計装士試験 01


計装設備とは、プラント工場、生産工場、高層ビルなど建築物すべてで、生産品やユーティティなどを効率よく運用・管理・制御する設備です。計装士は、それらの計装設備の監理だけでなく、設計・施工・管理などを一手に引き受ける作業者です。その計装士の資格を与える試験が、計装士試験です。計装士には、1級と2級があり、2級は作業主任者、1級は作業管理者というような役割となります。計装士は国家資格ではなく、建設現場に常駐するという制約が法規上ありませんが、実質の作業上では、作業管理者や作業主任者の常駐がないと建設工事ができません。計装士試験は日本計装工業会が時視しますが、日本計装工業会は所属する計装士が試験などが行えるように、法律で決められています。そのため、計装士も準国家資格と言って良いでしょう。

計装士試験の受験情報

1級計装士 2級計装士
対象者 計装工事における上級の技術者が、通常有すべき知識及び技術の程度を基準とする。 計装工事における中級の技術者が、通常有すべき知識及び技術の程度を基準とする。
受験資格 計装工事の設計・施工の実務経験5年以上の者。
(2級有資格者は4年6ヶ月)
※1級の実務経験年数には、指導監督的実務経験1年以上を含む。
計装工事の設計・施工の実務経験2年以上の者。
試験形式 学科試験
・学科A・・・3時間(マークシート方式)
・学科B・・・1時間(マークシート方式)
実地試験
・選択・・・2時間(記述式)
・共通・・・2時間(記述式)
合格基準 学科試験及び実地試験のそれぞれにおいて、55~65%の正解率の範囲から決定

試験内容
1級
  学科試験
    ①計装一般、②計器、③計装設計、④工事の積算、⑤検査と調整
    ⑥工事施工法、⑦安全衛生、⑧法規
  実地試験
    ①工事計画、②材料並びに製品の判定、③計装設計、
    ④計装工事設計、⑤制御ロジック、⑥検査調整、⑦安全衛生、
    ⑧計装工事材料積算・計装工事工数積算
2級
  学科試験
    ①計装一般、②計器、③計装設計、④検査と調整、⑤工事施工法
    ⑥安全衛生、⑦法規
  実地試験
    ①工事計画、②材料並びに製品の判定、③計装設計、
    ④計装工事設計、⑤制御ロジック、⑥検査調整、⑦安全衛生、
    ⑧計装工事材料積算・計装工事工数積算

計装士試験 試験で問われるもの

計装士の資格取得者として求められる対象として、「計装工事における技術者が、通常有すべき知識及び技術の程度を有する者」と定義されており、試験では十分な知識や技術能力があるかが問われます。
学科Aでは計装一般知識、プラント・ビル等の計装設備について、学科Bでは施工管理法や関係法令について出題されます。「電気工事施工管理技士」、「管工事施工管理技士」、「電気通信工事施工管理技士」の資格を取得していると学科B試験を免除することができます。先にそちらの資格取得を目指すのも方法でしょう。
実地試験では選択式のマークシート方式ではなく、記述式で、設備計画や設備設計図の出題に答えることになり、学科試験時より深い知識が問われます。

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計装士試験の過去問は日本計装工業会からのみ購入できる

計装士試験の受験資格は、1級は、設計・施工の実務経験5年以上か、2級取得後4年6ヶ月以上であることです。2級は、設計・施工の実務経験2年以上で受験資格が得られます。計装士試験は、1級、2級ともに、学科試験と実地試験が行われます。それぞれの合格率は、1級の学科試験は62%、実地試験は85%で、総合で53%です。一方、2級では、学科試験が60%、実地試験が90%と、総合で53%で、1級、2級とも受験者の半数は合格することから、建設工事に必要な土木工事施工管理や管工事施工管理に比べれば、難易度はさほど難しくないと言えます。なお、計装士試験に合格するための得点率は、学科・実地ともに55%~65%以上の得点が必要で、年度によって少し変わるようです。

計装士試験学科試験の内容は、1級も2級も、学科Aに3時間、学科Bに1時間の問題構成になります。学科Aの問題は、計装一般知識とプラントやビルなどの計装設備に関しての問題で、学科Bの問題は、プラントやビルなどの計装工事の施工管理と、関係法令についての問題です。問題内容はもちろん違いますが、1級も2級も同じ問題構成です。学科Aの試験内容は、計装一般・計器・計装設計・工事積算・検査調整です。学科Bは、工事施工・安全衛生・法規です。この試験内容は、1級も2級も同じ内容です。また、学科試験は全てマークシート方式です。
学科試験から4か月後に実施される計装士試験実地試験の内容は、工事計画・材料・計装及び工事設計・制御ロジック・検査調整・安全衛生・材料および工数積算で、解答は記述式と一部作図が行われ、解答時間は4時間です。

計装士試験の勉強法ですが、計装という特殊な分野の科目であるため、計装に特化したテキストと過去問数年分を繰り返し、勉強することが効果的です。ただ、計装士試験用の過去問は、日本計装工業会からしか購入できないため、テキストと数年分の過去問が一緒になった、テキストを手に入れて勉強するのがおすすめです。テキストは学科用途実地用が用意されているため、両方を手に入れる必要があります。本来、日本計装工業会のホームページでは出題された、計装士試験問題が公開されますが、すぐに公開中止されるため、ネット上から過去問を手に入れることはできません。
計量士試験を受験する人は、日常、計装に係る仕事に従事しているため、普段から実際の計装を勉強し、覚えておくことや先輩から教わったことはメモします。後でメモを整理しておくことで、受験勉強のときに現場と繋がって覚えることができ、勉強の効果が出ます。


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