エクステリアプランナー試験 01


エクステリアプランナーは、園庭やブロック工事などといった、外構工事に係るエクステリア工事を行うにあたり役立つ資格です。資格試験は公益社団法人日本エクステリア建設業協会が実施しています。試験には1級と2級の区分があります。独学でどちらの級を目指すにしても、過去問題などがまとめらている問題集や参考書、模範解答や解説、解答例を活用して学習を行うことが大切となります。勉強方法を検討する時には、こうした参考書から過去問を紐解き、試験問題を予想して対策する方法がおすすめです。合格発表日に最高の瞬間を迎えるためにも、日々の努力を怠らずに繰り返し勉強を行うことが、重要なポイントとなるのは言うまでもありません。

エクステリアプランナー試験の受験情報

試験コース 1級 2級
試験の程度 エクステリアの設計・施工に必要とされる専門的な知識と技術を基準とする。 エクステリアの設計・施工を行う者として有しておかなければならない基本的な知識を
基準とする。
受験資格 下記のいずれかの資格を取得していること
・建築コンクリートブロック工事士
・1級・2級建築士、木造建築士
・1級・2級建築施工管理技士
・1級・2級造園施工管理技士
・1級・2級土木施工管理技士
・給水装置工事主任技術者
・2級エクステリアプランナー
※2級エクステリアプランナーは、エクステリア関連業界で3年以上の実務経験が必要
制限なし
試験内容 〇学科試験
・マークシート試験(五肢択一方式 全50問)
 ①エクステリア概論
 ②法規
 ③プランニング
 ④構成部品
 ⑤植栽
 ⑥構造
 ⑦原価管理
 ⑧工程管理
 ⑨施工
〇実地試験
・設計図の作成(A3用紙 2枚)
 作図用紙1枚に平面図を作図
 作図用紙1枚に立面図と断面図の作図及び
 設計意図、植栽リストを記述
〇学科試験
・マークシート試験(五肢択一方式 全50問)
 ①エクステリア概論
 ②法規
 ③プランニング
 ④構成部品
 ⑤植栽
 ⑥原価管理
 ⑦工程管理
〇実地試験
・設計の知識
 穴埋め択一式、記述解答 10問
・ゾーニング図の作成(A3用紙 1枚)
 ① 計画の設計意図
 ② 部位とゾーニング計画の内容
 ③ ゾーニング図の作成
試験時間 〇学科試験 2時間
〇実地試験 3時間45分
〇学科試験 2時間
〇実地試験 1時間45分
合格基準 学科試験・実地試験 いずれも60点以上であること。

エクステリアプランナー試験 試験で問われるもの

試験ではこの資格試験を行っているJPEX(公共社団法人日本エクステリア建設業協会)から出版されている、エクステリアプランナーハンドブックのテキスト内容が出題されます。そのため公式のテキストを中心に勉強を行うようにしましょう。公式テキストの構成は以下のようになっています。
①概論、②法規、③プランニング(計画)、④構成部材
⑤植栽、⑥構造、⑦原価管理
⑧工程管理、⑨施工、⑩設計図の作成

エクステリアプランナー試験の合格率に目を向けると、1級が40%程度であるのに対し2級は60%を超える程度となっています。そのため、しっかりとした勉強方法を身につけることで、それほど苦労せず取得することができるはずです。それにはもちろん、建築や土木といったエクステリアに係る専門知識が備わってなければいけません。例えば実地試験では、実際に素早く製図をさせるような課題など、実務的な技能が求められています。特に1級に関しては、受験資格としてさまざまな建設関連の資格取得が条件となっていることから、それらの知識が備わっていることが前提となっています。逆に言えば、それらの知識さえあればそれほど難しくはありません。

エクステリアプランナー試験の過去問/ゾーニング計画

ゾーニング計画とは、エクステリアの構成要素をどのように配置すべきか検討することである。
敷地条件や道路の状況、周辺環境、施主の要望や生活動線などの条件に応じて、配置・動線・視界を計画する。
工クステリア計画では、機能面を先に決定してから、意匠的な面の計画へと進めること。

ゾーニングは、次の手順で計画する。
① 門・塀廻りのスペース
② 駐車・駐輪スペース
③ アプローチの空間
④ 主庭のスペース
⑤ 裏庭のスペース
⑥ サービスヤードの空間

① 門・塀廻りのスペース

・門廻りは建物の顔の部分なので、可能な限りゆとりを持たせ、狭くても貧相なイメージにならないようにする。
・素材、色、高さなどに配慮する。
・駐車空間との関り含い、塀との調和、アプローチとの関り合い、街並みとの調和を考慮する。
・門と塀の構成が街並みに大きく影響する。
・門廻りは、駐車スペースの近くに設けると機能的である。
・玄関と正対しない配置とする。

・門は、内外を繁ぎ、隔てる、人の意識を切り変える場所である。
・道路に接して計画される他の工クステリア要素との関係が考慮されなくてはならない。
・街並みとの調和を図るよう周辺の住宅とのデザインの連続性や関連性について配慮する。
・通りに面する隣家との関係に注目し、相互が良い関係となる配置とデザイン性に配慮する。

② 駐車・駐輪スペース

・原則として隣地境界側に配置する。
・門廻りの近くに配置すると機能的な動線になる。
・車を停めてから道路に出ることなく、アプローチしアクセスでさる敷地内動線を考慮する。
・2台以上を注射させる場合は、直角と平行駐車の組合せで検討する。

駐車場を計画するチェックポイントは、次のとおりである。
・駐車場の寸法は、車のサイズと台数、駐車方式、道路幅員によって決定すること。
・複数駐車などの利用形態から、並列駐車と縦列駐車を決定すること。
・入出庫の安全と乗降時の安全に配慮すること。
・視界の確認、道路状況から駐車場の位置と駐車方式を決定すること。
・角地部の駐車や急勾配などの問題点を事前に確認すること。
・門、アプローチ、サービスヤード、主庭との配置関係を確認すること。
・隣家や向かい住宅のエクステリアゾーンとの関係、前面道路からのトータル的な景観に問題はないか確認すること。

③ アプローチの空間

・門周りと玄関をつなぐ動線を確保する。
・居間など開口部と主庭への視線も考慮する。
・単調にならないよう変化を付け、動線の曲げる方向や角度を検討する。
・高低差のある敷地では、階段の位置と段数も決める。
・動線には、S字、L字、クランクなどのパターンを考慮し、シンボルツリーや植込み空間も検討する。
・アプローチは、舗装仕上げや形態が空間の良し悪しを決めるので、園路というより道空間として計画する。

・アプローチは、敷地の外と住宅を結ぶルートであり、門まわりと共にその住宅の印象を決定する工クステリアソー ンである。
・アプローチのとり方は、建物の玄関位置や道路と敷地の関係、敷地の形状利用方法により異なってくる。
・門扉を開けたとき防犯のため、道路側から直接玄関が見通せないのが良いとされている。
・門から奥の景色を垣間見せることにより、向こうに何があるのだろうか、と期特させるような空間づくりを行うことが重要である。

アプローチ計画のチェックポイントは、次のとおりである。
・デザイン様式は、建物と調和しているか。
・建物や主庭との位置関係を考慮しているか。
・プライバシー保護や道路からの見え方など、動線や視線の検討を十分行ったか。
・建物の様式や色彩の調和、滑りの危険防止など、仕上げ材料やデザインに違和感はないか。
・気持ちの切り替え空間としての機能、物理的に必要な寸法などの確保はできているか。
・植栽などの配置により、潤いある空間になっているか。

④ 主庭のスペース

・居間などからの視線や動線を考慮する。
・日当りがよく、出来るだけまとまったスペースを確保する。
・ウッドデッキ、テラス、椅子やテーブルを設置できる広さが必要である。
・植栽の位置や種類、本数も、ゾーニングの段階で計画しておく。

⑤ 裏庭のスペース

・東西に面した部屋、浴室前などに配置し、目隠しも含め検討する。
・裏庭部分は目当りが悪くなるので、デザインで力バーする。
・裏庭は、居間からの見る方向を意識して計画する。
・裏庭は、建物に囲まれた空間になるため、建物のの外壁や屋根を考慮した計画とする。
・植栽は、日当たり、地温、排水などに注意して計画する。

⑥ サービスヤードの空間

・建物周囲に、道路から勝手口への動線確保、庭や駐車空間への動線を考慮し、日常生活の使いやすい空間としてのサービスヤードを配置する。
・勝手口の近くではゴミ置場として活用できる。
・ある程度のスペースを確保して、生活の外部軽作業空間、物置、洗濯干し場、収納、洗い場など、生活に便利な空間を効率良く計画する。

正しい勉強方法を身につけると、エクステリアプランナーの資格は取得しやすくなる

エクステリアプランナー試験の受験資格は、1級と2級で異なります。2級がだれでも試験を受けることができることに対して、1級は「建築コンクリートブロック工事士」、「1級または2級建築士」、「木造建築士」、「1級または2級建築施工管理技士」、「1級または2級土木施工管理技士」、「1級2級造園施工管理技士」、「給水装置工事主任技術者」のいずれかの資格を保有している必要があります。また、2級エクステリアプランナーを取得している場合は、関連業界で3年以上の実務経験があれば受験をすることが可能です。もちろん、2級よりも1級の方がより難易度は高くなっていますので、自分の実力に合わせてどちらを受験するか決断しましょう。

1級・2級の試験日は年に1回となっています。資格取得を目指す専門学校では、試験後に解答速報などを提供している場合もあります。また、公益社団法人日本エクステリア建設業協会のホームページでも過去の問題と解答についても提供しています。2級の学科では「エクステリア概論」、「法規」、「プランニング」、「構成部材」、「植栽」、「原価管理」、「工程管理管理」を、実地では「設計図作成の知識」と「ゾーニング図の作成」が出題されます。一方の1級の学科では「エクステリア概論」、「法規」、「プランニング」、「構成部材」、「植栽」、「構造」、「原価管理」、「工程管理」、「施工」を、実地では「設計図の作成」が出題されます。


タイトルとURLをコピーしました