ITコーディネータ試験は、経営者の立場に立って、経営とITを橋渡しし、経営に役立つIT投資を推進する知識と実務能力を持ったプロフェッショナルを育成・認定する試験です。
ITコーディネータ試験では、次のような内容が問われます。
ITCプロセスの基本原則の考え方として、経営戦略フェーズの策定プロセス、IT戦略策定フェーズのプロセスとその意味、IT資源調達プロセスの実施事項、IT導入プロセスの基本原則とその考え方、ITサービス活動対象機能など。
ITCプロセスの共通能力として、プロセス・プロジェクトマネジメントの定義、コミュニケーションの基本原則、モニタリング・コントロールのプロセス、リスクと情報セキュリティマネジメントなど。
ITコーディネータ試験の受験情報
受験資格
制限なし
試験内容
1. プロセス&プロジェクトマネジメントに関すること
①プロセスマネジメントにおけるプロセスおよび主要要件、
②プロジェクトマネジメントにおけるプロセスおよび主要要件
2. コミュニケーションに関すること
①コミュニケーションにおけるプロセスプランニング、②リーダーシップ
③リレーション形成、④合意形成、⑤関係維持・調整、
⑥ダイアローグ・デシジョン・プロセスなど
3. モニタリング&コントロールに関すること
①全体概要と基本原則、②ビジネス活動・成果のモニタリング&コント
ロール、③IT活動・成果におけるモニタリング&コントロールなど
4. 経営戦略に関すること
①全体概要と基本原則、②経営の成熟度、③事業環境分析、
④戦略、⑤プロセス改革、⑥顧客(満足とマーケティング)、
⑦知の経営、⑧財務マネジメント、⑨リスクマネジメントなど
5. IT戦略策定に関すること
①全体概要と基本原則、②IT化の成熟度、③IT経営の意義、
④業務プロセス最適化、⑤内外IT環境評価、⑥IT戦略の策定・展開
⑦セキュリティ&リスクマネジメントなど
6. IT資源調達に関すること
①全体概要と基本原則、②IT資源調達の成熟度、③IT資源調達計画
④RFP作成と発行、⑤調達先の決定・契約、⑥IT導入計画策定など
7. IT導入に関すること
①全体概要と基本原則、②IT導入の成熟度、③IT導入、
④業務プロセス改革とチェンジマネジメント、⑤総合テスト・移行など
8. ITサービス活用に関すること
①全体概要と基本原則、②ITサービス活用の成熟度、
③ITサービス提供、④IT戦略達成度評価、⑤IT環境の改革、
⑥業務プロセス改革の提言など
ケース研修(15日間)
経営戦略からITサービス活用までの一連のプロセスを体験する研修
①オリエンテーション・座学・修了式(5日間程度)、
②ケース研修(10日間程度)