器として、適当なものはどれか。
(1) 周波数カウンタ〔× 誤り〕
(2) クランプメータ〔× 誤り〕
(3) 電力量計〔× 誤り〕
(4) スペクトラムアナライザ〔〇 正しい〕

問題26 製品の全数を検査し良品と不良品に分け、良品だけを合格とする方法である全数検査が有効な場合として、適当なものはどれか。
(1) 製品の破壊検査が必要な場合〔× 誤り〕
(2) 製品の数量が非常に多い場合〔× 誤り〕
(3) わずかな不良品の混入も許されない場合〔〇 正しい〕
(4) 製品が連続体の場合〔× 誤り〕

問題28 高さ2m以上の足場(一側足場及びつり足場を除く。)に関する記述として、「労働安全衛生法令」上、誤っているものはどれか。
(1) 床材間の隙間を2 cmとする。〔〇 正しい〕
(2) 作業床の幅を30 cmとする。〔× 誤り〕
(3) 床材を3つの支持物に取り付ける。〔〇 正しい〕
(4) 床材と建地との隙間を10 cmとする。〔〇 正しい〕

問題32 高所作業車について、事業者が1ヶ月以内ごとに1回、定期的に行わなければならない自主検査の項目として、「労働安全衛生法令」上、誤っているものはどれか。
(1) 電圧、電流その他電気系統の異常の有無〔× 誤り〕
(2) 制動装置、クラッチ及び操作装置の異常の有無〔〇 正しい〕
(3) 作業装置及び油圧装置の異常の有無〔〇 正しい〕
(4) 安全装置の異常の有無〔〇 正しい〕

電気通信工事施工管理技士試験対策は、用語理論を覚えこみ10年分の過去問を繰り返す

電気通信工事施工管理技士試験の合格率は、1級技士の場合は、1次が49%、2次も49%でしたが、単純に1次と2次の試験に通ったとすると、1級の合格率は25%です。2級技士の場合は、1次が66%、2次が34%で、単純に2級の合格率は22%です。ただし、この統計には前年に1次が通って、今回2次だけを受けて合格した人数がカウントされていないため、電気通信工事施工管理技士試験は、単純に難易度が高いとは言えません。
1級電気通信工事施工管理技士試験の問題については、問題数は90問ですが、選択問題があり、答える問題数は60問です。午前と午後に分けて行われますが、4時間30分で60問の解答となり、1問当たり8分の解答時間となります。しかし、選択問題の場合、最初から60問を選ぶより、できそうな80問を選んで最終的に60問とするため、解答時間はもっと短くなります。

1級の問題の構成は、電気通信工学から16問(11問選択)、電気通信設備から28問(14問選択)、法規から14問(8問選択)、契約・設計から2問必須、関連分野から8問(5問選択)、施工管理から22問(20問選択)という内訳です。
同じように2級の問題構成を見ると、分野は同じ分野からで、問題数こそ違え、選択の割合も同じ割合です。この選択式の良い点は、電気通信設備や電気通信工学といった単なる暗記ではなく、理論的に分かるものや計算を必要とするもので、過去問にもなく初めて出てできそうになければ、初めから捨てることができるということです。
次に1級の二次試験(実地試験)について見ると、問題数は6問で、全て記述式問題です。第1問は、経験論文で、これまで経験してきたことを整理することと、施工時の安全上、品質上の留意点を挙げて、取った措置と対策を記述する問題です。毎日の仕事を整理して、安全・品質・工程を守る方法を常に考え、行動しておく訓練をしていれば、答えられる問題です。

1級電気通信工事施工管理技士試験の二次試験で、経験論文以外の問題を見てみましょう。問題2は、電気通信工事の施工管理と、語句の穴埋め問題です。問題3は、工程についてで、ネットワーク工程表が多く出されます。問題4は、作業するときの災害防止を、法規と照らし合わせて記述します。問題5は、電気通信用語の内容と特徴や原理などを記述する問題です。最後の問題6は、法規の用語を記入する問題で、建設業法、労働安全衛生法、電波法からの用語を問います。ただし、基本的な事項なので、普段の勉強の度合いが問われてきます。2級についても、2次試験はほぼ同じ構成で出題されています。
電気通信工事施工管理技士試験の勉強法としては、1次試験も2次試験も、勉強法は10年分くらいの過去問を繰り返し勉強することで、出てきた用語や理論は参考書をや解答例の解説を見て、しっかり覚え込むことが対策になります。


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