2級 学科試験 過去問と出題傾向/施工管理法1/管工事施工管理

施工管理法 1 過去問/2級 管工事施工管理 学科試験

[施工計画 No.29]

施工計画全般

2管工事 学科  R02-30-1 R02-30-3 R02-30-4 H30後-29 H29-29 H26-29 H25-29
総合計画段階で行う業務
・工事請負契約書で、契約の内容を確認しておく
・設計図で、工事内容を把握して必要な諸官庁への届けを確認する
・特記仕様書で、配管の材質を確認しておく
・設備工事の総合工程表は、建築工事との調整を図るため、工程表を十分に検討し、作成する
・性能試験成績書による、機器の能力の確認は施工中に行っておく
・工事区分表により、関連工事との工事区分を確認しておく
・敷地周囲を調査して、ガス管の引込位置を確認しておく
・試運転調整計画は、工事完了前に計画されている
・給排水管接続工事や受電の完了後にできるように、試運転調整の開始時期を決定する
・設計図書にくい違いがある場合は、現場代理人で判断せず、監理者に報告し指示を受ける
・材料、機器について、発注、納期、製品検査の日程等を計画し、メーカーリストを作成する
・敷地の状況、近隣関係、道路関係を調査し、設計図書で示されない概況を把握しておく
・施工上の納まり、他工事との取り合いについても調整しながら施工図を作成する
・工事工程に支障のないように、作成順序、作成予定日等を定めて施工図を作成する
・設計図書に定める品質、性能を有するものであれば仮設機材は、新品・中古品は問わない
・コスト、品質、性能のほか、納期についても考慮して機器を選定する
・工程計画は、工事着工前の届出や工事施工完了後の後片付けも工程に入れて立案する

2管工事 学科  R02-30-2 R01後-29 R01前-29 H30前-29 H28-29 H27-29 H23-29 H22-29
公共工事の施工計画
・現場の工事組織は、主任技術者は現場代理人が兼任することとして計画する
・現場代理人は、主任技術者を兼任することができる
・設計図書に特別の定めがない場合、仮設計画は、請負者の責任において定めてもよい
・標準仕様書と設計図面の内容に食い違いがあった場合は、設計図面を優先させる
・施工計画書の優先順位は、見積要領書、特記仕様書、設計図、標準仕様書の順になる
・設計図書の優先順序は、質問回答書、現場説明書、特記仕様書、図面、標準仕様書になる
・施工計画書を作成し、作業員に工事の詳細を徹底させる
・施工計画書は、監督員の承諾が必要である
・施工計画書に記載された品質計画は、その妥当性について監督員の承諾を得ておく
・工事に使用する機材は、特別の定めがない場合は新品とし、仮設材は新品でなくてもよい
・工事組織の編成、実行予算書の作成、工程・労務計画の作成などの着工前業務がある
・作成範囲、順序、作成予定日等を定めた施工図作成計画表に基づき施工図を完成させる
・設計図書や工事関係図書は、工事の施工に使用する以外のために第三者に使用させない
・設計図書の中にくい違いがある時、現場代理人が判断せず、監理者へ報告し指示を受ける
・機器類の搬入時期の決定には、搬入口、搬入経路等の工程や機器類搬入後の工程を考慮する

2管工事 学科  R02-29
工事完成時の提出図書
・空気調和機等の機器の取扱説明書
・官公署に提出した届出書類の控え
・風量、温湿度等を測定した試運転調整の記録

以下のものは該当しない
・工事安全衛生日誌等の安全関係書類の控え

[工程管理 No.30~No.31]

各種工程表の特徴

2管工事 学科  H30後-31 H30前-31-4 H29-31 H28-31 H27-31  H26-31 H25-31 H24-31 H22-31
バーチャート工程表の特徴
・バーチャートは容易に作成するこができ、比較的小さな工事に適している
・バーチャートは、ガントチャートより必要な作業日数を把握しやすい
・縦軸に各作業名、横軸に暦日と合わせた工期をとって作成する
・ネットワーク工程表に比べて、作業順序関係にあいまいさがでる
・各作業の所要時間が判断できないため、遅延した際に対策が立てにくい
・各作業の予定出来高から予定進度曲線と実施進度を比較して、進行度のチェックができる
・バーチャート工程表上の予定出来高から、予定進度曲線(Sカーブ)が得られる
・バーチャート工程表は、クリティカルパスが把握しにくい
・バーチャート工程表の欠点は作業間の関連が明確ではないことである
・バーチャート工程表は、工事の進捗状況が把握しやすく、詳細工程表に使用される
・バーチャート工程表は、横軸が暦日になり、各作業の施工時期や所要日数がわかりやすい

2管工事 学科  R01後-31-3 H30後-31-4 H30前-31 H29-31-4 H28-31-2 H27-31-2 H25-31 H23-31
ネットワーク工程表の特徴
・ネットワーク工程表は、作業が遅れた際の対策が立てやすい
・ネットワーク工程表は、他工事との関係が把握しやすい
・工事途中での工事内容の変更に対応しやすく、作業間の関連が明確になる
・ネットワーク工程表は、余裕時間のフロートがわかり、労務計画や材料計画を立てやすい
・アロー型ネットワーク工程表と呼ばれるネットワーク工程表は、作業内容を矢線で表示する

2管工事 学科  H30前-31-3  H28-31-1  H27-31-1  H23-31
ガントチャート工程表の特徴
・ガントチャート工程表は、必要な作業日数の把握がしづらい
・ガントチャート工程表は、各作業の進行状態が達成度で把握でき、作成も容易である
・ガントチャート工程表は、各作業の現時点の進行状態を達成度で示すものである

2管工事 学科 R01後-31
その他の工程表の特徴
・横線式工程表には、バーチャートとガントチャートがある
・曲線式工程表では、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線に収まるように管理する
・曲線式工程表は、バナナ曲線とも呼ばれる
・タクト工程表は、同一作業が繰り返される工事に適している

2管工事 学科  R01前-30  H30前-30
工程表と用語の組合せ
  (工程表)         (関連する用語)
・バーチャート工程表  …  予定進度曲線
・ネットワーク工程表  …  ダミー、フロート、アクティビティー、イベント

[品質管理 No.32]

品質管理

2管工事 学科  R01後-32-2 H30後-32-4 H29-32 H28-32 H27-32 H26-32 H25-32 H24-32 H23-32 H22-32
全数検査
・防火区画貫通箇所の穴埋めの確認は、全数検査で行う必要がある
・排水管の通水試験は、全数検査で行う必要がある
・送風機の回転方向の確認は、全数検査で行う必要がある
・給水配管の水圧試験は、全数検査で行う必要がある
・埋設排水配管の勾配は、全数検査で確認する必要がある
・ボイラー用安全弁の作動試験は、全数検査で行う必要がある

2管工事 学科  R01後-32 H30後-32 H29-32 H28-32 H27-32 H26-32 H25-32 H24-32 H23-32 H22-32
抜取検査
・ダクトの吊り間隔の確認は、抜取検査で行う必要がある
・ダクトの寸法、板厚などの確認は、抜取検査を行う
・防火ダンパー用温度ヒューズの作動試験は、抜取検査で行う
・コンクリートの圧縮強度は、抜取検査で確認を行う
・配管振止めの取付け状況の確認は、抜取検査で行った
・配管の吊り間隔の確認は、抜取検査で行った
・配管のねじ加工の検査は、抜取検査で行った
・給水栓から吐出した水の残留塩素濃度試験は、抜取検査で行った
・抜取検査では、ロットで、合格、不合格の判定がされる
・抜取検査は、全数検査と比べて検査費用が安い

2管工事 学科  R01前-32  H30前-32
抜取検査の必要条件
・抜取検査では、合格したロット中に、一定割合で不良品混入を織り込んである
・抜取検査では、ロットの中からサンプルの抜取りがランダムに行える
・抜取検査では、品質基準が明確であり、再現性が確保されている
・抜取検査では、検査対象がロットとして処理することができる
・不良品の混入が許されない時は、全数検査を行う

2管工事 学科  R02-32  H28-32
品質検査
・完成検査時に、契約書や設計図書、工事記録写真、試運転記録などを用意する
・排水配管の通水試験実施で、立会計画を立て監督員に試験の立会いを求める
・排水用水中モーターポンプの試験で、レベルスイッチからの信号による発停を確認する
・防火区画を給水管が貫通する場所で、貫通部の隙間が不燃材料で埋め戻っているか確認する
・洗面器取付けにおいてがたつきがなく、付属の給排水金具等から漏水がないことを確認する
・高置タンク以降の水圧試験は、2倍の圧力が0.75MPa未満の時は、0.75MPaの圧力で行う

[安全管理 No.33] その1

工事現場の安全管理

2管工事 学科  R02-33-3  R02-33-2  R01前-33  H30前-33-3  H24-33-4
工事現場の安全管理
・作業床の高さが 1m の可搬式作業台には、手掛かり棒を取り付けておく
・高血圧症、低血圧症、心臓疾患等を有する作業員は高所作業に配置しない
・熱中症予防のため、気温の高い日に作業を行う場合、暑さ指数(WBGT値)を確認する
・電気機械器具には、感電防止の絶縁覆い等を設置する
・電気機械器具は、毎月1回点検を行い損傷の有無を確認する

労働安全衛生法

2管工事 学科  H30後-33-4  H29-33-2
安全施工サイクル
・安全施工サイクルでは、次の諸活動を計画にもとづき実施する
〇(毎日)安全朝礼、作業開始前KYミーティング
〇設備・機械・環境点検、測定
〇統責者巡視、作業中の指導・監督
〇安全工程打合せ、個別作業打合せ、持場片付け、終了時確認など

2管工事 学科  R01後-33
ツールボックスミーティング
・ツールボックスミーティングでは、予想される危険事項等について短時間の話し合いをする
・ツールボックスミーティングは、必要であれば、昼食後に行われることもある

労働安全衛生規則

2管工事 学科  H28-33-2
18条の1 作業主任者の氏名等の周知
・事業者は、作業主任者の氏名、行なわせる事項を作業場に掲示し、関係労働者に周知する

2管工事 学科  H30前-33-2 H28-33-4 H27-33-1 H26-33-4 H25-33 H23-33
36条 特別教育を必要とする業務
・事業者は、業務に労働者をつかせるときは、安全・衛生のための特別の教育を行う
〇 アーク溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断等の業務  3項
〇 作業床の高さ10m未満の高所作業車運転業務  10の5項
〇 小型ボイラー取扱業務  14項
〇 玉掛(1トン未満のクレーン、移動式クレーン、デリック)業務  19項
〇 酸素欠乏危険作業にかかる業務  26項
〇 足場の組立て、解体、変更の作業に係る業務  39項
〇 建設用リフトの運転の業務  18項
〇 ゴンドラの操作の業務  20項
〇 研削といしの取替え又は取替え時の試運転の業務
〇 コンクリートポンプ車の圧送等の装置の操作の業務

2管工事 学科  H30後-33-1  H29-33-1  H27-33-3  H26-33-2  H24-33-3
111条 手袋の使用禁止
・事業者はボール盤などの回転する刃物を使用する作業の時は、労働者に手袋を使用させない

2管工事 学科  H30前-33-1
151条の4 作業指揮者
・車両系荷役運搬機械等を使い、重量が100kg以上の物を積む作業では指揮者を定める
一 フオークリフト
二 シヨベルローダー
三 フオークローダー
四 ストラドルキヤリヤー
五 不整地運搬車
六 構内運搬車(専ら荷を運搬する構造の自動車)
七 貨物自動車(専ら荷を運搬する構造の自動車)

2管工事 学科  H30後-33-2  H29-33-4
352条 電気機械器具等の使用前点検等
・電気機械器具等を使用する際は、器具使用前にそれぞれの点検事項について点検をする
・異常があった場合は、直ちに補修し、取り換える
・交流アーク溶接機を使用する作業の継続期間中の点検は、その日の使用開始前に行う

2管工事 学科  H29-33-3  H27-33-2
518条 作業床の設置等
・事業者は、高さが2m以上の箇所で作業の際は、足場を組み立てる等作業床を設置する
・作業床の設置が困難である場合は、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる

2管工事 学科  H30後-33-3
519条の1 作業床の設置等
・事業者は、高さが2m以上の作業床の端、開口部、等には囲い、手すり、覆い等を設置する
・高所作業の際は、手すりや防護網の設置、安全帯の使用等、落下や墜落防止の措置を講じる

2管工事 学科  H28-33-3  H24-33-2
527条  移動はしご
・移動はしごは、丈夫な構造であること
・移動はしごの材料は、腐食や著しい損傷等がないものを用いる
・移動はしごの幅は、30cm以上であること
・転位を防止するため、すべり止め装置を取付ける等、必要な措置を講ずること

2管工事 学科  H28-33-1  H26-33-3
528条の3 脚立
・作業所内で使用する脚立については、脚と水平面の角度を 75度 以下とする
・折りたたみ式の脚立は、脚と水平面の角度を、確実に保つための金具等を備えたものとする

2管工事 学科  H30前-33-4  H26-33-1  H24-33-1
563条の1-2 作業床
・高さ2m以上の足場の幅は、40cm 以上とすること
・高さ2m以上の足場の床材間のすき間は3cm以下にすること
・高さ2m以上の足場は、床材と建地との隙間を12 cm未満にすること

[安全管理 No.33] その2

酸素欠乏症等防止規則

2管工事 学科  R01後-33  H27-33-4
2条の1 定義
・空気中の酸素の濃度が 18% 未満である状態のことを酸素欠乏という
・空気中の硫化水素の濃度が百万分の十を超える状態のことを酸素欠乏という
・空気中の酸素濃度のほか、酸素欠乏対策として、硫化水素の濃度も確認する

2管工事 学科  R02-33-1  R01前-33-4
11条 作業主任者
・既設汚水ピット内の作業前時の酸素濃度測定は、酸素欠乏危険作業主任者が行う
・事業者は、酸素欠乏危険作業主任者に、次の事項を行わせなければならない
一 労働者が酸素欠乏の空気を吸わないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮する
二 作業を開始前や、労働者の身体、換気装置等に異常があった時、酸素濃度を測定する
三 空気呼吸器、換気装置、測定器具等の器具や設備を点検すること
四 空気呼吸器等の使用状況の監視をすること

クレーン等安全規則

2管工事 学科  R02-33-4  R01前-33-1
66条の2 作業の方法等の決定等
・クレーンの転倒防止に、位置、敷設の措置、アウトリガーの張り出し等に関する事項がある

施工管理法 1 出題傾向/2級 管工事施工管理 学科試験

◎は、予想が的中したものです。

重点予想 R02 R01下期 R01上期 H30下期 H30上期 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22
[施工計画 No.29]  
施工計画全般  
 総合計画段階で行う業務
 公共工事の施工計画
 工事完成時の提出図書
[工程管理 No.30~No.31]  
各種工程表の特徴  
 バーチャート工程表の特徴
 ネットワーク工程表の特徴
 ガントチャート工程表の特徴
 その他の工程表の特徴
 工程表と用語の組合せ
[品質管理 No.32]  
品質管理  
 全数検査
 抜取検査
 抜取検査の必要条件
 品質検査
[安全管理 No.33]  
工事現場の安全管理  
 工事現場の安全管理
労働安全衛生法  
 安全施工サイクル
 ツールボックスミーティング
労働安全衛生規則  
 18条の1 作業主任者の氏名等の周知
 36条 特別教育を必要とする業務
 111条 手袋の使用禁止
 151条の4 作業指揮者
 352条 電気機械器具等の使用前点検等
 518条 作業床の設置等
 519条の1 作業床の設置等
 527条 移動はしご
 528条の3 脚立
 563条の1-2 作業床
酸素欠乏症等防止規則  
 2条の1 定義
 11条 作業主任者
クレーン等安全規則  
 66条の2 作業の方法等の決定等