JABEE認定制度 01/その他の管理技術力の解答例


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RCCM試験の過去問、出題予想と解答例/問題1・2・3・4-1・4-2の全問に対応

RCCM試験/その他の管理技術力の解答例の一覧ページです。

JABEE認定制度 01/その他の管理技術力の解答例

問い
 建設コンサルタントにおける JABEE認定制度 について、以下の点について述べなさい。
① JABEE認定制度 について概要を述べるとともに、その目的について述べなさい。
② 建設コンサルタントにおけるJABEE認定制度 に期待される能力と効果について述べなさい。
 JABEE認定制度は、日本技術者教育認定制度などと訳されている

解答例
1.JABEE認定制度の概要
 JABEEとは、Japan Accreditation Board for Engineering Educationの略称で、「日本技術者教育認定機構」という。JABEEは技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体であり、その主要な活動は、大学などの高等教育機関で行われている教育活動の品質が満足すべきレベルにあること、また、その教育成果が技術者として活動するために必要な最低限度の知識や能力の養成に成功していることを認定することである。この理念を実現するために、JABEEは各高等教育機関に次のような活動を求めている。
①大学や教育プログラムは、社会のニーズに一致する使命と目的を明示しなければならない。
②教育プログラムは、使命と目的に沿う具体的な教育目標を定義し、教育活動の成果がこれらの教育目標と日本技術者教育認定制度が求める教育成果をいかに満たしているかを示さなければならない。
③教育プログラムを継続的に改善する仕組みを持たなければならない。
④入学学生の質、教員、設備、大学のサポート、財務などの諸問題を教育プログラムの目標と結びつけて十分検討してあること。

2.JABEE認定制度の目的
 優れた技術者は、次の三つの能力や資質を有し、国際的に通用することが求められている。
 JABEEの基準は上記の能力を体系的に網羅しているので、JABEEプログラムを修了すれば、これらのすべての能力を身につけることになり、国際的に通用する技術者になりうる。
①基本的な資質として、多面的に考える能力、技術者倫理、自主的・継続的に学習する能力
②技術的な能力として、基礎工学・専門工学知識、デザイン能力
③人間力として、コミュニケーション能力、マネジメント能力

3.JABEE認定制度で求められる能力
 技術者教育認定で求められる知識・能力には、次の基準があり、これらのすべての能力を身につける必要がある。
 JABEEでは単に科目の単位を修得したかどうかよりも、実際にこれらの能力を習得したかどうかの方を重要視している。そのために、JABEE認定を行う審査員は答案・レポート・卒業論文などを見たり、学生と面談したりすることもある。
①地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
②技術の社会および自然に及ぼす影響・効果に関する理解力や責任など、技術者として社会に対する責任を自覚する能力(技術者倫理)
③数学、自然科学、情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力
④該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力(分野別要件)
⑤種々の科学・技術・情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
⑥日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議などのコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
⑦変化に対応して自主的、継続的に学習できる能力
⑧与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力

4.JABEE認定制度の効果
 JABEEはワシントン・アコード (Washington Accord、 WA) と呼ばれる国際的な協定に2005年6月から正式に加盟している。この加盟以降、JABEEに認定された技術者教育プログラムは加盟国の技術者教育プログラムと実質的に同等と認められ、専門技術者の免許交付や登録上の特典を与える前提となっている。つまりJABEEに認定された技術者教育プログラムは、国際的に通用することが保証されている教育プログラムだということである。
 また、JABEE認定プログラムの課程修了者は、修習技術者としての資格を得て、技術士第一次試験が免除される。修習技術者は指導技術士の下で技術士補として登録し、4年間の実務経験を積むことで、技術士第二次試験を受ける資格が得られる。この試験に合格し登録すると、技術士として認定され、技術士とは技術者の資格の中では最高のものである。JABEE認定プログラムを修了すれば、技術士の資格を最短で取得することが可能になる。
                             - 以 上 -

RCCMの受験者数は「道路」部門が一番多く、次いで「鋼構造及びコンクリート」、「河川、砂防及び海岸・海洋」が受験者数の多い部門となっています。人気部門のため、過去問や参考文献をはじめ多くの情報を得やすい、受験の対策が取りやすい部門にもなっています。
RCCM試験の問題4-2では受験部門に関する専門技術知識を問う問題が出題されます。20問中10問を解答すればよいので、出題傾向を分析し、自分が専攻した、普段業務で取り扱っている分野を優先して選択して学習を行いましょう。
RCCM試験の合格率は全体としては40%程度です。部門別に見ると、最も受験者数の多い「道路」部門は35%前後と例年全体の平均を下回っています。逆に受験者数の少ない「電力土木」や「廃棄物」等の合格率は、平均を上回る傾向があります。
RCCMの資格取得することでは業務での管理技術者なることができます。RCCMでは管理技術者として業務の遂行に必要な能力や経験が十分に持っているかの審査となるため、難易度もそれに伴ったものとなっています。管理技術者が増えると、そのぶん企業は多くの業務を受注するできるため、企業内で重宝されることになるでしょう。

JABEE認定制度 02/その他の管理技術力の解答例

問い
 建設コンサルタントにおける JABEE認定制度 について、以下の点について述べなさい。
① JABEE認定制度 について、その概要について述べなさい。
② 建設コンサルタントにおけるJABEE認定制度 の今後の課題について述べなさい。
 JABEE認定制度は、日本技術者教育認定制度などと訳されている

解答例
1.JABEE認定制度の概要
 JABEE認定とは、国際化のため、EMFの求める「ワシントンアコード認定大学卒業生と同等の学業レベル」を保証するための制度で、大学など高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを外部機関が評価し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する専門認定 (Professional Accreditation)制度である。
(1)技術者教育の認定
 技術者教育の認定とは、以下の二つを行い、基準を満たしている技術者教育プログラムを公表することで、そのプログラムの修了者が将来技術業等につくために必要な教育を受けていることを社会(世界)に公表することである。
①教育プログラムで技術者教育の質の保証が確実になされているかどうかの確認、「質の保証システム」の監査(Audit)
②保証されている水準が定められた認定基準以上かどうかの審査
(2)教育プログラム
 「教育プログラム」とは、カリキュラムのみならず、教育方法、教育設備・環境、教員、評価等を含む全教育システムで、一学科に複数存在してもかまわない。
 「教育の質を保証する」とは、プログラムに関与する全ての関係者(学生を含む)が、適切な学習目標の設定やその達成に関して何をなすべきかを認識し、確実に実施し、学習目標を達成した学生のみを卒業させ、さらに学習目標とその達成度のレベルを継続的に向上させていることである。
(3)学習目標
 「適切な学習目標」は、学問的水準、社会の期待、学生の希望、雇用者の要求、専門職の要求等種々の要求(水準も含む)を考慮して教育側で決定すべきものである。
 質の保証(Quality assurance)は、関係者の全てが、本当に何をすべきかを認識し、なすべきことを確実に実施し、かつ継続的に改善していかなければ達成できない。教育プログラムにおける質の保証は教育機関でなければできないし、義務と考えるのが、世界の動向である。

2.JABEE認定制度の課題
(1)現状と問題点
 2001年度にJABEE認定制度がスタートして以来、多くのプログラムの審査・認定が実施されている。JABEE認定プログラム修了生も2004年度には1万人を超え、審査員も毎年養成しており現在約1000人の審査員資格者がいる。
 このようにほぼ順調に日本で初めての専門認定の制度が定着しつつある。しかし、下記のような懸念事項があり、さらに改善していく必要がある。
(2)画一化を助長し個性化への妨げとなる懸念がある
 基準、特に分野別要件が教育の画一化をもたらし、また個性化や教育改革の妨げとなるという意見がある。最も懸念されるのは、分野が従来の学問・技術分野となっており、新たな分野や融合的分野が排除されるのではないかということである。
(3)有名大学の認定プログラムが少ない
 現在、北海道大学、東北大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、名古屋大学などの一部のプログラムが認定されているが、東京大学、京都大学、大阪大学、九州大学などではまだ認定プログラムがない。JABEEの産業諮問委員会からは、これらの大学のプログラムが少ないのは問題であると指摘されている。
(4)産業界におけるJABEE認知度が低い
 JABEEを知らない企業が多いのは歴史が浅いため当然でもあるが、有名大学における認定プログラム数が少ないこと、大学院認定がないこと(大企業では修士修了生の採用が多い)、就職活動が早く認定プログラム修了生かどうかが分からないことなども関係している。
(5)大学院プログラムの認定がない
 大企業では企業によっては80%以上が修士修了生であり、修士プログラムの認定希望が強い。また、建築分野では、大学院プログラムの認定制度がないと国際的職業資格を得るのが困難となりつつある。さらに重要なことは、大学院修了生のレベルが低下している恐れがあることである。従って、JABEEでも大学院プログラムの認定について検討しているが、以下のような問題がある。
①審査を担当する学協会は学部認定で手一杯であり、大学院プログラムの審査まで実施するのは容易でない。
②大学も学部認定その他で忙しいのでどの程度希望するか不明である。
③ワシントン協定では学部プログラムの認定が主になっているため、国際的同等性というメリットが少ない。
(6)認定効果への懸念がある
 認定を受けたプログラムからは、教員の教育に対する認識が深まった、学生の勉学意欲が増した、などの良い効果があるが、一方では、学生に認定のメリットを説明するのに苦労するという意見が多い。また、産業界からは、認定プログラム修了者は学習・教育目標の達成が本当に保証されているのか、期待される学生が本当に輩出しているのか、産業界に入った後の活躍はどうか、などの質問が多い。
(7)デザイン教育への懸念がある
 基準1でデザイン能力を要求しているが、ワシントン協定査察員から、JABEEの審査におけるデザイン教育への取り組みに懸念が示された。
(8)認定の最低水準が明確でない
 各プログラムにおける水準は各プログラムで決定し、審査員はそれが妥当かどうかを判定することにしている。しかし、これでは審査員の任意性がでるので、統一的最低水準をJABEEで決定すべきであると意見がある。
(9)学習・教育目標達成の評価方法が明確でない
 プログラム側では各プログラムの学習・教育目標を全ての修了者が達成していることを審査員に示さねばならない。この方法をJABEEが示すべきだという意見があるが、これは教育側の責任である。また、ABETでは審査員はかならずしも評価の専門家である必要はないとしている。
(10)審査が証拠主義で受審準備に時間がかかり過ぎる
 審査ではプログラム側の主張にはその裏づけとなる証拠が要求されるが、過度の証拠主義は避けねばならない。状況から明瞭に信用できる場合には必ずしも物的証拠がなくても良い場合もあるであろう。今後事例を集めて審査方法の改善、審査員の質の向上に努力する必要がある。
(11)国際的に通用しにくいプログラム名称が少なくない
 ワシントン協定加盟国の多くではプログラム名にEngineeringがないと認定審査対象外となる。一方、日本では高校生に好印象を与えるという理由で、プログラム名を決めることがあり、教育内容が理解し難い場合が少なくない(また、工学部でありながら「・・科学」という名称も少なくない。)。このような名称では国際的には通用しないし、社会にとっても不便であることを教育関係者は自覚すべきである。
                             - 以 上 -

RCCMの受験申込書の記入内容は、提出年月日、希望受験地、受験する部門、既に取得しているRCCM資格の有無、氏名、生年月日、性別、本籍地、現在の業務、現住所、勤務先、学歴、職務経歴になります。書き間違いのないよう注意してください。特に職務経歴は、経験年数があるかどうかチェックされるので、記入間違いに注意が必要です。
RCCMに合格するには試験の全ての大問ごとに50%以上の正答をし、かつ試験全体で60%以上の点数を取らなければなりません。過去問を1度解き、自分の得意・不得意分野を把握し、勉強時間の配分を行いましょう。
問題1の業務経験論文で出題される業務の実施上の問題点についての記述では、技術的な問題点ではなく、業務管理上の対応について行ったことについて記述しましょう。業務で品質管理、工程管理、コスト管理等で工夫した点を掘り下げると解答を作成しやすいでしょう。
問題4-1は土木関連技術の必要基礎知識に関する問題が出題されます。問題レベルは大学で習う内容の中でも基礎レベルです。幅広い分野から出題されますが、RCCMの目指される方にとっては今後の業務で必要になるであろう基礎知識となりますので、この機会に知識として定着させてしまいましょう。


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