コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016


コンクリート技士試験の出題項目は、次の内容です。
 ・コンクリート用材料
 ・コンクリートの性質
 ・コンクリートの耐久性
 ・配合調合設計
 ・製造、品質管理、検査
 ・コンクリートの施工
 ・コンクリート製品
 ・コンクリート構造の設計

コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016 1

コン技士  H28-01
セメントの物理試験結果

 下表は、普通、早強、中庸熱、低熱の各ポルトランドセメントおよび高炉セメントB種について、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)によって求めた密度、比表面積および圧縮強さの試験結果を示したものである。表中に示すCのセメントとして、適当なものはどれか。なお、圧縮強さは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)またはJIS R 5211(高炉セメント)に規定されている材齢に対応した試験値を示している。
1601 300x100 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 × 1 早強ポルトランドセメント
 × 2 中庸熱ポルトランドセメント
 〇 3 低熱ポルトランドセメント
 × 4 高炉セメント B種

コン技士  H28-02
セメントの用途

 各種セメントの用途に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 早強ポルトランドセメントは、プレストレスコンクリートに適している。
 〇 2 中庸熱ポルトランドセメントは、高流動コンクリートに適している。
 × 3 フライアッシュセメントは、寒中コンクリートに適している。
 〇 4 高炉セメントは、海水の作用を受けるコンクリートに適している。

コン技士  H28-03
骨材の吸水率と表面水率

 湿潤状態の細骨材500.0gを表面乾燥状態(表乾状態)に調整し、その質量を測定したところ491.2gであった。表乾状態の細骨材を105℃で一定の質量になるまで乾燥させた後、デシケータ内で室温まで冷やし、その質量を測定したところ479.3gであった。この細骨材の吸水率と表面水率の組合せとして、正しいものはどれか。
 〇 1 吸水率:2.48 %、 表面水率:1.8 %
 × 2 吸水率:2.48 %、 表面水率:4.3 %
 × 3 吸水率:2.42 %、 表面水率:1.8 %
 × 4 吸水率:2.42 %、 表面水率:4.3 %

コン技士  H28-04
混和材の組合せ

 下表は、高炉スラグ微粉末、フライアッシュおよびシリカフュームのうちいずれか2つの混和材の電子顕微鏡写真、密度ならびに比表面積を示したものである。AおよびBの混和材の組合せとして、適当なものはどれか。
1602 300x252 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 〇 1 A:高炉スラグ微粉末、B:シリカフューム
 × 2 A:高炉スラグ微粉末、B:フライアッシュ
 × 3 A:シリカフューム、B:フライアッシュ
 × 4 A:フライアッシュ、B:高炉スラグ微粉末

コン技士  H28-05
コンクリート用化学混和材の規定

 下表は、減水剤、AE減水剤および高性能AE減水剤(いずれも標準形)の品質の一部を示したものである。JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)の規定に照らし、表中のA、B、Cに当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
1603 300x179 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 × 1 A:12以上、B:120以下、C:60以上
 × 2 A:12以上、B:130以下、C:規定なし
 〇 3 A:18以上、B:120以下、C:規定なし
 × 4 A:18以上、B:130以下、C:60以上

コン技士  H28-06
練混ぜ水

 次の品質のうち、JIS A 5308附属書C(レディミクストコンクリートの練混ぜに用いる水)の規定に照らして、回収水の品質の項目に含まれていないものはどれか。
 × 1 懸濁物質の量
 〇 2 塩化物イオン(Cl-)量
 〇 3 セメントの凝結時間の差
 〇 4 モルタルの圧縮強さの比

コン技士  H28-07
コンクリートの配合補正

 同一スランプのコンクリートを得るための配合の補正に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
 〇 1 細骨材率を大きくする場合、単位水量を大きくする。
 × 2 細骨材を粗粒率が大きいものに変更する場合、細骨材率を小さくし、単位水量を大きくする。
 × 3 単位水量を一定に保ったままで、水セメント比を小さくする場合、細骨材率を大きくする。
 × 4 粗骨材を砕石から川砂利に変更する場合、単位水量を一定とし、細骨材率を小さくする。

コン技士  H28-08
コンクリートの配合条件

下表に示すコンクリートの配合条件に関する次の次の記述のうち、不適当なものはどれか。ただし、セメントの密度は3.15g/cm3、細骨材の表乾密度は2.60g/cm3、粗骨材の表乾密度は2.68g/cm3とする。
1604 300x60 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 〇 1 水セメント比は、55.0% である。
 〇 2 空気量は、4.5% である。
 〇 3 単位粗骨材量は、955~960kg/m3 の範囲にある。
 × 4 コンクリートの単位容積質量は、2250~2260kg/m3 の範囲にある

コン技士  H28-09
フレッシュコンクリートの試験方法

 フレッシュコンクリートの試験方法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 JIS A 1101(コンクリートのスランプ試験)による試験において、コンクリートの中央部分の下がりを測定し、スランプとした。
 〇 2 JIS A 1128(フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法-空気室圧力方法)による試験において、コンクリートの見掛けの空気量から骨材修正係数を差し引いてコンクリートの空気量とした。
 〇 3 JIS A 1150(コンクリートのスランプフロー試験方法)による試験において、コンクリートの広がりの最大と思われる直径とその直角方向の広がりを測り、それらの平均値をスランプフローとした。
 × 4 JIS A 1156(フレッシュコンクリートの温度測定方法)による試験において、スランプを測定した状態のコンクリート試料に温度計を挿入し、その示度を読み取った。

コン技士  H28-10
凝結が遅れる要因

 一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として、不適当なものはどれか。
 × 1 高温や直射日光にさらされる。
 〇 2 水セメント比を大きくする。
 〇 3 化学混和剤を標準から遅延形に変更する。
 〇 4 糖類、腐植土が骨材や練混ぜ水に混入する。

コン技士  H28-11
AE剤による空気量減少の要因

 AE剤の使用量を一定とした場合、AEコンクリートの空気量が減少する要因として、適当なものはどれか。
 × 1 コンクリートの練り上がり温度が低くなる。
 × 2 細骨材率を大きくする。
 × 3 単位セメント量を小さくする。
 〇 4 練混ぜ水に含まれるスラッジ固形分が多くなる。

コン技士  H28-12
コンクリートの圧縮強度

 コンクリートの圧縮強度に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 空気量が少ないと、高くなる。
 〇 2 練混ぜ時間が長いと、高くなる。
 〇 3 供試体が乾燥していると、濡れている部分より高くなる。
 × 4 円柱供試体の直径に対する高さの比が大きいと、高くなる。

コン技士  H28-13
クリープ試験

 温度20℃、相対湿度60%の恒温恒湿環境下でコンクリートのクリープ試験を行った場合のクリープひずみに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 × 1 同一水セメント比でセメントペースト量が多いほど、小さくなる。
 〇 2 載荷開始時の材齢が若いほど、大きくなる。
 〇 3 載荷応力度が小さいほど、小さくなる。
 〇 4 部材の断面寸法が小さいほど、大きくなる。

コン技士  H28-14
塩害による劣化

 下図は、塩害による鉄筋コンクリート構造物の劣化の進行、およびそれに伴う構造粒の性能低下の概念を模式的に表したものである。図中のA~Dに当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
1605 300x190 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 〇 1 A:鋼材の腐食開始、B:コンクリートに腐食ひび割れ発生、C:耐力・剛性の低下、D:第三者影響度・美観の低下
 × 2 A:コンクリートに腐食ひび割れ発生、B:鋼材の腐食開始、C:第三者影響度・美観の低下、D:耐力・剛性の低下
 × 3 A:鋼材の腐食開始、B:コンクリートに腐食ひび割れ発生、C:第三者影響度・美観の低下、D:耐力・剛性の低下
 × 4 A:コンクリートに腐食ひび割れ発生、B:鋼材の腐食開始、C:耐力・剛性の低下、D:第三者影響度・美観の低下

コン技士  H28-15
鉄筋コンクリート構造物の耐久性

 鉄筋コンクリート構造物の耐久性に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。
 × 1 硫酸塩は、コンクリート中でアルミン酸カルシウム水和物を生成し、著しい膨張を引き起こす。
 × 2 中性化深さは、経過年数にほぼ比例する。
 〇 3 耐凍害性は、同一空気量では気泡間隔係数が小さいほど向上する。
 × 4 アルカリシリカ反応は、雨掛かりの部分よりも、乾燥している部分の方が生じ易い。

コン技士  H28-16
コンクリートの耐火性

 コンクリートの耐火性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 コンクリートの含水率が低いと、爆裂を生じにくい。
 〇 2 骨材に石灰質の骨材を用いると、耐火性が低下することがある。
 〇 3 500℃ 程度の高温加熱を受けると、コンクリートの圧縮強度は 50%~60% 程度まで低下する。
 × 4 500℃ 程度の高温加熱を受けたコンクリートの弾性係数の低下率は、圧縮強度の低下率とほぼ同じである。

コン技士  H28-17
コンクリート材料の計量値

 下表は、レディミクストコンクリート製造時の目標とする1回計量分量と量り取られた計量値である。次の記述のうち、JIS A 5308(レディミクストコンクリート)に規定される計量値の許容差に照らして、適当なものはどれか。
1606 300x83 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 × 1 セメントの計量値は合格である。
 × 2 混和材(フライアッシュ)の計量値は合格である。
 〇 3 粗骨材の計量値は合格である。
 × 4 混和剤の計量値は合格である。

コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016 2

コン技士  H28-18
強度の品質および検査

 JIS A 5308(レディミクストコンクリート)の品質および検査に規定している強度の品質および検査に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 〇 1 試験頻度は、高強度コンクリートにあっては、100m3 について1回を標準とする。
 × 2 1回の試験結果は、異なる3台の運搬車から1個ずつ採取した合計3個の供試体の試験の平均値で表す。
 〇 3 1回の試験結果は、購入者が指定した呼び強度の強度値の 85% 以上でなければならない。
 〇 4 3回の試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の強度値以上でなければならない。

コン技士  H28-19
レディミクストコンクリートによる規定

 JIS A 5308(レディミクストコンクリート)の規定に照らして、誤っているものはどれか。
 〇 1 購入者は、必要に応じて生産者と協議のうえ、寒中施工時のコンクリートの最低温度を指定することができる。
 × 2 生産者は、購入者の承認を受けた場合には、塩化物含有量の上限を 0.75kg/m3 とすることができる。
 〇 3 生産者は、普通コンクリートの製造において、置換率 20% を上限として回収骨材を使用することができる。
 〇 4 生産者は、購入者との協議により、運搬時間の限度を 2.0時間 とすることができる。

コン技士  H28-20
コンクリートの運搬、荷卸し

 コンクリートの運搬、荷卸しに関する次の記述のうち、JIS A 5308(レディミクストコンクリート)の規定に照らして、誤っているものはどれか。
 〇 1 生産者は、トラックアジテータの性能試験として、積荷の 1/4 および 3/4 のところからそれぞれ個々に試料を採取してスランプ試験を行い、両者のスランプの差が 3㎝ 以内であることを確認した。
 〇 2 生産者は、購入者との協議によらず、ダンプトラックによる運搬時間を管理した。
 〇 3 購入者は、納入書に記載される納入時刻の発着の差により、運搬時間を管理した。
 × 4 購入者は、ポンプ圧送による空気量の変化を見込んで、空気量の許容差を 0~±2.0cm と指定した。

コン技士  H28-21
コンクリートのポンプ圧送

 コンクリートのポンプ圧送に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 × 1 ポンプの吸込み性能は、スランプが小さくなると向上する。
 〇 2 管内圧力損失は、スランプが小さくなると大きくなる。
 〇 3 高所への圧送は、スクイズ式ポンプより、ピストン式ポンプの方が適している。
 〇 4 下向き配管によるポンプ圧送は、上向き配管に比べて、配管内の閉塞が生じやすい。

コン技士  H28-22
コンクリートの打込み・締固め・打継ぎ

 コンクリートの打込み、締固めおよび打継ぎに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 × 1 柱・壁にコンクリートを打ち込んだ後、直ぐに梁・スラブのコンクリートを打ち込んだ。
 〇 2 薄い壁部材において、棒形振動機が挿入できなかったので、型枠振動機を使用した。
 〇 3 直径 50mm の棒形振動機から直径 40mm のものに変更したので、振動機の挿入間隔を 10cm 程度小さくした。
 〇 4 コンクリート表面に凝結遅延剤を散布して、打込み翌日に高圧水により水平打継目処理を行った。

コン技士  H28-23
コンクリートの打込み

 コンクリートの打込みに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 充填状況を確認するため、透明型枠を用いた。
 × 2 型枠の変形を防ぐため、方押しにより打上がり速度を大きくした。
 〇 3 コールドジョイントの発生を防ぐため、外気温 20℃ で 120分 以内を目安として打ち重ねた。
 〇 4 振動機で十分に締め固めるため、1層の打込み高さを 50cm とした。

コン技士  H28-24
コンクリートの養生

 コンクリートの養生に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 養生温度が高いと、初期の強度の発現は早いが、長期強度の伸びが小さくなる。
 × 2 低熱ポルトランドセメントを用いたコンクリートは、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートよりも、湿潤養生期間を短くできる。
 〇 3 JASS 5 によれば、コンクリートの圧縮強度が所定の値に達すれば、規定の湿潤養生日数にかかわらず、湿潤養生を打ち切ることができる。
 〇 4 土木学会示方書によれば、セメント種類のほかに日平均気温によって湿潤養生期間の標準値が異なる。

コン技士  H28-25
支保工

 支保工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 支保工の設計に用いる鉛直方向荷重のひとつとして、コンクリートの打込み時の衝撃荷重を考慮した。
 × 2 支保工に作用する水平方向荷重を、鉛直方向荷重の 1% として計画した。
 〇 3 水平部材を支える支柱の位置を、建物の各階の上下で揃えるように計画した。
 〇 4 支保工の取外し時期を、現場養生を行ったコンクリート供試体の圧縮強度から判定した。

コン技士  H28-26
コンクリートの側圧分布

 下図は、打込み時期(気温15℃と30℃)および打ち上がり速度(打込み速さ)(1m/hと10m/h)が異なる四つの条件で、高さ4mの壁部材にコンクリートを打ち込んだ場合について、それぞれの打ち上がり直後の側圧分布を模式的に示したものである。側圧分布aおよびdに対応する気温と打ち上がり速さ(打込み速さ)の組合せとして、適当なものはどれか。ただし、スランプ18cmで同一のコンクリートを打ち込んだものとする。
1607 287x300 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 × 1 a:気温15℃、打ち上がり速さ10m/h、d:気温30℃、打ち上がり速さ1m/h
 × 2 a:気温15℃、打ち上がり速さ1m/h、d:気温30℃、打ち上がり速さ10m/h
 × 3 a:気温30℃、打ち上がり速さ10m/h、d:気温15℃、打ち上がり速さ1m/h
 〇 4 a:気温30℃、打ち上がり速さ1m/h、d:気温15℃、打ち上がり速さ10m/h

コン技士  H28-27
鉄筋の重ね継手

 鉄筋の重ね継手に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 D32 を超える太径の鉄筋は、重ね継手には適していない。
 × 2 継手の長さは、コンクリート強度が高いほど長くする。
 〇 3 継手の長さは、鉄筋の強度が高いほど長くする。
 〇 4 フック付き重ね継手の長さ、直線重ね継手の長さより短くできる。

コン技士  H28-28
舗装コンクリート

 舗装コンクリートに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 〇 1 材齢 28日 における曲げ強度を、設計の基準とした。
 × 2 粗骨材のすりへり減量の限度を、ダムコンクリートと同じ 40% とした。
 〇 3 スランプ 6.5cm のコンクリートを、トラックアジテータを用いて運搬した。
 〇 4 コンクリートの表面仕上げを、荒仕上げ、平坦仕上げ、粗面仕上げの順で行った。

コン技士  H28-29
寒中コンクリート橋脚の施工

 寒中コンクリート橋脚を施工する場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
 × 1 水和熱の低いセメントを用いるので、セメントを加熱する計画とした。
 × 2 コンクリート製造時の練混ぜ水と骨材の混合物の温度は、50℃ になるように計画した。
 〇 3 加熱養生を行う場合に、コンクリート表面の乾燥を防ぐために、散水する計画とした。
 × 4 型枠の取外し直後から、コンクリート表面が水で飽和される頻度が高い部位では、水で飽和される頻度が低い部位より、養生期間を短くする計画とした。

コン技士  H28-30
暑中コンクリート建物の施工

 暑中でコンクリート建物を施工する場合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 〇 1 コールドジョイントの発生を抑制するため、AE減水剤を標準形から遅延形に変更した。
 〇 2 スランプの低下が予想されたため、現場において遅延形の流動化剤を使用する計画とした。
 × 3 練上がり時のコンクリート温度を2℃下げるため、練混ぜ水の温度を 4℃ 下げる計画とした。
 〇 4 プラスティック収縮ひび割れを抑制するため、仮設上屋を設けて直射日光を防ぐとともに、打込み後に膜養生剤を用いる計画とした。

コン技士  H28-31
マスコンクリートのひび割れ対策

 マスコンクリートの温度ひび割れ対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 〇 1 外部拘束によるひび割れを抑制するため、コンクリートの打込みブロック(区画)を小さくした。
 〇 2 中庸熱ポルトランドセメントを使用し、設計基準強度の管理材齢を 28日 から 56日 に変更した。
 〇 3 暑中期間であったので、トラックアジテータ内に液体窒素を噴入し、コンクリートを冷却する方法を採用した。
 × 4 パイプクーリングにおいて、コンクリートが最高温度に達した直後から通水を開始するよう計画した。

コン技士  H28-32
水中不分離コンクリートの特徴

 一般のコンクリートと比較した場合の水中不分離コンクリートの特徴に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 単位水量が大きい。
 × 2 ブリーディング量が大きい。
 〇 3 凝結時間が長い。
 〇 4 ポンプ圧送負荷が大きい。

コン技士  H28-33
海水の作用を受けるコンクリート構造物

 海水の作用を受けるコンクリート構造物に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 凍結融解作用による劣化は、淡水が作用する場合より激しい。
 × 2 コンクリート中の鋼材の腐食は、飛沫帯より海中の方が激しい。
 〇 3 コンクリートの塩化物イオンの侵入量は、海上大気中より干満帯の方が大きい。
 〇 4 硫酸塩の化学的作用による劣化は、海上大気中よりも干満帯の方が激しい。

コン技士  H28-34
高流動コンクリート

 高流動コンクリートに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 スランプフローの保持性能に優れた配(調)合にすると、凝結時間は長くなる。
 〇 2 材料分離抵抗性を付与する方法によって、粉体系、増粘剤系および併用系に分類される。
 × 3 自己充填性を高めるためには、実績率の小さい粗骨材を用いることが有効である。
 〇 4 増粘剤は、セメントペーストや水の粘性を高めて材料分離抵抗性を付与する。

コン技士  H28-35
高強度コンクリートの特徴

 一般のコンクリートと比較したばあいの高強度コンクリートの特徴に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 コンクリート製造時における練混ぜ時間は短くなる。
 〇 2 コンクリートのポンプ圧送時における管内圧力損失は、小さくなる。
 〇 3 コンクリートの締固め時における内部振動機の振動が伝わる範囲は、広くなる。
 × 4 コンクリート上面のプラスティック収縮ひび割れは、生じやすくなる。

コン技士  H28-36
鉄筋コンクリート部材の設計

 鉄筋コンクリート部材の設計に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 曲げ耐力の算定において、コンクリートの引張応力は無視する。
 〇 2 曲げ耐力の算定において、断面に生じるひずみは中立軸からの距離に比例するものとする。
 〇 3 コンクリートに加えて軸方向鉄筋にも圧縮力を分担させる。
 × 4 曲げ耐力がせん断耐力よりも大きくなるようにする。

コン技士  H28-37
ひび割れの発生位置

 下図に示すように、柱の脚部もしくは梁の両端が固定されたコンクリート部材に鉛直下向きの集中荷重が作用しているとき、発生するひび割れの状況として適当なものはどれか。
1608 300x230 - コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016
 × 1
 × 2
 〇 3
 × 4

コン技士  H28-38
鉄筋コンクリート梁の設計

 鉄筋コンクリート梁の設計に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 かぶりコンクリートには、鉄筋とコンクリートの付着を確保する役割がある。
 × 2 梁の変形性能を高めるためには、降伏強度の高い主鉄筋を使用する。
 〇 3 梁に作用するせん断力は、主にコンクリートとスターラップ(あばら筋)が負担する。
 〇 4 梁の曲げ耐力を高めるためには、引張主(鉄)筋量を多くする。

コン技士  H28-39
コンクリート製品の製造

 コンクリート製品の製造に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
 〇 1 加圧締固めは、型枠にコンクリートを投入した後にコンクリートに圧力を加えて余剰水を脱水し、締固めを行う方法である。
 〇 2 遠心力締固めは、コンクリートを投入した型枠を、遠心力成形機を用いて高速回転させ、脱水、締固めを行う方法である。
 × 3 常圧蒸気養生は、コンクリートの打込み後、直ちに加温加湿して養生を行う方法である。
 〇 4 オートクレーブ養生は、鋼製で大型の円筒状圧力容器内を高温高圧の飽和蒸気環境とし、その中で養生を行う方法である。

コン技士  H28-40
プレストレストコンクリート

 プレストレストコンクリートに関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。
 × 1 梁部材よりも柱部材に多く用いられる。
 × 2 プレテンション方式は、定着具によりPC鋼材を部材端部に定着する工法である。
 × 3 ポストテンション方式は、鋼材とコンクリートの付着により定着する工法である。
 〇 4 コンクリートのクリープが大きいほど、プレストレスの低下量は大きい。

コンクリート技士試験 過去問と解答 平成28年度 2016 3

コン技士  H28-41
使用材料に関する規定

 × エコセメントは、高強度コンクリートを用いる鉄筋コンクリートに適している。

コン技士  H28-42
コンクリートの単位水量

 〇 粗骨材の最大寸法が大きいほど、単位水量は小さくなる。

コン技士  H28-43
セメントによる置換

 〇 フライアッシュをセメントの一部と置換して用いると、水和熱による温度上昇を低減できる。

コン技士  H28-44
ポルトランドセメント

 〇 JIS R 5210(ポルトランドセメント)において、早強ポルトランドセメントの強熱減量は 5.0% 以下と規定されている。

コン技士  H28-45
コンクリートのブリーディング試験

 × JIS A 1123(コンクリートのブリーディング試験方法)による試験において、コンクリート上面に浸み出した水の体積を量り、試料上面の面積で割った値をブリーディング率とした。

コン技士  H28-46
高流動コンクリートの降伏値

 〇 高流動コンクリートは、一般のコンクリートにくらべてフレッシュコンクリートの降伏値が小さい。

コン技士  H28-47
レディミクストコンクリート用骨材

 × JIS A 5308 附属書 A(レディミクストコンクリート用骨材)によれば、アルカリシリカ反応性試験において”無害”と判定された細骨材と”無害でない”と判定された細骨材を、9:1 の質量比で混合して用いる場合、細骨材全体は区分 A として取り扱うことができる。

コン技士  H28-48
ドラム内に付着したモルタルの使用

 × JIS A 5308 付属書 D(トラックアジテータのドラム内に付着したモルタルの使用方法)によれば、付着モルタル安定剤を添加してトラックアジテータのドラム内に付着したモルタルを再利用する場合、源となるコンクリートは普通コンクリートもしくは高強度コンクリートに限定される。

コン技士  H28-49
コンクリートのリサイクル材の規定

 〇 JIS A 5308(レディミクストコンクリート)によれば、納入書にメビウスルールを表示できるコンクリートに使用されるリサイクル材として、再生骨材 H が含まれる。

コン技士  H28-50
練混ぜ水

 × JIS A 5308 附属書 C(レディミクストコンクリートの練混ぜに用いる水)によれば、スラッジ固形分率とは、スラッジ水中に含まれるスラッジ固形分の質量濃度のことである。

コン技士  H28-51
振動機の締固め効果

 × コンクリートの締固めに使用する棒形振動機の振動効果は、振動棒の振動体の加速度に反比例する。

コン技士  H28-52
型枠支保工の組立て

 〇 梁部材の型枠支保工の組み立てに際し、打込まれたコンクリートの自重などで型枠がたわむことを考慮して、上げ越し(むくり)を設けた。

コン技士  H28-53
折り曲げ内法直径

 × 鉄筋を曲げ加工する場合の折り曲げ内法直径(または曲げ内半径)はコンクリートの設計基準強度と粗骨材の最大寸法を元に定められている。

コン技士  H28-54
場所打ち杭の施工

 × 場所打ち杭の施工において、水中での材料分離を防止するため、単位セメント量が
270㎏/m3 の配合とした。

コン技士  H28-55
海水によるコンクリートの劣化機構

 〇 海水に含まれる硫酸マグネシウム(MgSO4)は、コンクリート中の水酸化カルシウム(Ca(OH)2)と反応して膨張性の物質を生成し、コンクリートの劣化を促進させる。

コン技士  H28-56
コンクリートの圧縮強度

 〇 コンクリートの圧縮強度が高くなるほど、引張強度の圧縮強度に対する比(引張強度/圧縮強度)は小さくなる。

コン技士  H28-57
骨材の弾性係数

 × 骨材の弾性係数が小さいほど、コンクリートの乾燥収縮ひずみが小さくなる。

コン技士  H28-58
火災時の爆裂防止対策

 〇 高強度コンクリートの火災時の爆裂防止対策として、ポリプロピレンの短繊維を混入する方法は有効である。

コン技士  H28-59
ひび割れの発生要因

 × 帯(鉄)筋の腐食に伴う体積膨張が原因となり、鉄筋コンクリート柱部材のかぶり部分に、帯鉄筋に直角方向のひび割れが発生することがある。

コン技士  H28-60
プレストレストコンクリートポール

 × プレテンション方式のプレストレストコンクリートポールの製造において、コンクリートの凝結の終結直後にプレストレスを導入した。

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