情報システム試験 01


情報システム試験は、情報処理の技術について総合した技術を持ちわせているかを判定する試験です。試験科目は、「基本スキル」「プログラミングスキル」「システムデザインスキル」の3つとなっています。受験資格は特にありません。情報システムに係る職種を目指すのであれば、ぜひゲットしておきたい資格の一つだと言えます。情報システムの資格を取得するには、問題集や参考書、過去の解答例や模範解答といった過去問での対策を行うのが基本的な受験対策となります。独学で資格取得を目指すのであれば、なおのこと過去問題を基本とした対策や予想がおすすめです。難しいと思う前にまずは問題にとりかかるくらいの前向きな気持が大切だと言えます。

情報システム試験の試験内容

試験コース 基本スキル プログラミングスキル システムデザインスキル
受験対象 ソフトウェアの開発をめざす人 プログラマをめざす人 システム開発技術者をめざす人
試験形式 ・PBT方式(団体出願のみ)
         ・CBT方式(団体出願、個人出願)
受験資格 制限なし
試験内容 プロジェクトマネジメント、情報表現、データ構造・集合と論理、CPUアーキテクチャ・補助記憶装置、システム構成・ソフトウェア 経営戦略・システム戦略・企業活動、システム開発・ソフトウェア開発管理技術、ネットワーク技術、データベース技術(SQLを含む)、セキュリティと標準化 データ構造とアルゴリズム、擬似言語、プログラミング技術を利用した問題解決
試験時間 60分 90分 90分
合格基準 100点満点中65点以上の得点

情報システム試験 J検 試験で問われるもの

情報システム試験 j検のコンセプトは、「創る」とされており、各試験コースでは下記の知識や技術、能力が問われます。
〇基本スキル
・ソフトウェア開発における技法やプロジェクトマネジメント,およびその基盤となる情報の表現,ハードウェア,基本ソフトウェアに関する基礎的知識。

〇プログラミングスキル
・想定処理に対して適切なデータ構造とアルゴリズムを適用できる能力と,適切なテストケースを作成し,テスト結果の正当性を評価できる能力。
・表計算ソフトを活用した問題解決能力。

〇システムデザインスキル
・システムの開発と、それに必要なネットワーク技術,データベース技術および,セキュリティと標準化に関する知識。

情報システム試験 J検の出題問題のサンプル

平成23年度 試験問題 抜粋
【 No. 1 】
正解  (1):イ  (2):オ  (3):カ  (4):ウ  (5):ア  (6):エ  (7):キ  (8):ア

次のQC7つ道具に関する設問に答えよ。

<設問1> 次のQC7つ道具の説明を読み、適切な字句を解答群から選べ。

(1) 縦軸に値、横軸に項目をとり、値の大きい順に項目別の棒グラフを並べたものと、各項目の全体に対する割合を累積した値(累積値)で描いたグラフを合わせたもの。累積値によって項目の管理方法を分けることで、効率的な管理が行える。

(2) 2つの項目の値を縦軸と横軸にとり、それぞれの値の交差する場所にプロットした図。項目間でどのような関係があるのかを把握することができる。

(3) 原料別、時間帯別、年齢別など、得られたデータをある基準をもとに分類すること。分類されたデータをグラフ化などすることにより、差異を発見することが可能となる。

(4) データの範囲を適当な区間に分割し、区間ごとの個数を集計した表をもとに棒グラフで表示したもの。グラフの中心位置や分布、ばらつきなどから、データを分析することができる。

(5) 確認項目を簡単に検査できるように作成した一覧表。検査をする際に、漏れがないように実施したり、点検項目数を把握したりできる。

(6) ある項目の推移を表した折れ線グラフ。上方の限界値(UCL)と下方の限界値(LCL)の間を不規則に推移している場合は問題がないと判断する。

(7) 問題や結果と、それに影響を及ぼす事象の関係を矢線で図示したもの。図示することで問題や結果を導いた事象の関係を明らかにすることができ、改善すべき対象を特定することができる。

(1) ~ (7) の解答群
ア.チェックシート   イ.パレート図    ウ.ヒストグラム  エ.管理図
オ.散布図   カ.層別  キ.特性要因図   ク.系統図法

<設問2>
設問1の(1)の図を使って行う分析方法を(8)の解答群から選べ。

(8) の解答群
ア.ABC分析   イ.SWOT分析  ウ.マトリクス分析   エ.回帰分析

【 No. 2 】
正解  (1):ア  (2):イ  (3):ア  (4):ウ  (5):イ  (6):イ

次のプリンタに関する設問に答えよ。

<設問1>
次のプリンタに関する記述中の ( ) に入るべき適切な字句を解答群から選べ。

コンピュータで作成した情報を紙などに出力する場合、プリンタが使われる。
プリンタの駆動方式については、大きく2つに分けることができる。
一つは、印字するときに衝撃を利用するもので、 (1) 式と呼ばれる。宅配便の伝票のように、数枚の用紙が重ねてあるものの一番上に印字するだけで、下にある用紙にも印字できるようなものの出力として用いられる。ここで用いる用紙の裏面には、圧力に反応する特殊な塗料やカーボンが塗ってあるため、一番上の用紙で受けた衝撃を下まで伝えて文字を出力することができる。
もう一つは、印字するときに機械的な衝撃を利用しないもので、 (2) 式と呼ばれる。インクを噴出して印字する (3) や、静電気で出力するイメージを感光ドラムに形成し、帯電した場所にトナーを付着させて印字する (4) がある。

(1) ,(2) の解答群
ア.インパクト   イ.ノンインパクト
ウ.インタレース  エ.ノンインタレース

(3) ,(4) の解答群
ア.インクジェットプリンタ   イ.サーマルプリンタ
ウ.レーザプリンタ   エ.昇華型プリンタ

<設問2>
次のカラー印刷に関する記述中の ( ) に入るべき適切な字句を解答群から選べ。

デジタルカメラで撮影した写真を印刷する場合は、カラープリンタを使用する。
カラープリンタは、 (5) と呼ばれる方法で、色の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)を組合わせて様々な色を表現する。なお、シアン、マゼンタ、イエローの3つを同じ割合で混ぜ合わせていくと (6) に近づく。

(5) の解答群
ア.加法混色  イ.減法混色   ウ.条件等色   エ.補色

(6) の解答群
ア.白    イ.黒    ウ.緑     エ.青

参考書のランキング/情報活用試験 J検

情報システム試験は通年受験が可能だから自分のペースで資格取得できる

情報システム試験には3つの種別がありまが、「基本スキル」と「システムデザインスキル」に合格した場合はシステムエンジニア認定が、「基本スキル」と「プログラミングスキル」に合格した場合はプログラマ認定が交付されます。受験の対策を行う場合には、どの認定交付を目指すかにより学習方法が変わってきますので注意が必要です。もちろん、システムエンジニア認定の方が、プログラマ認定よりも難易度が上となっていますので、自分の実力に合わせた科目の受験を目指すのがおすすめです。まずは、プログラマ認定を目指し、より難易度の高いシステムエンジニア認定を目指すといった方法が良いのかもしれませんが、自分のスキルに合わせて考えてみましょう。

「基本スキル」の出題範囲は、プログラミングやソフトウェア開発の基礎となる情報の表現や、ハードウェア・基本ソフトウェアに関する基礎的知識に関する出題となります。「プログラミングスキル」の出題範囲は、想定された処理に対するデータ構造とアルゴリズムが適切に適用できるかといったことや、適切なテストケースの作成、テスト結果の正当性評価などの能力を判定します。「システムデザインスキル」の出題範囲は、システム開発に対するネットワークおよびデータベース技術、加えてセキュリティと標準化に関する知識となります。それぞれの科目について難易度が違います。学習こそが合格に近づける唯一の道です。努力すれば必ず合格できるはずです。

これまでの合格発表によると、システムエンジニア認定の合格率が21.7%、プログラマ認定の合格率が47.4%という結果となっています。この数字からもわかるように、システムエンジニア認定とプログラマ認定の間には、難易度・合格率に大きな差があります。個人で受験する場合、試験日は特に定められておらず通年受験することが可能です。自分のペースと勉強方法で学習を進めらます。解答速報などは行われていませんが、過去問や解説は取得することができますので、それらを繰り返し学習することで、合格の可能性は飛躍的に高まるはずです。資格試験の中でも難易度はそれほど高くありませんので、キャリアアップを目指す人にもおすすめです。


タイトルとURLをコピーしました