技術士第一次試験 01


技術士の定義は、「技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項について、計画・研究・設計・分析・試験・評価・これらに関する指導の業務を行う者」とされています。技術士の資格は、最も難易度の高い資格です。技術士になるためには、技術士第一次試験に合格して、数年の実務経験の後に技術士第二次試験が受験でき、これに合格して技術士の称号が与えられます。まずは、技術士第一次試験に合格してからの話です。
技術士第一次試験の受験資格は、特に設けられておらず、誰でも受けることができ、一次試験の合格率は例年50%程度と高い水準です。これなら受かりそうと思ってはいけません。技術士第一次試験の試験内容について後ほど触れますが、非常に広範囲に渡る科目数があり、どれも大学レベルの問題が出題されます。したがって、合格率が高い理由は、長い時間を掛けて受験勉強をしていて、大丈夫と思った段階で受験した結果だからでしょう。ちなみに二次試験では、論文型式の筆記試験と面接があって、合格率は15%前後です。

試験の内容、出題分類、合格率/技術士第一次試験

試験内容

科目 出題内容 試験時間
Ⅰ 基礎科目  科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題 1時間
Ⅱ 適性科目  技術士法第四章の規定の遵守に関する適正を問う問題 1時間
Ⅲ 専門科目  当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題 2時間

Ⅰ基礎科目 : 15点満点(五肢択一)
 1.設計・計画
 2.情報・倫理
 3.解析
 4.材料・化学・バイオ
 5.環境・エネルギー・技術
分野ごとに6問出題されるうち、それぞれ3問を選択し解答をする。

Ⅱ適正科目 : 15点満点(五肢択一)
 ・技術士法第4章の内容、技術士倫理に関する出題がおこなわれる。
 ・15問の出題に対し、全問解答を行う。

Ⅲ専門科目 : 50点満点(五肢択一)
 ・受験願書提出時に選択した、技術部門の解答を行う。
 ・35問出題の中から25問を任意に選択し解答を行う。
 ・1問2点×25題=50点満点となる。

合格基準

基礎科目、適正科目、専門科目の三つの科目で、それぞれ正答率50%以上が合格基準です。

技術士第一次試験の内容は、大きく分けて、基礎科目1時間、適正科目1時間、専門科目2時間の3つに分けられ、同じ試験日に実施され、いずれも5肢択一問題です。基礎科目は、科学技術全般にわたる基礎知識で、設計・計画、情報・論理、解析、材料・化学・バイオ、環境・エネルギーの5つの分野の問題を解答します。それぞれの分野から6問出されますが3問選択して解答できるため、不得意問題は初めから捨てるという方法もとることができます。ただし、年ごとに難易度が違ってきますので、全問解答できる準備はしておいて、簡単なものを選んで3問解答するのが現実的かもしれません。また、基礎科目の得点力が全体的に弱く、他の2分野で高得点をとっても基礎科目の得点が悪く、一次試験を不合格となるケースが多く見られます。適正科目は、技術士法第四章(技術士義務)規定に関する問題15問が出され、空欄を埋める語句の5肢択一問題です。範囲が限られているためか、例年100%近い得点率の分野です。

技術士第一次試験で問われるもの

技術士第一次試験は、技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び法第四章の規定の遵守に関する適正、並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するかどうかを判定する試験です。
試験の内容は、大学のエンジニアリング課程(工学、農学、理学等)修了程度とされています。
試験問題は基礎知識を確認する出題となっており、過去問題からの引用も多く見られます。問題集や参考書を活用しながら勉強することで独学であっても十分に合格を狙うことができます。

技術士第一次試験の専門科目は、機械、衛生工学、船舶・海洋、農業、航空、電気電子、森林、水産、化学、経営工学、繊維、情報工学、金属、応用理学、資源工学、建設、生物工学、環境、上下水道、原子力の20の専門分野に分かれ、それぞれその分野の専門的な問題が出されます。例えば、機械専門分野では、材料力学、機械力学、制御工学、熱工学、流体工学から35問出題され、その中から25問選んで解答すればよいことになって、対策として、どうしても不得意分野は捨てることも可能です。しかし、合格水準が50%以上ということから、選択する問題を少なくすることは残った問題の合格率を上げる必要があるため、できるだけ全問に挑戦すべきです。その方が、過去問にない初めて出る問題や複雑な計算は捨てるなど自由に解答するべき問題を選べ、有利かもしれません。

過去問と解答速報/技術士第一次試験

技術士第一次試験の勉強法は、全体的に大学で学ぶ基本はできているという前提で、過去問を、問題集10年分と参考書を繰り返し勉強することが効果的です。例えば、専門分野の機械の令和2年の問題を見ると、19問が過去8年の問題と同じ問題が出ています。同じ問題でも数値が少し違っているだけで、解法は同じです。他にも類似した問題が数問あって、これらの過去問を完全にクリアできれば、合格点の50%以上の正答は可能です。
過去問の勉強方法として、問題集や参考書の解法や模範解答は参考としても、計算問題であれば、自分で解いてみる、記述式なら参考書などで解説に書いてあることの理論的な裏付けを調べることがポイントです。そうすることで、類似問題が出ても迷うことなく解答することができます。また、ネットにある信頼できる理論的な情報も役立ちます。勉強法に関してもう一つのポイントは、毎日の勉強スケジュールを組んで、仕事を抱えながらの勉強となっても、スケジュールは曲げないように強い気持ちで取り組むことです。

技術士第一次試験 基礎・適正科目 参考書・問題集のランキング

基礎・適正科目 参考書のランキング/技術士第一次試験

基礎・適正科目 問題集のランキング/技術士第一次試験

技術士第一次試験 専門科目(建設部門) 参考書・問題集のランキング

専門科目(建設部門) 参考書のランキング/技術士第一次試験

専門科目(建設部門) 問題集のランキング/技術士第一次試験

技術士の業務内容は、大学や公的研究機関で教育・研究を行う、知的財産評価者として技術的評価を行うなど多岐に渡ります

 技術士とは、科学技術に関する高度な専門知識と応用能力を持った技術者のことをいいます。 技術士は、文部科学省が管轄する国家資格となっており、その業務については技術士法で規定されています。 法律の条文では、計画、研究、設計、分析、試験、評価又は、これらに関する指導の業務が、技術士の業務と規定されています。 また、技術士が、行うことができる業務内容は、非常に幅広いものとなっています。 技術士の業務内容は、コンサルティング業務のほか、企業内における技術業務のリーダー、公務員技術史として行政業務にあたります。

 技術士とは、文部科学省が認定した技術士法に基づいて国家試験に合格し、登録した人に与えられる名称独占の資格です。 技術士は、科学技術に関する技術的専門知識と、高度な応用力および豊富な業務経験を持ち、 交易を確保するため高い技術者理論を備えていることを国によって認められた技術者です。 産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼすべての分野で、21の技術部門があります。 技術士の業務内容は、大学や公的研究機関で教育・研究を行う、弁護士等とともに知的財産評価者として技術的評価を行うなど多岐に渡ります。


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過去問と解答速報『資格試験_合格支援隊』
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