車両系建設機械運転技能者試験 01


車両系建設機械とは、建設現場で整地・運搬・積み込み・掘削などを行う建設機械です。整地・運搬・積み込みを行う機械には、ブルドーザー、トラクターショベル、モーターグレーダーなどがあり、掘削用機械には、パワーショベル、バックホウ、ドラグライン、バケット掘削機などがあります。これらの機械は動力を使ってどこにでも自走できることが、杭打ち機のような建設機械とは異なるところです。労働安全衛生法では、3トン以上の車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転は、運転技能講習を修了した者でないと、業務に就かせてはならないと規定されています。車両系建設機械運転技能者試験は、車両系建設機械を運転できるための技能講習会で、講習終了者には技能講習修了証が渡され、機械を操作するときは常時携帯が必要です。講習会の終了が資格取得の条件なので、ほとんど取得できると考えて良いでしょう。

車両系建設機械運転技能者試験の受験情報

受講資格 18歳以上
受講区分 ・車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習
・車両系建設機械(解体用)運転技能講習
・車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習
受講内容 〇学科
 ①走行装置の構造・取扱い、②作業装置構造・取扱・作業方法、
 ③運転知識、④法令
〇実技
 ①走行操作、②作業装置の操作・合図
合格基準 講習後の修了試験に合格

■運転できる建設機械
〇車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習
ブル・ドーザー、モーター・グレーダー、トラクター・ショベル、ずり積機、スクレーパー、スクレープ・ドーザー、パワー・ショベル、ドラグ・ショベル、ドラグライン、クラムシェル、バケット掘削機、トレンチャー、ミニショベル、油圧ショベル、大型油圧ショベル、ホイールローダーなど

〇車両系建設機械(解体用)運転技能講習
ブレーカ(アタッチメント機械)、鉄骨切断機、コンクリート圧砕機、解体用つかみ機など

〇車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習
くい打機、くい抜機、アース・ドリル、リバース・サーキュレーション・ドリル、せん孔機(チュービングマシンを有するものに限る。)、アース・オーガー、ペーパー・ドレーン・マシンなど

■講習時間
〇車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習
・学科
 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(4時間)
 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識(5時間)
 運転に必要な一般的事項に関する知識(3時間)
 関係法令(1時間)
・実技
 走行の操作(20時間)
 作業のための装置の操作(5時間)

〇車両系建設機械(解体用)運転技能講習
(※整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習を受けた者)
・学科
 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(4時間、※免除)
 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識(5時間、※1時間)
 運転に必要な一般的事項に関する知識(3時間、※0.5時間)
 関係法令(1時間、※0.5時間)
・実技
 走行の操作(20時間、※免除)
 作業のための装置の操作(4時間、※1時間)

〇車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習
(※移動式クレーン運転士免許を受けた者)
・学科
 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(4時間、※免除)
 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識(6時間、※2時間)
 運転に必要な一般的事項に関する知識(3時間、※1時間)
 関係法令(1時間、※1時間)
・実技
 走行の操作(10時間、※免除)
 作業のための装置の操作及び合図(15時間、※5時間)

車両系建設機械運転技能者試験 試験で問われるもの

車両系建設機械運転技能者試験の勉強方法は、2日の学科講習があるため、講義の内容をしっかりと聴き、講師が重要と言ったことはテキストに線やマーカーで印をつけて、講義終了後に復習するようにします。学科の勉強方法として、講習の講義中に、講師の方がここは重要ですというようなことは、そこから学科試験に出る可能性が大きく、学科学習のポイントを押さえるための勉強方法として、効果的です。学科の講義はテキストを見れば十分という人がいますが、学科の修了試験には物理の問題も出ますが、ほとんどの人が物理からは遠ざかっているはずですので、解答は難しいでしょう。講師が解き方を簡単に説明を加えている場合は、その問題が出る可能性が高いでしょう。また、講義中に居眠りをする人がいますが、講師が指摘するポイントを逃すことになり、学科試験の合格率が下がる結果になります。

車両系建設機械運転技能者試験はいつでも全国都道府県各地で受講できる

車両系建設機械の技能講習会は、全国都道府県各地で、いつでも受講できるため、1回受講を見逃しても、国家試験のように1年待つ必要はありません。車両系建設機械運転技能者試験の受験資格は、18歳以上であれば、誰でも受験することができます。車両系建設機械運転技能者試験は、学科講習に13時間、実技講習に25時間、合わせて38時間の講習を5日間で行います。学科講習、実技講習の終了後に、修了試験が行われ、試験に合格して初めて免許が渡されます。
車両系建設機械運転技能講習会の内容は、学科と実技に分かれます。学科の講習内容は、走行時の装置の構造と取扱いに4時間、作業装置の構造と取扱いに5時間、運転一般知識に3時間、関連法規に1時間、合計13時間の講義です。学科が終了した後に、学科終了試験があり、これに合格しないと講習が終了済みとなりません。

車両系建設機械運転技能者講習の実技は、車両走行の操作に20時間、作業のための車両装置操作に5時間の実技訓練が行われ、終了後に、実技修了試験が行われ、そこで車両系建設機械運転技能者試験の合否が決まります。
実技の走向操作については、講習会場となる場所によって難しいコースもあります。講習会場の走向場所が平坦で常に整備されているわけではなく、荒れた場所なども想定して、走行方法を考えておくと、案外スムーズに運転できます。実際に、工事現場で走行するときは、走行が難しそうな場所も多いはずで、実際への応用と考えて、講義を受けるべきでしょう。
また、実技に関しては、職場では車両系建設機械の操作補助を日常的に行っていて、車両操作はできずとも、仕事の中で車両運転者が行う操作方法、安全対策、車両による作業などを、体験しておくことで、実技講義も分かり易く、実技試験も落ち着いて運転や操作ができるでしょう。

参考書のランキング/車両系建設機械運転技能者試験


タイトルとURLをコピーしました