高圧ガス製造保安責任者試験 01


石油コンビナートや、大規模な液化天然ガス製造を行う、高圧ガスを製造や取り扱う事業場には、高圧ガス製造保安責任者を置いて管理することが、高圧ガス保安法で決められています。高圧ガスだけでなく、冷凍ガスについても同じです。高圧ガス製造保安責任者として免状を交付する国家試験が、高圧ガス製造保安責任者試験です。高圧ガスを一定規模扱うところでは、高圧ガス製造保安に係る主任者を複数人設置する必要があります。
高圧ガス製造保安責任者には、取り扱うガスの種類や規模に応じて、いくつかの種類があり、その種類に応じた高圧ガス製造保安責任者試験を受験して、免状が受けられます。
高圧ガス製造保安責任者試験の種類は、甲種機械、甲種化学、乙種機械、乙種化学、丙種化学(液化石油ガス)、丙種化学(特別試験)、第1種冷凍機械、第2種冷凍機械、第3種冷凍機械のように分けられ、製造場所と取扱い容量によっては、免状があっても適用しない種類の免状では、高圧ガス製造保安責任者になれません。

高圧ガス製造保安責任者試験の試験の内容

試験の科目

甲種化学責任者

・甲種化学責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 高圧ガスの製造(冷凍のための製造を除く。)に必要な化学に関する高度の保安管理の技術 高圧ガスの製造に必要な高度の応用化学
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問) 記述式(6問)

甲種機械責任者

・甲種機械責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 高圧ガスの製造(冷凍のための製造を除く。)に必要な機械に関する高度の保安管理の技術 高圧ガスの製造に必要な高度の機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問) 記述式(5問)

第一種冷凍機械責任者

・第一種冷凍機械責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な高度の保安管理の技術 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な通常の応用化学及び機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問) 記述式(5問)

乙種化学責任者

・乙種化学責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 高圧ガスの製造(冷凍のための製造を除く。)に必要な化学に関する通常の保安管理の技術 高圧ガスの製造に必要な通常の応用化学
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問) 択一式(15問)

乙種機械責任者

・乙種機械責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 高圧ガスの製造(冷凍のための製造を除く。)に必要な機械に関する通常の保安管理の技術 高圧ガスの製造に必要な通常の機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問) 択一式(15問)

丙種化学(液化石油ガス)責任者

・丙種化学(液化石油ガス)責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 液化石油ガスの製造に必要な通常の保安管理の技術 液化石油ガスの製造に必要な通常の応用化学及び基礎的な機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(20問) 択一式(20問)

丙種化学(特別試験科目)責任者

・丙種化学(特別試験科目)責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 高圧ガスの製造(冷凍のための製造を除く。)に必要な基礎的な保安管理の技術 高圧ガスの製造に必要な基礎的な応用化学及び基礎的な機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(20問) 択一式(20問)

第二種冷凍機械責任者

・第二種冷凍機械責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な通常の保安管理の技術 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な基礎的な応用化学及び機械工学
試験形式 択一式(20問) 択一式(10問) 択一式(10問)

第三種冷凍機械責任者

・第三種冷凍機械責任者免状に係る製造保安責任者試験
試験の種類 法令 保安管理技術 学識
試験内容 高圧ガス保安法に係る法令 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な初歩的な保安管理の技術
試験形式 択一式(20問) 択一式(15問)

試験の受験情報

受験資格
制限なし

試験時間
・法令:60分
・保安管理技術:90分
・学識:120分

合格基準
各科目とも満点の60パーセント程度。

講習による一部科目免除制度

国家試験を受験する前に、高圧ガス製造保安講習を受け、その検定試験に合格することで、国家試験において「学識」と「保安管理技術」科目について免除を受けられる制度がある。「法令」については検定試験の対象科目ではないが、全ての講義を受けないと、後日行われる検定試験の受検資格を得られない。

〇講習日程(3日間)
・「法令」:7時間
・「保安管理技術」:7時間
・「学識」:7時間
※第三種冷凍機械は「保安管理技術」14時間、「法令」7時間となる

高圧ガス製造保安責任者試験 試験で問われるもの

高圧ガス製造保安責任者試験の問題は計算問題や理論的な問題が多く出ますが、過去問と類似した問題が繰り返し出題されます。そのため、過去問を勉強するときに、問題解法ととともに、その問題が少しひねって出されても解けるように応用や解法の理論を詳しく勉強することで、どんな類似問題が出ても対応することが可能です。
高圧ガス製造保安責任者試験の理論が良く理解しきっていないときに、合格できる可能性がある方法の1つに、試験の学識と保安管理技術の2科目を免除する方法があります。高圧ガス製造保安責任者試験には、試験の免除制度があって、3日間の高圧ガス製造保安責任者研修会を受講し、研修会の修了試験に合格することです。研修会の修了証書があれば、高圧ガス製造保安責任者試験では、法令だけの受験となり、それに合格すれば高圧ガス製造保安責任者試験に受かることになります。

高圧ガス製造保安責任者試験の過去問

高圧ガス保安法

高圧ガス保安法

問1.1.1 高圧ガス保安法について、正しいものはどれか。
1. 温度35度において圧力が1メガパスカル以上となる圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く)は、常用の温度における圧力が1メガパスカル未満であっても高圧ガスである。 〔正しい〕
2. 高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費並びに容器の製造及び取扱を規制することも定めている。 〔正しい〕
3. 圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が35度以下である液化ガスは、現在の圧力が0.1メガパスカルであれば、高圧ガスではない。 〔誤り〕

問1.1.2 高圧ガス保安法について、正しいものはどれか。
1. 圧縮、液化その他の方法で処理することができるガスの容積が1日100立方メートル以上である一つの設備を使用して液化石油ガスの製造(冷凍のための高圧ガスの製造を除く)をしようとする者は、事業所ごとに、都道府県知事等の許可を受けなければならない。 〔正しい〕
2. 第一種製造者がその事業の全部を譲り渡したときは、その事業の全部を譲り受けた者はその第一種製道者の地位を承継する。 〔誤り〕
3. 第一種製造者は、その製造をする高圧ガスの種類を変更したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。 〔誤り〕

問1.1.3 高圧ガス保安法について、正しいものはどれか。
1.第一種製造者の製造施設の位置、構造又は設備の変更の工事のうちには、その工事の完成後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出ればよい軽微な変更の工事がある。 〔正しい〕
2.車両により高圧ガスを移動するときは、その積載方法及び移動方法について所定の技術上の基準に従って行わなければならない。 〔正しい〕
3.全ての不活性ガスは、そのガスの種類や圧力にかかわらず高圧ガス保安法の適用を受けない。 〔誤り〕

問1.1.4 高圧ガス保安法について、正しいものはどれか。
1.金属の熱処理の燃料用として貯蔵設備の貯蔵能力が5,000キログラムである液化石油ガスの消費設備によりそのガスを消費する者は、特定高圧ガス消費者である。 〔正しい〕
2.第一種製造者は、その所有し、又は占有する容器を盜まれたときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事等又は警察官に届け出なければならない。 〔正しい〕
3.高圧ガスの製造のための施設が危険な状態となったとき、その施設の所有者又は占有者が直ちに応急の措置を講じなければならないのは、第一種製造者のものに限られている。 〔誤り〕

液化石油ガスを充塡する容器

問1.2.1 液化石油ガスを充塡するための容器について、正しいものはどれか。
1.容器の所有者は、所有する容器の表示が減失したときは、その表示をし直さなければならない。 〔正しい〕
2.容器に充塡する液化石油ガスは、所定の方法により刻印等又は自主検査刻印等で示された容器の内容積に応じて計算した質量以下のものでなければならない。 〔正しい〕
3.容器は、容器検査を受け、これに合格した場合においては所定の刻印等がされるが、容器が容器再検査に合格した場合においては所定の刻印等をするべき定めはない。 〔誤り〕

問1.2.2 容器検査に合格した液化石油ガスを充塡するための容器に表示すべき事項について、正しいものはどれか。
1.充塡することができる高圧ガスの名称を明示すること。 〔正しい〕
2.充塡することができる高圧ガスの性質を示す文字「熱」を明示すること。 〔正しい〕
3.充塡することができる高圧ガスの最大充塡質量の数値を明示すること。 〔誤り〕

液化石油ガスの特定高圧ガス消費者

液化石油ガスの特定高圧ガス消費者

問2.1.1 液化石油ガスの特定高圧ガス消費者について、正しいものはどれか。ただし、この消費施設の貯槽は貯蔵能力15トンのもの1基とする。
1.所定の製造保安責任者免状の交付を受けていなくても、特定高圧ガスの消費者としての液化石油ガスの消費に関し1年以上の経験を有する者を取扱主任者として選任することができると定められている。 〔正しい〕
2.消費設備のうち、貯槽の基礎は不同沈下等によりその設備に有害なひずみが生じないようにしなければならないと定められているが、蒸発器の基礎についてはその定めはない。 〔誤り〕
3.減圧設備の外面から第一種保安物件に対して有すべき第一種設備距離は、減圧設備の処理能力から算出すると定められている。 〔誤り〕

液化石油ガス保安規則の適用事業所

高圧ガスの製造施設を有する事業所において、タンクローリ(容器を固定した車両)により液化石油ガスを貯槽に受け入れ、貯蔵し、専ら容器(自動車燃料装置用容器を除く) に充塡しているもの。
事業所はコンビナート地域外にあり、事業者は認定完成検査実施者、認定保安検査実施者ではない。
事業書全体の処理能力 550,000立法メートル毎日
貯槽の貯蔵能力 液化石油ガス 50トン 2基 (地盤面上に設置されたものであって、低温貯槽でないもの)
ポンプ 定置式 2基
圧縮機 定置式 1基
容器置場 (貯蔵設備でなく、車両に固定した容器を貯蔵しないもの) 面積1,000平方メートル (液化石油ガスに係るもの)

事業者に適用される技術上の基準

問3.1.1 事業者について、正しいものはどれか。
1.保安統括者に、事業所の区分に応じた所定の製造保安責任者免状の交付を受けている者であって、かつ、所定の高圧ガスの製造に関する経験を有する者を選任している場合は、保安技術管理者を選任する必要はない。 〔正しい〕
2.保安係員には、丙種化学責任者免状の交付を受けている者であって、かつ、液化石油ガス又は可燃性ガスの製造に関する1年以上の経験を有する者を選任することができる。 〔正しい〕
3.所定の事項を記載した危害予防規程を定め、これを都道府県知事等に届け出なければならないが、これを変更したときは届け出なくてよい。 〔誤り〕

問3.1.2 事業者について、正しいものはどれか。
1.保安係員の選任及び解任については、その旨を都道府県知事等に届け出なければならないが、保安係員の代理者の選任及び解任についてはその届け出るべき定めはない。 〔正しい〕
2.選任した保安係員が旅行、疾病その他の事故によってその職務を行うことができないときは、あらかじめ選任した保安係員の代理者にその職務を代行させなければならない。 〔正しい〕
3.選任した保安係員に行わせるべき職務の一つに、「定期自主検査の実施を監督すること。」がある。 〔正しい〕

問3.1.3 事業者について、正しいものはどれか。
1.製造施設の特定変更工事を完成したときに受ける完成検査は、都道府県知事等、高圧ガス保安協会又は指定完成検査機関のいずれかが行うものでなければならない。 〔正しい〕
2.定期自主検査は、その製造施設が所定の技術上の基準(耐圧試験に係るものを除く。) に適合しているかどうかについて実施しなければならない。 〔正しい〕
3.液化石油ガスのポンプを製造することが適切であると経済産業大臣が認める者が製造したものに取り替えた場合、その処理能力の変更が一定の範囲であれば軽微な変更の工事に該当する。 〔誤り〕

事業所に適用される技術上の基準

問3.2.1 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.これらの貯槽の基礎を不同沈下等により貯槽に有害なひずみが生じないものとした場合であっても、これらの貯槽の支柱はそれぞれ同一の基礎に緊結しなければならない。 〔正しい〕
2.これらの貯槽に取り付けた液化石油ガスの送り出しのために用いる配管に設けたバルプのうち、貯槽の直近に設けたものは、使用していないときには、閉鎖しておかなければならない。 〔正しい〕
3.これらの貯槽の相互間に有すべき距離は、防火上及び消火上有効な措置を講じても1メートル又は最大直径の和4分の1の長さのいずれか大なるものに等しい距離以上の距離を有しなければならないと定められている。 〔誤り〕

問3.2.2 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.製造施設には、その規模に応じて適切な防消火設備を適切な箇所に設けなければならない。 〔正しい〕
2.貯槽には十分な耐熱性を有するための措置又はその貯槽を有効に冷却するための措置を講じなければならないが、その支柱にはその措置を講じるべき定めはない。 〔誤り〕
3.製造設備に設けたバルブ又はコックには、作業員がそのバルブ又はコックを適切に操作する措置を講じなければならないが、そのバルブ又はコックを開閉する操作ボタン等には、その措置を講じる必要はない。 〔誤り〕

問3.2.3 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.ポンプの修理が修了したときは、そのポンプが正常に作動することを確認した後でなければ高圧ガスの製造をしてはならない。 〔正しい〕
2.圧縮機の安全弁に付帯して設けた止め弁は、修理又は清掃のため特に必要な場合を除き、常に全開しておかなければならないが、ポンプの逃し弁に付帯して設けた止め弁にはその定めはない。 〔誤り〕
3.貯槽を開放して修理をするときは、あらかじめ、その作業計画及び作業の責任者を定めなければならないが、ポンプを分解して修理をするときは、その必要はない。 〔誤り〕

問3.2.4 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.ガス設備には、液化石油ガスの性状、温度、圧力等に応じ、その設備の材料に及ぼす科学的影響及び物理影響に対し、安全な科学的成分及び機械的性質を有する材料を使用しなければならない。 〔正しい〕
2.高圧ガス設備である配管の取替え工事後の完成検査において気密試験を行うときは、常用の圧力以上の圧力で行わなければならない。 〔正しい〕
3.処理設備の外面から第一種保安物件に対して有しなければならない第一種設備距離は、その処理設備の処理能力から算出される。 〔誤り〕

事業所の容器に適用される技術上の基準

問3.3.1 事業所の容器に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.容器置場には、その規模に応じ、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。 〔正しい〕
2.容器置場の外面から第一種保安物件及び第二種保安物件に対して有すべき距離は、その容器置場に貯蔵することができる液化石油ガスの貯蔵能力に応じて算出される。 〔誤り〕
3.容器置場に直射日光を遮るための措置を講じる場合、その措置は、液化石油ガスが漏えいし爆発したときに発生する爆風が上方向に開放されない堅固なものとしなければならない。 〔誤り〕

問3.3.2 事業所の容器に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.充塡容器及び残ガス容器であって、それぞれ内容積が5リットルを超えるものには、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。 〔正しい〕
2.容器置場には、携帯電燈以外の燈火を携えて立ち入ってはならない。 〔正しい〕
3.充塡容器及び残ガス容器は、それぞれ区分して容器置場に置かなければならない。 〔正しい〕

液化石油ガススタンドである製造施設のみを有する事業所

製造設備が液化石油ガススタンドである製造施設のみを有する事業所であって、コンビナート地域外にあるもの。
事業所全体の処理能力 100,000立法メートル毎日
貯槽の貯蔵能力 液化石油ガス 20トン 2基(地盤面上に設置されたもの1基、地盤面下に埋設されたもの1基)
ポンプ 2基(地盤面上に設置されたもの1基、地盤面下に埋設された貯槽に内装されたもの1基)
圧縮機 1基
ディスペンサー 2基

事業所に適用される技術上の基準

問4.1.1 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.液化石油ガスの製造は、製造設備の使用開始時及び仕様修了時にその製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検するほか、1日に1回以上製造設備の態様に応じ頻繁に製造設備の作動状況について点検して行わなければならない。 〔正しい〕
2.地盤面上に設置された液化石油ガスの貯槽に液化石油ガスを充塡sるうときは、常用の温度においてその貯槽の内容績の90パーセントを超えて充塡してはならないが、地盤面下に埋設された液化石油ガスの貯槽に充塡するときも同様である。 〔正しい〕
3.車両に固定した内容績4,000リットル以上の容器から液化石油ガスを受け入れるときは、車止めを設けること等によりその車両を固定しなければならない。 〔正しい〕

問4.1.2 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.高圧ガス設備内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置のうち、所定の放出管を設けるべき定めがあるのは、安全弁及び破裂版である。 〔正しい〕
2.地盤面下に埋設した貯槽は、その内容績が5,000リットル以上であるが、液状の液化石油ガスを受け入れるために用いられる配管に液化石油ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに遮断するための措置を講じれば、液状の液化石油ガスを送り出す配管にはその措置を講じる必要はない。 〔誤り〕
3.高圧ガス設備には、圧力計を設けて圧力を常時監視する措置、又は、その設備内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる措置のいずれか一方の措置を講じなければならない。 〔誤り〕

問4.1.3 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.地盤面下に埋設した貯槽の貯槽室は、地盤面上の重量物の荷重に耐えることができる十分な強度を有し、防水措置を講じたものとし、かつ、その室内に漏えいしたガスの滞留を防止するための措置を講じなければならない。 〔正しい〕
2.貯槽の外面から第一種保安物件又は第二種保安物件に対して所定の距離を有するために必要な措置として貯槽を地盤面下に埋設する場合、その貯槽の頂部の埋設深さについての定めはない。 〔誤り〕
3.既存の地盤面下に埋設された貯槽に隣接して貯蔵能力10トンの貯槽1基を新たに地盤面下に埋設する場合、既存の地盤面下に埋設された貯槽との相互間の距離についての定めはない。 〔誤り〕

問4.1.4 事業所に適用される技術上の基準について、正しいものはどれか。
1.液化石油ガスの充塡を受ける車両は、地盤面上に設置した貯槽とその車両との間にガードレール等の防護措置を講じない場合、その貯槽の外面から3メートル以上離れて停止させるための措置を講じなければならない。 〔正しい〕
2.充塡した後は、その容器とディスペンサーとの接続部分を外してから車両を発車させなければならない。 〔正しい〕
3.ディスペンサーには、充塡終了時に、液化石油ガスを停止する措置を設け、かつ、充塡ホースからの漏えいを防止するための措置を講じなければならない。 〔正しい〕

高圧ガス製造保安責任者試験の問題は、計算問題や理論的な問題が多く出題されます

高圧ガス製造保安責任者は、甲種機械と甲種化学は、どちらかの免状を持っていれば、一定規模の石油コンビナートの製造保安責任者になる事ができます。機械と化学は責任者としては同一の見方となるため、高圧ガスの製造保安責任者の種類、化学と機械は意識せず、甲種、乙種、丙種のように分けた方が、分かり易いでしょう。
高圧ガス製造保安責任者試験の受験資格は、どの種類の試験も、誰でもが受験ができます。試験の合格率を見ると、甲種が約49%、乙種が約34%、丙種化学(液化石油ガス)が28%、丙種化学(特別試験)が39%、1種冷凍が38%、2種冷凍が40%、3種冷凍が25%です。試験の難しさは、合格率とは逆で、甲種、乙種、丙種の順で問題が難しく、1種冷凍から3種冷凍の順で問題が難しい傾向です。この理由の一つは、高圧ガス製造保安責任者試験甲種は、免状がないと工場運営に支障が出るため、勉強の度合いが高いと推定されます。丙種化学(特別試験)は、充填所やガススタンドで働くために必要な資格ということもあり、合格者が多いと推測できます。

高圧ガス製造保安責任者試験の問題内容については、どの種類の試験も、法規、保安管理技術、高圧ガス製造技術の3テーマに分けられ、法規、保安管理技術はそれぞれ択一方式で、法令が20問を60分で、保安管理が20問を90分で解答する時間配分です。
製造技術は120分の時間割合いですが、甲種と第1冷凍は、記述式問題が5問出題され、120分内に答えます。計算を行って値を求める問題が多く、簡単ではありません。
その他の種類の製造技術の試験は、択一式で、120分で15問から20問を解く問題です。
高圧ガス製造保安責任者試験の勉強方法は、過去問を数年分、繰り返し勉強することです。試験問題には、同じような問題の出題が多く、過去問を勉強して解答の解説が詳しい問題集や参考書から、理論と解法を勉強することで類似問題に対応できます。


タイトルとURLをコピーしました