有機溶剤作業主任者とは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!


有機溶剤とはアセトンや石油エーテルのように、人が蒸気を吸込んだり、触れると重大な健康被害を及ぼす物質です。労働安全衛生法では、有機溶剤を取り扱う事業者は、溶剤作業主任者技能講習が終わった後で行う、有機溶剤作業主任者技能試験に合格した者を、作業主任者として選任し、作業を行う作業員の指揮、監督をさせることが労働安全衛生法で決められています。有機溶剤作業主任者の責任者として、有機溶剤の汚染や溶剤を吸入しない作業方法を指揮すること、局所排気装置や換気装置を毎月点検すること、保護具が正しく使われていることの確認、タンク内部作業での有機溶剤による中毒防止措置が取られていることを確認する、などの仕事が、有機溶剤作業主任者の重要な仕事です。

有機溶剤作業主任者とは

労働安全衛生法第14条、労働安全衛生施工法令第6条-22の規定に基づき、有機溶剤を取り扱う作業に労働者を従事させる場合、有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者のうちから有機溶剤作業主任者を選任して作業の指揮やその他規則で定められた職務を行わせなければならないとされています。試験は講習で習った内容が多肢選択式で出題されるため、講習中は内容を聞き逃さないようにしよく理解するように努めましょう。講習では試験対策の内容以外に、資格取得後に業務で必要となる知識や技能についても講義してもらえるので意欲的に学ぶようにしましょう。

有機溶剤作業主任者試験の受験情報

有機溶剤作業主任者技能講習
・各都道府県の社団法人などにより開催(地域により頻度は異なるがおおむね数か月に1回程度)
・カリキュラムは2日間の学科講習
・技能講習を受講し、講習の最後の修了試験に合格することで、資格を取得。

受験資格 18歳以上の者。
試験内容 ①有機溶剤による健康障害及び予防措置の知識、
②作業環境改善方法の知識、③保護具の知識、
④関係法令、⑤修了試験
試験形式 多肢選択式
合格基準 各科目の得点が、満点中40%以上の得点率、かつ
全科目の合計得点が、満点中60%以上の得点率

有機溶剤作業主任者技能講習会

有機溶剤作業主任者技能講習会は、全国各地で月1回から2回行われているため、万一、失敗してもすぐ次の講習会に参加できます。講習会の受講は制限なく、誰でも受講することができます。講習会は2日間行われ、講習が終了した後に、修了試験(有機溶剤作業主任者試験)が行われ、合格・不合格が決まります。有機溶剤作業主任者試験は筆記試験のみで、4科目のうちどれもが40%以上必要で、総合得点が60%以上で合格です。有機溶剤作業主任者試験の合格率は90%以上と言われ、難易度は非常に低い試験です。ただし、講習会をしっかりと聴いて覚えた人の難易度で、講習の座学に飽きて居眠りなどをする人にとっては、難易度は非常に高い試験です。なぜならば、講習会で話される内容は、専門的で難しいことを話すため、学校を卒業した常識的な知識だけでは理解できないためです。

内容

有機溶剤作業主任者技能講習会の内容は、健康障害及びその予防措置に関する知識に4時間、保護具に関する知識に2時間、作業環境の改善方法に関する知識に4時間、関係法令に2時間、これらを2日間の講義で覚えることになります。これらの12時間の講義が終了した後に、修了試験(有機溶剤作業主任者試験)が行われます。試験の形態は、全てマークシート方式で、解答時間は1時間です。試験問題には、いくつかの方式があります。1つは、四肢択一問題で、正しいものを選ぶ場合と、適当でないものを選ぶ場合がありますので、問題文は注意して見ておくべきです。もう1つは、4つの作業の文章から、例えば優先度の高いものから順に並べるという問題があります。重要度を考えればすぐに分かる問題です。もう1つは、4つの文章があってそれぞれ下線が引いて、下線部が誤っている、又は正しいものを選ぶ問題もあります。注意したいのは、数字の正誤を選ぶような場合で、これは覚えているかどうかの問題です。

勉強方法

有機溶剤作業主任者試験の勉強方法は、講義をしっかり聴くことです。テキストが講習会数日前に配布されますが、ざっと見程度で詳しく見る必要はありません。興味ある所は、別ですが。講義では、講師の方が重要なポイント、覚えるべきところや語句などを指摘してくれますので、それらはテキストにマークを入れるなり、ノートに記録などして覚えるようにします。講師の方が指摘することのいくつかは、ほぼ終了試験に出ると考えて良いでしょう。1日目の講習会が終了してから、自由な時間が持てますので、その日にやった事を、マークやノートへの記述をもとに整理し、覚えるようにします。講習会形式で講義の後で修了試験を行う資格は、数多くあります。そのような資格は、落ちる人が少ないのが一般的です。それでも落ちる人がいる理由は、講師の指摘ポイントを聞き逃したためで、その中で多いのが、居眠りです。就職後に、2日間の座学を経験することはまれで、うっかり睡魔に襲われる場合もあります。そこをどう乗り切るかで、資格を得るかどうかが決まってしまいます。

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