現場代理人の土木施工管理レポート NO.9、砂防工事


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土木施工管理技士試験/経験記述、実地試験、学科試験の過去問、出題予想と解答例

現場代理人の土木施工管理レポート/砂防工事。コンクリート打設前までの間、鉄筋型枠に氷雪が付着しないように、水などを除去し、シートをかけておきました。コンクリートは凍害を防ぐためAEコンクリートを使用し、単位水量を少なくしました。

工事名  : ○○川荒廃砂防工事

工事名  : ○○川荒廃砂防工事
発注者  : ○○県○○土木事務所
工期   : 平成○年○月~平成○年○月
主な工種 : 砂防ダム工
施工量  : 堤体高 H=6.0m、堤体長 L=50.0m、コンクリート打設量 2,500m3

現場での課題と対策 :

工事は、7月~8月の気温の高い季節(日平均気温25℃を超える時期)に暑中コンクリートを打設する砂防ダム工事でした。暑中コンクリートは、スランプ、空気量等の品質変動が大きくなるため、打設温度、養生方法、脱型の時期等の管理が、品質管理上の最も重要な課題でした。

生コン160-5-80-BB特注品であったため、事前に試験練りをし、所定の品質を確認しました。スランプ管理は打設ごとすべてに行いました。空気量を規格値内で管理しました。コンクリートの打設は夏期であるため、気温25℃以上では中止し打設時間を調節しました。水養生をし20℃前後の適温とするように努めました。打設完了は1時間半以内としました。打継目処理、レイタンス除去は、コンクリート硬化前にジェットウォーターポンプとワイヤブラシを併用して行いました。圧縮試験で所定強度を確認し脱型しました。

工事名  : ○○川通常砂防工事

工事名  : ○○川通常砂防工事
発注者  : ○○県○○土木事務所
工期   : 平成○年○月~平成○年○月
主な工種 : 土工、コンクリート工、護岸工
施工量  : 掘削土量 3,500m3、コンクリート打設量 800m3、大型ブロック積工 300m2

現場での課題と対策 :

工事は、降積雪の多い山峡に床固工(落差工)2基と重力式コンクリート擁壁1基を新設する工事でした。擁壁工のコンクリート打設は、工期の関係もあり1月~2月となりました。当地域の冬は気温4℃以下、夜間は氷点下になる日が続くため、寒中コンクリートを使用するものとしました。寒中コンクリートの配合、打込み、温度養生、型枠脱型時期の管理が、本工事の品質管理上の重要な課題でした。

現場で講じた処置は次の内容でした。セメントの種類をポルトランドセメントに変更し、AE剤1%を混和し、凍結、融解抵抗性の改善を図りました。コンクリートの打設時の温度を7~5℃の範囲とするため、デジタル温度計で測定し、製造工場へ連絡して温度管理をしました。養生は全面をシートで覆い、ジェットヒーターで2日問保温養生しました。型枠の脱型時期は、打設時に採集したテストピースを現場養生し、強度45kgf/cm2以上となった時期から脱型しました。

工事名  : ○○川荒廃砂防工事

工事名  : ○○川荒廃砂防工事
発注者  : ○○県○○土木事務所
工期   : 平成○年○月~平成○年○月
主な工種 : 土工、コンクリート工、護岸工
施工量  : コンクリート打設量 V=150m3、コンクリートブロック積工 A=100m2

現場での課題と対策 :

工事は、砂防河川○○川の生態系の保全を図るため、魚道工を築造する工事でした。工期が1月上旬から3月上旬であり、この時期の現場付近の平均気温が4℃以下となることから、コンクリートの凍結の恐れがありました。そのため、寒中コンクリートを適用することとしました。寒中コンクリートの、打込み時の配合、打設方法、養生方法、型枠の脱枠時期などの管理が、本工事における、品質管理上の重要な課題でした。

コンクリートの配合は、AEコンクリートとし、工場での練混ぜ水を30℃程度に加熱し、打設時温度が10℃に保てるようにしました。打設方法については、低温時の打設を避けるため、午前10時から午後3時までとするとともに、打設前のコンクリート温度の低下をなくすため、プラントの連絡を密にし、現場での待機時間をなくすようにしました。養生については、短管サポート等で強固な骨組を組み立て、降雪等の対処をするとともに、ジェットヒーターを使用し、10℃以下にならないように養生しました。

工事名  : ○○地区通常砂防工事

工事名  : ○○地区通常砂防工事
発注者  : ○○県○○土木事務所
工期   : 平成○年○月~平成○年○月
主な工種 : 砂防ダム工
施工量  : 堤体高 H=12.0m、堤体長 L=75.0m、コンクリート打設 V=5,300m3

現場での課題と対策 :

工事は、寒冷地域である○○県○○地区に設ける、砂防ダム工事でした。コンクリート打設時期が10月下旬~3月上旬となり、特に、12月から2月には夜間の気温が氷点下になることもありました。また、当地域特有の積雪も加わり、コンクリートの凍結及び材料分離のおそれが懸念されました。コンクリートの配合、打込み、温度養生、型枠脱型の時期等の管理が、品質管理上の最も重要な課題でした。

現場で講じた処置は、次の内容でした。コンクリート打設前までの間、あらかじめ、鉄筋型枠に氷雪が付着しないように、水などを除去し、シートをかけておきました。生コン工場と打合せを行い、コンクリートは凍害を防ぐためAEコンクリートを使用し、単位水量を少なくしました。打込み時のコンクリート温度を15℃程度とし、打設後の養生温度は10℃前後に保つように、コンクリート全体を養生シートで覆い、練炭や石油ストーブを用いて保護しました。

1級土木施工管理技士の受験には学歴や保持資格によって必要な経験年数が変わります。そのため、願書提出を行う際に卒業証明書の取得や、実務経験の記述を行うことが必要です。卒業証明書の取り寄せには時間がかかりますので、取り寄せは早めに行うようにしましょう。また実務経験の記述にも時間がかかります。早めの願書の作成、提出を心がけましょう。
1級土木施工管理技士の受験の際には実務経験の記述を行う必要があります。その中でも受験の手引きの中の、土木施工管理に関する実務経験として認められている工事種別・工事内容をよく確認しましょう。もし、自分の実務経験が実務経験として認められていない場合、受験をすることができません。
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1級土木施工管理技士の資格を最短で取得する方法は、指定学科を卒業して3年の実務経験を取得するという流れです。指定学科は土木、電気、機械、建築等の学科が主な対象となっています。指定学科かどうかは一般財団法人全国建設研修センターのHPから確認することができます。

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